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塔ノ岳-神奈川県の山

塔ノ岳-神奈川県の山

快晴の丹沢周遊トレーニング

快晴の丹沢周遊トレーニング

【塔ノ岳山頂で憩う】

塔ノ岳山頂で憩う

山行情報
日程 2017年5月20日(土)
山名(山域) 塔ノ岳・烏尾山(丹沢
入/下山地 大倉
メンバー 単独行
行動時間 5時間4分
歩行
距離
登り
下り
歩数
16.7km 1,832m 1,832m 31,300歩
塔ノ岳マップ

コース(タイム)

大倉(7:03)-(9:04)花立山荘-(9:42)塔ノ岳(10:23)-(12:00)烏尾山-(13:07)新茅山荘-(14:07)大倉

 《山概略》
 神奈川県にある丹沢の塔ノ岳は横浜在住の山ヤにとってはおなじみの山。交通至便で気軽に標高差1000mを登れるので、トレーニングには最適の山である。5月に入って最初の山として塔ノ岳へ登った。今回は塔ノ岳から表尾根を少し縦走し、烏尾山から烏尾尾根を下って大倉まで周遊するコースとなった。

 《アプローチ編》
 渋沢駅から登山口の大倉行きのバス始発は6:48である。これに合わせて相鉄、小田急と乗り継ぎ渋沢駅へと降り立つ。バス停ではすでに長蛇の列ができているが、休日は臨時バスも出るのであわてる必要もない。始発バスが出てすぐに臨時便が来たので、タイミング良く座ることができた。大倉までの乗車時間は10分ほどなので、座れなくても気にならない。


快晴の大倉バス停
【快晴の大倉バス停】
   新緑のヤセ尾根を進む
【新緑のヤセ尾根を進む】

 《塔ノ岳へ》
 大倉でバスを降りると、空は真っ青の快晴だ。山頂からの眺望も期待できそうである。最近は晴れの日を狙って山に行くので、当然のことながら好天の確率が高い。バス停近くには入山届けの記入台があるので、専用用紙に記入して投函する。記入したコースは塔ノ岳からヤビツ峠まで縦走するコースだが、塔ノ岳から先はあまり考えて折らず、気ままに歩くつもりだ。
 バス停から大倉尾根の登山口までは5分あまりの舗装道歩きである。登山口からはいよいよ大倉尾根の長い登りが始まる。長いと言っても何度も登っていると慣れてしまい、最近では長いという感覚はなくなっている。尾根の途中に何件か茶屋があり、それらを確認しながら登っていく。山小屋として営業しているのは、テラスのあるしゃれた建物の見晴茶屋である。
樹林帯を抜けてて急登が続く
【樹林帯を抜けてて急登が続く】
   富士が見える塔ノ岳山頂
【富士が見える塔ノ岳山頂】

 見晴茶屋から本格的な登りが始まり、緑の鮮やかな森林帯を歩く。尾根はほとんど登りだが、時折なだらかな道があり、息を整える。堀山の家が近くなると左手に富士の姿が見えてくる。まだ山頂部分は雪で覆われている。これから夏にかけて急速に溶けていくのだろう。
 堀山の家からひと登りすると、樹林帯から抜けて青空が広がる。急な階段状の坂を登ると氷の旗が見えてきて、花立山荘に到着する。ここで富士見がてらに休憩する。ここではかき氷が人気のようだ。いつ来ても小屋の外では何人かが食べている。
 花立山荘からもう一がんばり。金冷やしを経て、木道を進むと塔ノ岳の山頂(1491m)に到着する。広い山頂にはすでに数十人が休んでいる。朝早くから物好きが多いものだ。さて、人を見るより眺望である。滅多にない山頂での快晴で、富士はもちろん、南アルプスの雪の稜線もよく見える。丹沢も、丹沢山や蛭ヶ岳の小屋などが間近に見えている。
 富士が見える場所で休憩して、表尾根の縦走に取りかかった。はじめ道が分かりにくかったが、向こうからも人が歩いてくるので迷うことはなかった。
表尾根を大山方面へ
【表尾根を大山方面へ】
   新大日茶屋
【新大日茶屋】

 表尾根のアップダウンはそれほど気にならない程度で、楽に歩くことができる。木ノ又小屋、新大日茶屋(休業)と続けて通過し、政次郎ノ頭(1209m)に到達する。ここから下山もできるが、もう少し進むことにする。登山道脇にはときどき花が咲いている。
 行者ヶ岳手前の岩場は鎖場となっており、向こうから来る人たちは行列になっているようだ。今回最大の難所である。このあたりはシロヤシオの花が咲いていた。今がちょうど季節なのだろう。もっと奥深く入れば多くのシロヤシオを見ることができるのだが、この日はここだけで見ることができた。

行者ヶ岳手前の岩場
【行者ヶ岳手前の岩場】
   烏尾山荘
【烏尾山荘】

 行者岳は指導標が立っているだけである。そこを通過し、次のピークである烏尾山を目指す。表尾根は大山方面から来る登山者の方が多い。ヤビツ峠までバスがあり、駐車場もあるので、そこから塔ノ岳の方へ向かっているのだろう。その登山者が烏尾山(1136m)まで来たところで、いよいよ増えてきたので、そろそろ下山することにした。烏尾山荘のすぐ近くに尾根への下り口がある。マップ上は波線のコースだが分かりにくい道ではない。この尾根は初めて下ることになる。

植林帯の急坂
【植林帯の急坂】
   新茅山荘に降りる
【新茅山荘に降りる】

 尾根を下り始めると、今までの喧噪が嘘のように誰もいない静かな山道となる。周りは植林帯で急勾配である。作業道か登山道か分からない分岐がいくつもあるが、要所には一応指導標があり、それに従って降りていく。一本桜という場所には、ベンチがあり少し休憩する。このあたりはロープが張られ、迷わないように配慮されている。
 1時間ほど尾根を下ると、新茅山荘の駐車場に出る。そこからは長い林道歩きである。途中、竜神の泉でのどを潤し、右手の大きな吊り橋を渡ると、大倉のバス停に到着する。目の前にはバスが来ていたが、次のバスに乗り、帰宅の途についた。いつもは東海大学前駅で途中下車して、お風呂にはいるのだが、この日はまっすぐ帰った。

付近の山 鍋割山(2017.1.21)、塔ノ岳(2016.9.25)

Camera:CANON EOS M3

NOYAMA
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