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中倉山-栃木県の山 中倉山-栃木県の山 緑の再生進む足尾の山 緑の再生進む足尾の山 【中倉山山頂】
コース(タイム)銅親水公園入口(08:16)-(09:07)中倉山取り付き点-(11:05)中倉山-孤高のブナ-中倉山(12:15)-(14:45)銅親水公園入口
《山概略》
《中倉山へ》 駐車場からは、銅公園越しに山肌もあらわな山が見えていて、中倉山もその方向にある。登山ルートは公園を通っていくのではないのだが、トイレを利用するために公園の方へ降りていく。立派な歩道橋(銅橋)を渡り、右手の堰堤に大きな壁画が見えてくる。これは陶板の壁画で日本最大規模だそうだ。二頭のカモシカが向かい合っている絵である。 駐車場に戻り、車で降りてきた道を登って行く。車止めのゲートを通過し、奥へと進む。左手に車も通れる低い橋があり、そこを渡る。下を流れる川は渡良瀬川水系の久蔵川である。
橋を渡って左に曲がり、水道橋の下をくぐる。道は林道で、左右には緑の無い木が生え、荒涼とした感じだ。道なりに進むと、やがて右手に登り口らしき場所がある。赤テープはあるものの、道標の類はないので分かりにくい。
山肌の直登に取り付き、急登が続く。道沿いにロープがあり、下りでは重宝しそうだ。つづらの登りとなり、ひと登りすると太いミズナラの木が立つ尾根のようなところに出るので休憩する。 一週間前のヤマレコの山行記録では、かなり雪が残っていたようであるが、この日は全く残雪は見られなかった。気温が高い日が続いたので、わずか一週間で消えてしまったようだ。多少雪の影響を心配したが、それは杞憂に終わった。
急登が落ち着き、緩やかな登りになると、ようやく山のピークが見えてくる。分岐があるので右に行くと、トラバース気味の道となる。右手に眺望が開けて、男体山や半月山が見えてくる。ガレ場を歩き、見通しの良い稜線に復帰すると、やがて中倉山の山頂(1530m)に到着する。三角点はかなり手前にあったようだが、気が付かなかった。 この山の見どころは、山頂の奥の方にある。200mほど進むと、ほとんど木の生えてない稜線にあって、一本だけブナの木が立っている。人呼んで孤高のブナである。亜硫酸ガスの煙害でほとんど枯れ果てた森であるが、この一本のブナだけが生き残ったようである。東北のサイボーグ松とは違い、こちらは本物である。風雪にも耐え、広く枝を張った姿は立派である。
孤高のブナの先にも稜線の道は続き、沢入山を経て庚申山まで行くことができるようだ。今回はそこまで行く余裕はないので、山頂近くの眺めの良い場所で昼食をとり、来た道を下山した。同行者は急な下り坂で難儀したようだ。 駐車場まで戻り、再びトイレのため銅親水公園の方へ行く。環境学習センターという有料の資料館の様な施設があるが、そこの係員が出てきて、足尾の説明をして頂いた。銅親水公園はちょうど桜が満開で、見ごろでもあった。 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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