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高取山-奈良県の山 高取山-奈良県の山 日本一の山城を文字通り登城 日本一の山城を文字通り登城 【石垣を見下ろす】
コース(タイム)高取町役場(08:04)-猿石分岐-(09:59)高取山-五百羅漢-(12:01)高取町役場
《山概略》
《高取山へ》 壺阪駅には高取城のポスターが貼ってあり、NHKの特集で日本最強の城に決定したと書かれるとともに、当時の城郭の様子をCGで再現した画像があった。山全体が城となっており、当時はさぞ壮観だったのだろう。 駅から国道の方へ進み、信号を渡った先の交差点を右に行くと城下の街並みで、土佐の街並みという。当時は500軒もの商家や武家屋敷が立ち並んでいたという。現在は、藩主下屋敷や植村家長屋門などがその面影を残し、観光案内所やカフェなどもこの通りにある。この日は大晦日の朝なので、人通りはほとんど無く、店も閉まっている。
街並をぬけると里山の風景となり、水車小屋があり、高取城の幟が続く。道は舗装道の登りで、しばらく進むと山道との分岐がある。車道は宗泉寺に続いているようだ。 植林の中は台風の影響か倒木が多いが、道自体は整備されているようで影響は無い。史跡高取城趾の石碑を通り過ぎ、道なりに進んでいく。一升坂と言うところを通るが、坂はずっと続いている。野面積みの石垣が現れ、ひと登りすると猿石が出迎えてくれる。明日香遺跡の猿石に似ていると思ったら、そこから持ち込まれようだ。石垣材となることをまぬがれたとの説もあり、現在は高取町の文化財となっている。
猿石の先に二の門跡があり、苔むした石垣がある。道なりに進み、池があり、松ノ門跡がある。杉の木が石垣を突き破って立っているのでこのあたりは自然林なのだろうか。 千早門跡を通過すると、いよいよ立派な石垣が現れる。本丸は近い。十五間多門跡の石垣の上に立つと下界の町並みがチラリと見える。本丸は広場になっていてその街側に天守台の石垣がある。このあたりで一番高いのがその天守台なので、高取山の山頂もそこで有ることが分かる。 天守台の上に立つと果たしてその中心に三角点(583.63m)が設置されている。点名は高取で、明治36年に設置されている。城は明治中頃に取り壊されているので、それほど時が経たずに三角点を据えたのだろう。天守台の上からは城郭の様子を見渡すことができるが、町並みはよく見えない。
天守を降りて下山する。案内板が無いので道が分かりにくいが、南西に下る道があるのでそこを進む。急な坂を下ると舗装道に出る。その舗装道を降りていくと、車止めがあり、その前に何台かの車が駐まっている。城に入る別の入口があるようだ。そこから舗装道と別れ、石段の上りが続く。ひと登りして小ピークに立つと神社がある。あまり人が立ち寄りそうも無いところだ。
小ピークを下り、樹林の中を進む。このあたりは指導標が充実し、壺阪寺の方へ向かう。しばらく道なりに進むと、五百羅漢がある。型で作ったような仏様が整然と並んでいる。 五百羅漢からは舗装道で、やがて壺阪寺の前に出る。寺は入場料が必要なこともあり入らなかった。駐車場の所にバス停があるが、タイミングの良いバスが無かったので、そのまま下ることにした。壺阪寺からは山道となり、車道の下を平行して続く。やがて高取町の集落に出て、そこからは舗装道を駅の方へ向かった。
城下の狭い道をスマホの地図を頼りに進み、やがて登ってきた道と合流する。駅まで戻るが、同行の仲間は大阪まで行くというので、一緒に車で行くことになった。そのまま駅を通り過ぎ、高取町役場の駐車場へ戻った。 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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