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ミツバ岳・権現山-神奈川県の山
ミツバ岳・権現山-神奈川県の山
お札になる木ミツマタ満開
お札になる木ミツマタ満開
【富士とミツマタ】
○山行情報 | ||||
日程 | 2021年3月27日(土) | |||
山名(山域) | ミツバ岳・権現山(西丹沢) | |||
入/下山地 | 東沢駐車場 | |||
メンバー | 林夫妻、島田、福島 | |||
行動時間 | 5時間0分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
9.0km | 1085m | 1085m | --歩 |
○コース(タイム)
東沢駐車場(08:20)-滝壺橋-(09:37)ミツバ岳-(11:05)世附権現山-浅瀬入口バス停-(13:19)東沢駐車場
《山概略》
ミツバ岳は神奈川県の西丹沢にある標高834mの山。毎年春になるとミツマタの花が一斉に咲き、山頂付近は黄色い花で埋め尽くされる。登山者もこの時期を狙って登ることが多く、山が賑わう時期である。
ミツマタは和紙の原料となるもので、原産は中国中南部やヒマラヤ地方。日本には室町時代に渡来した。ミツバ岳のものも昭和初期の植林で、小田原の造幣局に納められ紙幣となったようだ。
《アプローチ編》
例年だと電車バスで行くのだが、今回は車で行くことにした。この時期、丹沢湖周辺の駐車場はすぐに満車となるので7時までには現地に到着したいところだ。まだ暗いうちから自宅を出発した。
丹沢湖の永歳橋を渡り、左手のトンネルを抜けた先にある東沢駐車場に車を駐める。6:30くらいで半分ほどの空きスペースがあった。仲間がバスで来るまで1時間半ほど待つのだが、小田急線が事故で遅延しタクシーで来ることになった。
《ミツバ岳へ》
東沢駐車場前までタクシーで来た仲間3人が加わり出発する。湖畔沿いの道を進み、道路脇に植えられた満開に近い桜の花を楽しむ。今年は桜の開花が一週間ほど早いようだ。滝壺橋から細長い滝が見えるのだが、下の方にクマタカがいるのが見えた。先ほどの駐車場で、望遠レンズのカメラを山の方に向けていた人たちがいたが、このクマタカを狙っていたのだろう。
滝壺橋のすぐ先がミツバ岳の登山口である。そこから山の中へ入っていく。急な植林尾根の登りがしばらく続く。例年だと前後を多くのハイカーが歩いているのだが、今年は人が少ないようだ。バスの時間とはずれていたからかもしれない。登山道脇には、テンナンショウやスミレの花が見られる。
尾根を半分ほど登るとミツマタの花が見られるようになる。今年も綺麗に咲いている。色は黄色や白があるが、どうして違いが出るのか分からない。はじめは黄色で白に変わっていくのだろうか。
登山口から1時間ほどでミツバ岳の山頂に到着する。広い山頂で、すでに多くの人が到着して休んでいる。回りはミツマタの花で囲まれている。西側の富士山が見えるところが、特に花が多く、撮影スポットとなっている。2年前はミツマタの花が雪の帽子をかぶっていたが、今年は雪が全く残っていない。
ミツバ岳では写真を撮るだけで休憩はせず、そのまま権現山の方へ向かう。途中、平らで風の無い場所を探し、昼食休憩を取った。30分ほどの休憩で、権現岳への登り返しを進む。
権現岳のピークも人が多く、それぞれ休憩している。二等三角点(1018.4m)がある。ここも素通りで、丹沢湖の方へ降りていく。このあたりもまだミツマタの花が咲いている。急な尾根を下っていくとテラスのような場所に出る。一息ついてさらに下ると揚水施設が有り、丹沢湖が見えてくる。
尾根を下りきったところは浅瀬入口バス停の近くである。舗装道に出て、トンネルをくぐり、車を止めた東沢駐車場へ戻った。
車に仲間を乗せ山北駅へ向かった。山北駅は線路脇の桜が有名なところで、撮影スポットにもなっている。ちょうど桜が見頃な時期でもあったので、陸橋から電車が通り抜けるところを撮影した。
駅前で仲間と別れた後に、久しぶりにさくらの湯へ入った。露天風呂があるが、サクラを見ることはできなかった。
《登山道の動植物》
○立ち寄り湯情報 | |
さくらの湯★★ | |
場所:神奈川県足柄上郡山北町山北1971-2(TEL:0465-75-0819) | |
泉質:炭酸カルシウム人工温泉 | |
料金:400円・時間:10:30~21:00 | |
休館:木曜日・年末年始 | |
食堂:有、露天:有 |
Camera:CANON EOS 90D