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三ノ塔-神奈川県の山 三ノ塔-神奈川県の山 新緑のヨモギ平から大倉まで 新緑のヨモギ平から大倉まで 【表尾根出合から】
コース(タイム)ヤビツ峠(08:11)ー(09:35)ヨモギ平-(10:20)三ノ塔(10:36)-三ノ塔尾根道ー(12:10)大倉バス停
《山概略》
谷筋を1kmほど下り、狭い木橋を渡ると門戸口にあるきまぐれ喫茶の裏に出る。車道に出て檜沢橋を渡り、左手のBOSCOキャンプ場の方へ降りていく。キャンプ場の奥にモミジ平に続く登山口があるが、指導標がないので分かりにくい。 登山口にはほとんど消えかけた「ここよりモミジダイラ...」と書かれた道標がある。そこから植林帯の急坂が始まる。はじめは踏み跡に沿って登っていくが、林道工事が行われているようで、その踏み跡も寸断される。工事中の林道は横切るのも難儀である。道の脇には伐採した木の枝が積まれ、それを乗り越えていかなければならない。 しばらく登っていくと、尾根に出るので、そこをまっすぐ登っていく。その根の真ん中で重機が動いていたが、こちらが近付くとエンジンを止めてくれ、横を通してくれた。すでにブナの森に入っており、それらが伐採されるのはあまりいい気がしない。
重機を越えてしばらく登っても再び、切り開かれたばかりの林道に出る。ひょっとしてモミジ平まで林道が続くのだろうか。尾根自体は傾斜があるので道はできないが、その下の方にゆるゆると林道が造られているようだ。 新緑の美しいブナ林の尾根歩きは続く。よく見ると、ブナ林は尾根の上だけしかなく、左右の斜面はほとんど植林だった。申し訳程度に登山道だけブナを残しているのだろうか。
尾根歩きはしばらく続き、鹿よけ柵の門を二度通過する(はじめのは倒れている)。緑が深くなり、差し込む光も緑になる頃、ヨモギ平に到着する。テラスができているようだが、上に置いてある板は固定されていなかった。その上で少し休憩した。 《三ノ塔へ》 ヨモギ平を出発し、表尾根に向かってしばらく尾根歩きが続く。今回のコースでこのあたりが一番気持ち良く歩くことができる。すれ違う人もほとんどいない静かな尾根だ。その尾根を歩いていると、突然道のど真ん中にモノレールが現れる。先ほどの林道工事との関連は不明だが、かなり山深いところである。そのレールに沿って歩いて行くと、作業をしている人たちがいた。丸太を運んで降ろしていた。何の工事が訪ねたが、自分たちはこれを運んでいるだけで用途は知らないと言う。
更にレールに沿って進むと、シロヤシオの花を見つける。今はちょうど時期なのだろうが、このあたりのシロヤシオは少ない。ミツバツツジはそれよりやや多い感じだ。 モノレールはかなり長く続き、表尾根との出合手前まで続いていた。確認してないが、そこまで林道が続いていると言うことだろう。登山者は登山道しか知らないが、実際の山ではあちこちで手が加えられているのだろう。 表尾根に合流すると、赤いマントを着た地蔵が迎えてくれる。眺めが良く、正面には富士山が見え、烏尾山のピークが眼下に見える。多くの登山者が行き交う中、左手に200mほど歩くと三ノ塔の山頂(1204.7m)に到着する。
三ノ塔山頂周辺は多くの登山者が休んでいる。ほとんどがヤビツ峠から表尾根を歩いて塔ノ岳に向かう人たちだろう。その人の多さ故だろうか、山頂には真新しいトイレ(個室二基)ができていた。 塔ノ岳を出発し、ヤビツ峠方面に少し歩くと右手に三ノ塔尾根の入口がある。戸川まで6.9kmと書かれた指導標がある。長い尾根である。尾根を降りていくと、登ってきた人が、下でクマを見たと言っていた。その次の人も同じ事を言っており、何かを無心に食べていたようで、尾根から斜面に降りていったそうだ。クマが出るとは聞き捨てならないことで、急遽鈴を出してザックに付けた。
熊の出現に気をつけながら三ノ塔尾根を下ったが、幸い遭遇することはなく舗装された林道に出る。大倉まで3.3kmの指導標の方へ進む。林道から再び尾根道になり、43号鉄塔の下をくぐる。再度林道に出て、その林道を歩いていくと風の吊り橋が見えてくる。 秦野戸川公園にはオキナグサの群生地があり、ちょうど季節のはずだったが一輪も咲いてなかった。時期が遅かったようだ。吊り橋を渡ると目の前に大倉バス停があり、ちょうどバスが来ていたのでそれに飛び乗りゴールとなった。帰りは海老名駅の隣駅近くにあるスーパー銭湯「さざんか」に入ろうと思っていたが、乗った電車が特急だったため、その駅に止まらず、そのまま自宅へ帰った。 Camera:CANON EOS 6DMKⅡ
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