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ミツバ岳・権現山-神奈川県の山

ミツバ岳・権現山-神奈川県の山

春の訪れミツバの花

春の訪れミツバの花

【ミツバ岳より】

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山行情報
日程 2020年3月22日(日)
山名(山域) ミツバ岳・権現山(丹沢
入/下山地 浅瀬入口/細川橋
メンバー 林夫妻、大冨、嶋田、福島
行動時間 5時間40分
歩行
距離
登り
下り
歩数
11.0km 1208m 1188m 18,938歩
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コース(タイム)

浅瀬入口バス停(08:29)-滝壺橋-(10:17)ミツバ岳-権現山-(13:12)二本杉峠-(14:18)細川橋

 《山概略》
 権現山は、神奈川県の丹沢西部にある標高1018mの山。丹沢にはもう一つ権現山があるが、今回登るのは丹沢湖に近い権現山である。ミツバ岳とともに歩かれることが多く、3月下旬のミツマタの花の季節には多くの人が訪れる山である。国土地理院の地図には、登山ルートが書かれていないが、道は明瞭で指導標もあるので、一般的な登山コースである。
 ミツマタは和紙の原料となるもので、原産は中国中南部やヒマラヤ地方。日本には室町時代に渡来した。ミツバ岳のものも昭和初期の植林で、小田原の造幣局に納められ紙幣となったようだ。

 《アプローチ編》
 小田急新松田駅前7:30発の西丹沢行きのバスに乗る計画で、5人の参加となった。バス停にはすでに行列ができていたが、その前のバスでほとんどが乗車し、30分発のバスには座ることができた。バスの乗車時間は1時間ほどかかるので座っていきたいところである。バスは玄倉経由なので余計な距離を走り、浅瀬入口で下車して料金は910円。


湖沿いの道を歩く
【湖沿いの道を歩く】
   滝壺橋の登山口
【滝壺橋の登山口】

 《ミツバ岳へ》
 浅瀬入口バス停からすぐ近くにある落合隧道の中に入っていく。車が通るトンネルなので中には照明がある。トンネルを抜け、左手に丹沢湖を見ながら歩道を歩いて行く。鉄橋やトンネルを何度か通過し、滝壺橋の上からは右手に滝が見える。橋を渡ったところが登山口となる。
 準備を整え、登山口から山の中へ入ると植林尾根の急登が始まる。前後には多くのパーティーが歩いている。抜きつ抜かれつしながら上えと登っていく。やがて最初のミツマタの群落が現れる。休憩がてら立ち止まって写真を撮る。足下にはスミレの花も咲いている。

木漏れ日の落葉樹林帯
【木漏れ日の落葉樹林帯】
   ミツバ岳山頂
【ミツバ岳山頂】

 植林帯を抜けるとコナラの落葉広葉樹林帯になる。この時期は葉が落ちて日が差し、下を見ると丹沢湖の湖面が見えてくる。急坂のつづら道がようやく終わるころ、再びミツマタの群落が現れる。ここから山頂までがミツマタの大群生地である。写真を撮るにはなるべく濃い黄色の花を選ぶのだが、白っぽい黄色と違いがあるのはなぜだろうか。
 やがて、三角点があるミツバ岳の山頂(834.2m)に到着する。ほとんどの人は山頂には目もくれずに周りのミツマタの写真を撮るのに余念が無い。富士が見える西側に行き、昨年同様に富士をバックに写真を撮った。昨年との違いは、今年は雪が全く残っていないと言うことだ。
富士とミツマタ
【富士とミツマタ】
   ミツマタと権現山
【ミツマタと権現山】

 ミツバ岳から権現山の方へ向かう。稜線には所々にミツマタの群落があり、開花状態が良いのを見つけては写真を撮って進んだ。登り返しでは急坂の樹林帯となる。向こうから来る登山者も多いようだ。急登を登りきると、権現山の山頂(1018.4m)となる。二等三角点があり、テーブルが一つだけある。このあたりで昼食休憩する予定だったが、テーブルは先客がおり、風も強いので先に進むことにする。

権現山山頂
【権現山山頂】
   二本杉峠への急坂
【二本杉峠への急坂】

 昨年は権現山から浅瀬入口への尾根を下ったので、今回は北尾根を下り、上ノ原へ下りていくことにした。そこにバス停があることは確認済みである。二本杉峠までの下りも急坂である。木の幹に捕まりながら落ちないように下る。途中ヤセ尾根の崩落したところを通る。塔ノ岳や鍋割山方面の山並みが見えている。
 二本杉峠手前のピークに広い場所尾があったので、そこで昼食休憩を取った。今回はチーズフォンデュのセットを持ってきて、持ち寄った食材とともに小一時間小宴会を行った。

二本杉峠
【二本杉峠】
   沢沿いに下る
【沢沿いに下る】

 二本杉峠に下りると団体だろうか、多くの人が休んでいる。テーブルが二つあり休憩適地であるが、いずれも占拠されているので、そのまま右手の上ノ原登山口へ下りていく。このあたりは指導標がしっかり設置してあるので分かりやすい。植林帯を抜け、沢沿いの道を道なりに進むと集落が近くなる。
 登山口のあたりまで下ると、神社があるようだが、神社の名称を示すような道標の類が無い。iPhoneで調べると大室生神社と言うことが分かった。神社で無事の下山を報告し、上ノ原の集落を通り抜けて県道の細川橋バス停が見えてくると、すでに登山者の行列ができていた。
 バスは2台やって来て座ることができた。いつもは山北駅で降りてさくらの湯へ入るのだが、コロナの影響でこのあたりの公共温泉は軒並み休業となっている。新松田駅で小田急線に乗り解散となった。

付近の山 屏風岩(2004.7.3)、日影山(2008.3.1)、不老山(2019.10.11)

立ち寄り湯情報
  さくらの湯
山北町健康福祉センター さくらの湯(当時休業中)
場所:神奈川県足柄上郡山北町山北1971-2(TEL:0465-75-0819)
泉質:炭酸カルシウム人工温泉
料金:400円・時間:10:30~21:00
休館:木曜、12/28-1/4
食堂:無、露天:無
Camera:CANON EOS 6D Mark II

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