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大丸山-神奈川県の山
大丸山-神奈川県の山
横浜最高峰へのロングハイク
横浜最高峰へのロングハイク
【横浜市最高峰の大丸山】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年9月11日(日) | |||
山名(山域) | 大丸山(三浦半島) | |||
入/下山地 | 港南台駅/北鎌倉駅 | |||
メンバー | 林夫妻、山地、大冨、嶋田、福島 | |||
行動時間 | 5時間32分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
12.5km | 595m | 617m | --歩 |
○コース(タイム)
港南台駅(09:57)-(11:43)大丸山(12:13)-天園-(13:10)大平山-建長寺-(15:27)北鎌倉駅
《山概略》
横浜市の最高峰は大丸山の標高は156.8mであるが、大平山の近くに159m地点がある。横浜には高い山がないと嘆きたいところだが、市内は平地が少なく小山がうねうねと続いているので、自転車で移動するのは苦労する街である。このような地形はやはり人が住みにくいのだろう。古い歴史がない地域である。ちなみに東京23区の最高峰は、港区にある愛宕山の25.7mである。
《アプローチ編》
今回は横浜の最高地点をたどるハイキングで、JR根岸線の港南台駅をスタート地点とし、北鎌倉駅がゴールとなる。仲間に声をかけ6人で行くことになった。
《大丸山へ》
港南台駅10時集合で、6分前に到着する電車に乗り、改札を出るとすでに5人は到着していた。さっそく出発し、駅前の道を南に進んだ。しばらくは街中の舗装道を歩くことになる。環状3号に突き当たり左に曲がり、500mほど先を右に曲がる。道はやや下りで、高校を回り込むように左に曲がる。
周囲は急に緑が増え、里山の中へ入っていく。東急建設が保全活動を行っているようで、その看板が目立つ。遊歩道をしばらく歩くと、円海山周辺の市民の森案内板がある。見にくい看板で、左側が北となっているので方向感覚が麻痺してくる。このあたりは瀬上市民の森と言うそうだ。
森の中はトンボやバッタが飛び、稲も植えられている。土色をした瀬上池をのぞき込み、森の奥へと進む。道は尾根の登りとなり、ひと汗かく頃、中尾根休憩所のベンチで休憩する。
休憩後、更にひと登りすると、いっしんどう広場で、多くのハイカーが休憩している。山頂のようだがここは山頂ではない広場である。少し先に円海山の山頂(153m)があるのだが、私有地のため立入禁止となっている。
いっしんどう広場は四方に道が延び、南の金沢市民の森方面へ進んだ。少し歩くと大丸広場への分岐があるが、柵で進入禁止となっていて、道自体も藪となっている。長いこと道は閉鎖されているようだ。
しばらく平地が続き、武蔵と相模の国境を通過する。この尾根道はたたら師が通っていた古道でもあったようだ。このあたりの道は石畳となっている。
右手の眺望が開け、すぐしたに住宅が建ち並んでいる。区画は綺麗に等分に区切られているが、どの家も同じものがなく、統一性がない。奥にはうっすらと富士が見える。
横浜自然観察の森に入り、大丸山と書かれた道標がある。ここが山頂ではなく、隣の階段を上っていくと大丸山の山頂があるようだ。その階段を上っていくと広場に出て、四等三角点のある大丸山の山頂となる。横浜市最高峰の標高156.8mである。
山頂広場からは八景島方面の眺望が見られ、いくつかのテーブルが配置された休憩適地である。そのテーブルの一つを陣取って昼食休憩を取った。この日の昼食は、崎陽軒で買ったおべんとう秋。季節限定品だ。
昼食後、山頂広場の階段を降り、天園の方へ進む。道が二俣に分かれ、指導標も無いが、左の道を進む。 岩で囲まれた切り通しのよう場所を通り抜け、関谷奥見晴台からは一面に広がる墓地を見渡す。
黙々と歩いて行くと、正面からトレラン集団が歩いて来る。よく見ると会社の知人だった。久しぶりの山中での遭遇だ。
竹林を抜けると、天園の茶屋がある。結構盛況で多くの客が利用していた。その場は通り過ぎ、大平山の方へ向かう。登山道に隣接するゴルフ場は工事中で車道が造成されていた。その脇の細い登山道を進み、広場に出る。季節柄か広場は緑で覆われている。何度か通ったことのある広場だが、この時期に来たことは初めてかもしれない。
広場の奥の岩の小山を登ると大平山の山頂である。標高は159.2mで鎌倉市の最高地点と書かれている。柵に身を乗り出すと、みなとみらい方面を見渡すことができ、ランドマークタワーを確認することができる。このタワーはかつて日本一の超高層建築物だったが、現在は2番目で、高さは296.33mである。
大平山を越え山道は続く。緩いアップダウンが続き、建長寺裏手の高台には多くのハイカーが休んでいる。由比ヶ浜方面を見渡すことができる。
眺望を楽しみ、建長寺へ降りていく。建長寺通り抜けには拝観料が必要となる。半僧坊のところでその500円を支払う。半蔵坊の斜面には多くの天狗の像があり、それらを見ながら下っていく。
国の重要文化財の法堂には天井に雲龍図があるのだが、見るのを失念してしまった。2003年に描かれた比較的新しいものである。
建長寺を出て、北鎌倉駅に向かう途中、狸穴Cafeに立ち寄りビールで乾杯した。小一時間ほど滞在し、北鎌倉駅で解散となった。
Camera:CANON EOS M6