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小坂志川本流-奥多摩の沢

小坂志川本流-奥多摩の沢

都会の暑さを逃れて

都会の暑さを逃れて

【ゴルジュを通過】

ゴルジュを通過

山行情報
日程 2012年07月29日(日)
山名(山域) 小坂志川本流(高尾山周辺
入/下山地 小坂志林道
メンバー 大山、伊達、佐野、福島
行動時間 7時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
14.7km 1,516m 1,516m 25,000歩
小坂志川マップ

コース(タイム)

小坂志林道(8:10)-(9:00)入渓点-二俣-(13:08)連行峰(13:48)-(14:12)作業道分岐-(15:48)小坂志林道

 《山概略》
 小坂志川は東京の檜原村に流れる秋川の支流である。山域は奥多摩となるが、地図は奥多摩でも高尾・陣馬でも、それぞれの端っこに記載されている。もちろん沢なのでコースはないが、連行峰からの下山時には利用することになる。神奈川県境を越えて中央線方面へ下ることも可能だが、今回は車なので小坂志林道へ尾根づたいに戻ることになる。

 《アプローチ編》
 日曜日、八王子駅南口に7時30分集合となった。今回も仲間の車で行くので気が楽である。久しぶりの八王子南口は様子がすっかり変わっていて驚いた。北口のそごうは撤退したというのに、こちらは新しい商業施設が建ち並び、バスセンターも一新している。正面の野猿街道には何台もの大型観光バスが路駐していた。子供達の遠足のようだ。それらのバスに挟まれて、仲間の車が待っていた。4人の仲間が揃ったところで檜原村へ向かった。

 《小坂志川へ》
 小坂志林道は車一台がやっと通れる広さで、一見駐車スペースは無さそうである。しかししばらく走っていると、何カ所かスペースがあり、そこに車を駐めることになる。
 歩き始めは林道で、沢に沿って進む。すぐにでも沢に入りたいところだが、入渓点までは30分ほど歩くことになる。林道には色とりどりの花が咲いていて、撮影会となる。


沢沿いの林道を歩く
【沢沿いの林道を歩く】
   遡行開始
【遡行開始】

 何度か橋を渡り、車止めのロープが張られたところが入渓点となる。沢に降りて、狭い河原で沢靴に履き替え、沢歩きを始める。初めは浅瀬の流れを歩き、やがて3mの滝が見えてくる。滝壺では釣り人が2人、無心に糸を垂れていた。このままじゃぶじゃぶと滝壺に入っていくとトラブルになるので、左手の斜面を巻いて滝を越えた。

最初の滝では釣り人が
【最初の滝では釣り人が】
   深いところは腰まである
【深いところは腰まである】

 小坂志川は難しい滝はなく、いずれも難なく登ることができる。ゴルジュも多く、狭い場所では沢は深くなり、腰まで浸かる場面もある。そしてけっこう距離が長く、3時間ほど遡行しなければならない。

ゴルジュの先に小滝
【ゴルジュの先に小滝】
   最大級の滝?
【最大級の滝?】

 水流は稜線直下まで続き、最後の急斜面を登ると稜線で、関東ふれあいのみちとなる。生藤山と和田峠の間で、以前歩いたことがある道だ。ピークの連行峰までは50mほどで、そこまで移動して休憩した。

稜線に出て連行山へ
【稜線に出て連行峰へ】
   三国峠みちから作業道を下る
【三国峠みちから作業道を下る】

 連行峰は虫が多く、じっとしていると顔の周りを飛び回っている。この休憩で10ヶ所近く刺され、この後数日間はかゆみに悩まされることになる。虫除けを準備していなかったのが悔やまれた。
 下山は、連行峰から直接下る三国峠みちの尾根を下った。駐車スペースまではバス通りまで降りて、回り込むような道となり、3時間近くかかるコースである。しかし尾根を下っていくと、右手に作業道を示す指導標があり、小坂志林道へのショートカットのような雰囲気である。もちろん地図には道はない。好奇心旺盛な仲間は是非ここを下りたい、ということでこの怪しげな尾根を下ることになった。

思いがけず林道に出た
【思いがけず林道に出た】
   今回唯一の展望
【今回唯一の展望】

 初めは踏み跡があった尾根ではあったが次第に藪っぽくなってきた。それでも尾根を忠実に下っていくと、思いがけず林道にでた。まだできて間もない林道だ。その林道を下っていくと、なぜか途中で途切れてしまった。不思議な林道だ。再び藪の急斜面を下っていくと、再び林道が現れた。その林道は下まで続いていて、入渓点の近くの沢沿いの林道へ合流することができた。
 駐車スペースまで更に30分ほど歩いてこの日の行動を終えた。道中他の登山者とは全く会わなかった一日だった。帰りの温泉は瀬音の湯へ。まだ時間が早いのか、温泉は混んでいて入場規制で10分ほど待つことになった。

《登山道の花》
□ イワタバコ ツユクサ
 【1.■■】
 【2.イワタバコ】
 【3.ツユクサ】
ダイコンソウ ■■ ■■
 【4.ダイコンソウ】
 【5.■■】
 【6.■■】
オカトラノオ    
 【7.オカトラノオ】
 
 

付近の山 生藤山(2003.09.06)、陣馬山(2008.01.03)

立ち寄り湯情報
秋川渓谷 瀬音の湯★★
場所:東京都あきる野市乙津565 (TEL:042-595-2614 )
泉質:アルカリ性単純泉
料金:800円・時間:10:00~22:00・休館:不定期
http://www.seotonoyu.jp/
Camera:CANON PowerShot S100

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