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種子島の山-鹿児島県

種子島の山-鹿児島県

山のない種子島で山に行く

山のない種子島で山に行く

【広大な種子島宇宙センター】

広大な種子島宇宙センター

山行情報
日程 2017年6月30日(土)
山名(山域) 回峯・天女倉岳(九州
入/下山地
メンバー 山地、福島
行動時間
歩行
距離
登り
下り
歩数
-km -m -m -歩
■■■

コース(タイム)

種子島空港=回峯=西之表=喜志鹿崎灯台=海女ヶ倉=安納=種子島空港

 《山概略》
 種子島と言えば鉄砲伝来の地であるとともに、ロケットの発射基地として有名である。日本で10番目の大きさの島であり、横浜市とほぼ同じ大きさではあるが、人口は100分の1以下の約3万人である。隣にある屋久島は世界遺産に指定され、九州で最も高い宮之浦岳があるが、種子島の方は地味である。山はないと言っても過言ではない。島の最高峰は回峯の282.4mで、ほぼ平坦な島である。
 その種子島へ訪れる機会があり、島の山と呼べるような所を2箇所訪問した。島最高峰の回峯と国土地理院の地図で唯一名前のついている三角点の天女ヶ倉である。いずれのピークも車を降りて数分の場所にある。

 《アプローチ編》
 羽田から朝イチの鹿児島行きに乗こむが、これがいきなりの遅延。鹿児島空港からは搭乗ゲートを出て鹿児島空港から種子島行きに乗り換える。機材はサーブエアクラフトの340B型機である。36人乗りで、たぶん人生最小の搭乗機である。着陸地の天気が悪いようで、プロペラ機は種子島を目の前にしてしばらく旋回していたが、30分ほどの遅れでようやく種子島空港に着陸した。


鹿児島空港で乗り換える
【鹿児島空港で乗り換える】
   種子島は小雨
【種子島は小雨】

 《種子島周遊へ》
 種子島空港からはレンタカーで島を北上する。それほど走らないうちに目の前の小高い丘にドームの施設が見えてくる。そのあたりに回峯のピークがあるはずだ。細い道に入り、坂を登っていくとドーム施設に突き当たる。ドームの周りは木が伐採されて見通しが良くなっているが、雑草がはびこっている。
 ドームの反対側に回り込むと草に埋もれた三角点が発見できた。二等三角点で点名は瀬戸、標高282.39mである。これで種子島最高峰。特にハイキングルートなどなく、車を駐めたところから1分とかからない。三角点だけ確認して次へ進む。

種子島最高峰の回峯
【種子島最高峰の回峯】
   回峯の三角点
【回峯の三角点】

 初めての種子島であるので、最北端まで行ってみることにする。港町である西之表を経由して喜志鹿崎灯台へ。九州本土を伺う砲台跡のある灯台である。司馬遼太郎も訪れたことがあり、『街道をゆく 種子島のみち』の起点として登場している。

天女ヶ倉には神社
【天女ヶ倉には神社】
   天狗が落とした石
【天狗が落とした石】

 喜志鹿崎灯台から東海岸の道を南下し天女ヶ倉へ。ここは国土地理院の地図で種子島唯一の山として記載がある。車で坂を登っていくと緑の広場があり、その奥に鳥居と森がある。はじめは鳥居左手の道を歩いていったが、ピークに入るところが見つからず、引き返して鳥居の先の階段を登っていった。岩で囲まれた祠があり、その右手を更に進んでいくと藪の中に三角点を発見する。二等三角点で、点名は鼻指、標高237.91mである。

天女ヶ倉の三角点
【天女ヶ倉の三角点】
   海や島が一望できる
【海や島が一望できる】

 小高い天女ヶ倉には展望台があり、島の東側の海岸線が一望できる。太平洋が果てしなく広がっている。天気はいまいちだがなかなかの眺めであった。
 車は安納の町を通過し、再び西之表へ。鉄砲館はここにあるのだが、時間がないので昼食を取るだけとなった。井元と言う店で焼き肉定食を食べた。食後は空港へ戻り、今回種子島訪問の目的である「種子島のアカウミガメ保全」調査のため、NPOの人たちと待ち合わせた。

付近の山 宮之浦岳(1992.11.8

種子島の宿
 
サンダルウッド★★★
場所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上525(TEL:0997-26-0015)
泉質:アルカリ単純温泉
料金:8700円(一泊二食)
Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
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