TOP > 神奈川県の山 > 大平山
鎌倉アルプス-神奈川県の山
鎌倉アルプス-神奈川県の山
天園ハイキングコースと古都めぐり
天園ハイキングコースと古都めぐり
【大平山頂から横浜方面】
○山行情報 | ||||
日程 | 2024年3月9日(土) | |||
山名(山域) | 大平山(三浦半島) | |||
入/下山地 | 北鎌倉駅/鎌倉駅 | |||
メンバー | 伊達、黒岩、長井、福島 | |||
行動時間 | 7時間1分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
11.4km | 227m | 235m | ---歩 |
○コース(タイム)
北鎌倉駅(9:54)-建長寺-大平山-天園-瑞泉寺-(14:10)鶴岡八幡宮-(15:50)鎌倉駅
《山概略》
鎌倉アルプスは、建長寺裏手にある勝上献展望台から大平山・天台山を通る標高100m余りの稜線で、天園ハイキングコースとも呼ばれている。駅から登る山なので、休日は多くのハイカーで賑わう山域である。下山後は鎌倉の史跡を見学するなど、充実した山歩きを楽しむことが出来る。
《アプローチ編》
北鎌倉駅が起点となる。休日の朝は多くのハイカーが駅前に集まり賑やかな場所だ。今回は少し遅めの10時集合としていて、その時間ギリギリに到着する列車で駅前に降り立った。駅前にはすでに皆集まっていて、挨拶も早々に建長寺の方へ歩き始める。
《鎌倉アルプスへ》
北鎌倉駅からは、線路沿いの道を鎌倉方面に進み、左手に円覚寺の階段を見て、踏切の先から県道の狭い歩道をしばらく歩く。左手の建長寺の大きな門が見え、その中へ入っていく。続いて巨福山と書かれた扁額の門をくぐり、拝観料を払う。
境内ではオカメザクラがピンク色の花を咲かせている。早咲きだがイギリスでカンヒザクラとマメザクラを交配して作られた種だそうだ。右手に国宝の鐘楼を見て、法堂の天井の雲龍図を拝観する。唐門の前を左へ行き、回り込むように奥へ行くと半蔵坊がある。
半蔵坊に向かって階段が続き、多くの天狗像を見ながら展望台に立つと富士山を拝むことが出来る。半蔵坊からさらに登り、数分で勝上献展望台に到着する。多くのハイカーがたむろしているが、ここからの眺望はそれほど良くは無い。みなとみらいや箱根の山並みが見えている。
稜線のハイキングコースを進み、それほど登ること無く大平山の山頂(159.2m)という場所に出る。鎌倉市最高地点と書かれている。柵越しに横浜方面が見え、その奥にうっすらと東京スカイツリーも見ることができる。
大平山頂から少し降りると広場と成っている。夏場は草ボーボーだがこの時期は見通しが良い。すぐ隣はゴルフ場のクラブハウスの建物がある。ハイカー用のトイレもあるので、このあたりで小休止する。
ゴルフ場のグリーンを見ながら道を進み、横浜市最高地点に立ち寄る。横浜市最高地点は他にもあったような気がしたが、ここは栄区の上郷町で高度159.4m。鎌倉市との境だが、なぜか鎌倉市の最高地点よりも高い。
横浜市最高地点の先にある天園で昼食休憩をしようと竹林を通り抜けてて行ってみると、人の気配が無い。張り紙によると修理のため閉鎖中とのことだった。仕方が無いので、先ほどの横浜市最高地点の近くに戻り、ちょっとした広場で昼食を取った。
昼食を終え、瑞泉寺方面へ降りていく。途中、従是右北条家の石柱がある。文政十二年と彫られているので、鎌倉時代では無く、江戸期の物のようだ。また近くには石を穿った祠がある。
フェンスに沿って階段状の小道を降りていくと住宅地に出て、山道の天園ハイキングコースは終了する。案内板があるので、瑞泉寺の位置を確認する。
瑞泉寺は鎌倉公方の菩提寺として夢窓国師によって建てられ、その境内は四季を通して花を楽しむことが出来る。鎌倉アルプスを歩いたときは必ず訪れているお寺である。この日はミツマタやツバキ、ハクモクレンが咲いていた。
瑞泉寺を出て鎌倉駅へ方面へ向かう。途中、鎌倉時代の遺跡が点在し、永福寺跡(つい最近、ブラタモリで紹介していた)、源頼朝の墓などに立ち寄る。そして最後に鶴岡八幡宮に入り、倒れた大銀杏のひこばえの成長具合を確認する。
鶴岡八幡宮の参道は一段高く作られ、段葛と呼ばれている。相模湾まで一直線に続くその道を歩き、最後の締めで食事をすることになった。どこも混んでる飲食店の中で比較的空いている山里というそば屋に入り、にしんそばを頂き腹を満たす。そして鎌倉駅前で解散となった。
Camera:CANON EOS R8