週末は野山にいます


茨城県の山

筑波山(2011.11.20)
八溝山(2023.11.12)
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筑波山-茨城県の山

筑波山-茨城県の山

奇岩の続くおたつ石コース

奇岩の続くおたつ石コース

【ロープウエイ駅から男体山を望む】

ロープウエイ駅から

○山行情報
日程 2023年11月11日(土)
山名(山域) 筑波山(関東
入/下山地 つつじヶ丘駐車場
メンバー 黒岩、山本、福島
行動時間 4時間20分
歩行 距離登り下り歩数
4.5km512m201m---歩

筑波山マップ

○コース(タイム)

つつじヶ丘(07:58)-弁慶茶屋跡-(09:29)筑波山-御幸ヶ原-(10:23)筑波男体山-御幸ヶ原-(12:17)女体山駅

 《山概略》
 筑波山は茨城県つくば市にある標高877mの山。男体山と女体山から成る双耳峰の山である。茨城県では二番目に高い山ではあるが、日本百名山としては最も標高が低い山である。

 《アプローチ編》
 今回、仲間と筑波山を登るにあたり、せっかく茨城まで出向くのだから、もう一つセットで登ることにした。土曜日は筑波山で、日曜日は八溝山を登る計画を立てた。土曜の早朝に横浜の自宅を出発し、首都高経由で常磐自動車道を走り、筑波山へ向かった。
 筑波山は過去に二度登っているが、今回は初めてつつじヶ丘から登ることにした。日本百名山最低標高の山にもかかわらず、つつじヶ丘からはロープウエイも出ている。駐車場も広く。人気の山であることがわかる。
 自宅から2時間半かけてつつじヶ丘の駐車場に到着。すでに標高は526mで、車の外に出るとひんやりと寒い。




 《筑波山へ》
 仲間とつつじヶ丘の駐車場に8時集合としていて、時間前に出発することができた。駐車場の登山口には「混雑のご案内」が書かれ、女体山まで通常1時間30分のところ、最大3時間30分かかるとある。さながら高速道路の渋滞情報である。今日はまさに天気の良い紅葉シーズンなので、登山道の渋滞が予想されるのだろう。渋滞発生予想時刻まではまだ2時間あるので、上りは大丈夫そうだ。速やかに登って下るのが吉のようだ。
 登山口からおたつ石コースでまずは弁慶茶屋跡を目指す。階段状の上り坂を進み、体が温まる頃に振り返ると東京方面の眺望が広がる。広い関東平野にスカイツリーや高層ビル群がよく見える。丹沢に行くと筑波山も見ることができるが、この日は雲が多く、筑波山からの丹沢は見られなかった。



 岩がゴツゴツと広がるあずま屋のある広場を経て、山道をひと登りすると筑波山神社からの道と合流し、弁慶茶屋跡がある。真新しいあずま屋の休憩舎ができていて、多くの登山者が休憩している。
 弁慶茶屋跡からは奇岩怪石が連続する。まずは、弁慶七戻りという石門。左右の岩に岩が挟まり、見る角度によっては岩が落ちてきそうな状態だ。弁慶は七度戻ったと言うが、登山者は何の関心も無く通り過ぎていく。写真を撮っているのも自分だけだった。続いて高天ヶ原、岩の上に登ると神社の祠がある。そして母の胎内くぐり。岩の隙間を通り抜けるものだが、これは難なく通り抜けることができる。名前のついた岩はまだしばらく続く。
 「この先渋滞ポイント」と書かれた赤い立て看板からは岩の上り坂となる。まだ渋滞にはなってないが、そこをひと登りすると岩でできた女体山の山頂となる。神社が有り、その先に岩の展望台とともに山頂の木柱がある。記念撮影のために行列ができている。岩の上からは関東平野を一望できる。



 女体山から御幸ヶ原を経て男体山へ向かう。この通りは銀座通りで、多くの登山者が行き交っている。御幸ヶ原は茶屋が立ち並び、賑わっている。男体山の上りは登山者と下山者が入り交じり、混雑している。頂上付近は舗装道となり、展望台を経て、神社の祠が建つ男体山頂(871m)に到着する。
 山頂の先には古い洋館が建ち、玄関にはステンドグラスがある。100年ほど前に立てられた日本初の山岳観測所ということだ。現在でも無人で観測は行われ、天気予報などに役立てられているそうだ。
 男体山頂から御幸ヶ原に戻り、柵で囲まれた「バーナーエリア」で昼食休憩にする。人の多いエリアでこのようなバーナーエリアを設けていただけるのはありがたい。初めて見たような気もする。湯を沸かして温かい珈琲を飲むことができた。



 昼食を終え、下山にかかるが、登山者はますます増えてくる。渋滞を避け、また昨日まで降っていた雨の影響で岩場は滑りやすいと言うことも有り、ロープウエイで下山することにした。女体山のロープウエイ駅までは山頂近くまで登らなければならないが、そこまではぞろぞろと列をなして進んだ。
 ロープウエイ乗り場にも展望テラスが有り、男体山方面などを望むことができる。ロープウエイの料金は759円。はフル稼働で動いている。1台見送りその次で乗ることができた。乗車時間は6分であっという間につつじヶ丘の駐車場に戻ってくることができた。
 早めに下山したのは次があるからだった。翌日は八溝山を登る予定で、宿のある大子町まで移動しなければならないからだ。茨城県は南北に長く、筑波山からだと結構距離があり、時間もかかりそうだった。駐車場で仲間と別れ、北へ向けて車を走らせた。

○今夜の宿
月居温泉滝見の湯白木荘★★★
準備中 場所:茨城県久慈郡大子町小生瀬2879-4(TEL:0295-76-0373)
泉質:アルカリ性単純温泉(源泉41.8度)
料金:5500円(素泊まり)
食堂:有り、露天:有り
Camera:CANON EOS 6D Mark II