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畠山-神奈川県の山
畠山-神奈川県の山
東京湾を望む三浦アルプス縦走
東京湾を望む三浦アルプス縦走
【乳頭山山頂からの眺め】
○山行情報 | ||||
日程 | 2021年11月23日(火) | |||
山名(山域) | 乳頭山・畠山(三浦半島) | |||
入/下山地 | 東逗子駅 / 按針塚駅 | |||
メンバー | 林夫妻、嶋田、福島 | |||
行動時間 | 4時間30分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
9.2km | 652m | 646m | 21,300歩 |
○コース(タイム)
東逗子駅(09:13)-馬頭観音-(11:14)乳頭山-(12:19)畠山-(13:42)安針塚駅
《山概略》
乳頭山・畠山は三浦半島の中央部ある三浦アルプスと呼ばれる稜線上にある。標高は200m程度と低いが、三浦半島最高峰の大楠山でも242mでしかない。稜線の所々にある展望台からは、東京湾を一望することができる。駅から歩くことができるので、気軽に行くことができる。
《アプローチ編》
今月の山渓に今回のコースが紹介されていた。神奈川県の山はほとんど登り尽くしていたと思ったが、まだ未踏のコースであった。仲間を誘って早速行くことにした。
集合はJRの東逗子駅。この駅を利用するのも初めてだ。駅前にコンビニがあるので、コーヒーとおにぎりを調達して食べながら仲間を待った。
《畠山へ》
駅前の道を南にまっすぐ進み、小学校に突き当たるので左に進む。小学校のフェンスに二子山ハイキングコースに向かう矢印があるのでわかりやすい。途中までは二子山への道と同じなので、この先の案内でも二子山方面に向かって行く。
しばらく舗装道を歩き、住宅地から右手の山道へと入っていく。前日は大雨だったため、地面がぬかるんでいることが懸念されたが、それほど問題はなかった。ときおり眺望が得られる場所を通過しながら道なりに歩き、二子山分岐からは、馬頭観音の方へ進む。
カエンタケガ見つかったので絶対に触るなとの案内板があり、やがて馬頭観音に到着する。案内板によると、文政三辰(1820年)と刻まれ牛馬安全と書かれているそうだ。200年前からの通り道だったようだ。馬頭観音は頭に牛の頭を乗せた石像だ。
この日はやたらとヘリが上空を飛んでいてやかましかった。近くに海軍基地があるのでその関係かとも思われたが、やがて鉄塔工事のための荷揚げであることが分かった。ちょうど頭上でヘリがホバリングし、上の方で荷物を引き上げて去って行った。その際、けっこうな爆風を浴びることになる。ヘリは何往復もしているようだ。
要注意の分岐を通過し、海上自衛隊基地の見える展望台に立ち寄る。小高いこの展望台は奥へ降りても巻き道と合流できるようだが、滑りそうな下りだったので、来た道を戻って巻き道を進んだ。
ちょっとした岩場を登り、階段を上がると乳頭山の山頂(202m)に到着する。木立の中だが、一応眺望はある。三角点のようなものがあったが国土地理院の地図にはマークがないので、三角点ではないようだ。山頂は多少広さがあるので、昼食休憩とする。この日の昼食は崎陽軒の弁当である。駅弁の良いところは、びっしり詰まっているのでザックの中でひっくり返っても内容物が寄ったりしないことだ。
食事を終えると乳頭山を下る。畠山と観音塚の分岐が有り、畠山方面へ進む。観音塚方面は、先日登った仙元山に続く道である。このあたりから等間隔に石柱が何本も立っている。「東京湾要塞第一区地帯標」と書かれ、戦時中のもののようだ。当時は近寄れない場所だったのだろうか。そういえば、この近くの武山には、砲台跡があった。
畠山は塚山公園分岐からピストンとなる。分岐から100mで畠山山頂(205m)に到着する。ここには三等三角点がある。三面観音の石像が有り、奥の方へ行くと東京湾の眺望が有り、目の前に猿島が見える。乳頭山からそれほど時間は経ってないので、ここでは休憩せずに眺望を見る程度で分岐に戻る。
分岐からは下りである。鉄塔の下を通過し、鉄塔工事用と思われるグレーチングの階段を下る。側溝に沿った道を進み、横横道路下のトンネルを通り抜ける。トンネルの先はもう住宅地だ。道は舗装道路になり、塚山公園方面へ進む。
有料道路の脇の道を進み、やがて階段の上りとなる。階段をひと登りするとウイリアムアダムスの碑が有り、さらに登ると按針塚がある。この辺り一帯が塚山公園である。上ってきた階段を下り、公園の北にある港の見える丘へ行く。展望台からは東京湾アクアラインが見え、その手前には米海軍基地がある。ひときわ大きい艦艇は空母ロナルド・レーガンだ。展望台のベンチでひと休みし、来た道を少し戻り、右手の按針塚駅方面へ降りていく。
急傾斜の住宅地の中を降りていき、突き当たりの道を右に進むとやがて京急線の高架が見えてくる。高架をくぐると右手に安針塚駅があるのだが、左手にイタリアンの店があるので、最後にそこへ立ち寄り、小一時間食事をして駅に向かう。
《登山道の木の実》
【1.クサギ】 |
【2.イヌツゲ】 |
【3.カラスウリ】 |
Camera:CANON EOS M6