TOP > 神奈川県の山 > 仏果山   

仏果山-神奈川県の山

仏果山-神奈川県の山

山頂の鉄塔は眺望抜群

山頂の鉄塔は眺望抜群

【高取山展望台から宮ヶ瀬湖】

高取山展望台から宮ヶ瀬湖

山行情報
日程 2017年9月22日(金)
山名(山域) 仏果山(丹沢
入/下山地 土山峠/愛川ふれあいの村
メンバー 単独行
行動時間 3時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
8.2km 733m 861m 17,565歩
仏果山マップ

コース(タイム)

土山峠(08:39)-(10:02)仏果山(10:23)-宮ヶ瀬越-(10:50)高取山-(12:09)愛川ふれあいの村野外センター前バス停

 《山概略》
 仏果山は丹沢山塊の北東の外れにある。その名が示すように仏教に関わりのある山で、麓の寺の仏果上人が修行した山として名前が付けられたようだ。登山ルートの一部が関東ふれあいの道に指定され、道は良く整備され、指導標も充実している。登山口へのアプローチも厚木駅からのバスがあるので便利である。丹沢はクマの生息地としても知られているが、この東丹沢は特に要注意の場所である。平成28年6月にも半原の登山口あたりで目撃されているようだ。

 《アプローチ編》
 本厚木駅前から宮ヶ瀬行き(平日7:40発)のバスに乗る。50分ほど乗車して土山峠で下車する。バス停の周りは何もなく、登山者のためだけのバス停のようだ。バスが来た道を少し戻ると、左手に登山口がある。

 《仏果山へ》
 峠の登山口には仏果山と書かれた指導標があり、距離は3.1kmとなっている。階段状の小道が続き、やがて薄暗い植林帯の中へ入っていく。急な登りは最初だけで、次第に緩やかな登りとなる。登り始めてすぐにテーブル状のベンチがある。 道は広くなるが、しばらく進むと二手に分かれる。指導標に従い、尾根道の方へ進む。
 丹沢で薄暗い植林帯と言えば、嫌な予感がした。ふと足元を見ると、案の定ヒルが登山靴を這い上がってくる。今回は不覚にもヒル対策のことは全く考えていなかった。指ではじき飛ばすしか対応策はなかった。休まず歩き続けてもヒルは登山靴に取り付くので実にしぶとい。少し進んでははじき飛ばすことを繰り返した。


土山峠の登山口
【土山峠の登山口】
   樹林帯はヒルの巣窟
【樹林帯はヒルの巣窟】

 しばらく歩くとヒルの巣窟は脱したようで、見かけなくなる。周りは雑木林に変わっていた。道は関東ふれあいの道と合流する。ここの関東ふれあいの道は坂尻から半原まで11.3kmの道のりで、今回はその一部を歩くことになる。登ったり下ったりの道が続き、階段状の登りとなる。ひと登りすると革籠石山のピーク(640m)に到着する。

上り階段が続く
【上り階段が続く】
   革籠石山のピーク
【革籠石山のピーク】

 ピークを越えた割にはすぐにまた登りとなる。道は狭くなり、左右が切れ落ちたヤセ尾根を進む。道は狭いが一応関東ふれあいの道である。環境庁(現在は環境省)の案内板がときどき現れる。スギやヒノキの見分け方や、山岳修験者のはなしなど。その都度止まって一通り読む。
 左右の展望が開けてくると、クサリのある岩のヤセ尾根を越える。宮ヶ瀬越からの道と合流すると、そのすぐ先が仏果山の山頂(747m)である。山頂の道標の下には地蔵が祀られている。周りは緑に囲まれ眺望はないが、高さ13mの展望台が立っている。さっそくその展望台を登ると360度の展望で、宮ヶ瀬湖や丹沢の山並みを一望できる。展望台の上からRICOH THETAで全天球写真を撮ったが、買ったばかりであまり慣れておらず、パソコンにデータを取り込む課程で写真を消してしまった。

ヤセ尾根を進む
【ヤセ尾根を進む】
   仏果山山頂
【仏果山山頂】

 仏果山山頂からは、半原方面に行く関東ふれあいの道と分かれ、高取山の方へ向かう。急傾斜を下り、宮ヶ瀬越を通り過ぎると登り返しとなり、高取山まで0.05kmと書かれた指導標の先に、高取山頂(705m)がある。この山頂にも仏果山のと同じ展望台が建っている。こちらの展望台にも登っておく。
 高取山の展望台は仏果山のそれより眺めがよい気がする。宮ヶ瀬湖はより大きく見え、ダムの堰も見える。仏果山の方を見ると、山頂の木々の上から少しだけ伸びている展望台が見えている。

高取山頂
【高取山頂】
   鉄塔の上から
【鉄塔の上から】

 展望台の下にあるベンチで軽くおにぎりを食べ、下山のルートを検討する。道は宮ヶ瀬湖のダムサイトに降りるコースと半原の方へ降りるコースがある。この日が休日ならダムの船で宮ヶ瀬のバス停まで行けるのだが、金曜日のためそれがない。現状でバス停が近いのは半原方面と言うことになるので、そちらを下ることにした。

木よりも高い鉄塔
【木よりも高い鉄塔】
   下山はふれあいの村方面へ
【下山はふれあいの村方面へ】

 半原方面は指導標ではふれあいの村方面となる。樹林帯で歩きやすい道を進んだ。半分ほど下ると植林帯となったが、このあたりはヒルを気にすることはなかった。道なりに下っていくと舗装された小さな駐車場(みたいな所)にでる。その先の階段状の坂をしばらく下り、壊れた鹿よけの柵を通過する。いくつも分岐があるが、ふれあいの村前バス停と示された方へ進む。

やたら分岐が多い
【やたら分岐が多い】
   国道に出て右にバス停
【国道に出て右にバス停】

 ふれあいの村の敷地あたりを通過し、左手に宮ヶ瀬ダムが見えてくる。車道に出て、その路側帯を歩いて行くと信号のあるT字路にぶつかる。国道412合で、そこを右に曲がるとふれあいの村前バス停である。厚木行きのバスは1時間に1~2本で、次のバスは10分後だった。なかなかタイミングがよい。しかしバスは遅れて到着。半日登山を終え帰路についた。

付近の山 南山(2005.9.18)、高畑山(2009.5.23)

Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
   ホームに戻る   
NOHOU