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梅の木尾根-神奈川県の山 梅の木尾根-神奈川県の山 紅葉の丹沢トレーニング 紅葉の丹沢トレーニング 【梅ノ木尾根の紅葉】
コース(タイム)日向薬師バス停(08:16)ー日向薬師-(09:06)日向山-(10:29)大沢分岐-(11:41)不動尻分岐-(12:26)見晴台-阿夫利神社下社-(13:29)大山ケーブルバス停
《山概略》
《梅ノ木尾根へ》 バスを降り、バスが来た道を少し戻ると左手に日向薬師の入り口がある。そこをまっすぐ進み、道沿いにある道祖神だか石像の前を通過する。正面に石段が現れるので、そこを登っていく。赤い仁王の門をくぐると、うっそうとした背の高い杉林になる。いかにも古道風情だが、電信柱が立ち並んでいるのは無粋である。 杉並木を歩いて行くと、真新しい赤い幟が林立し、その先に再び御階が現れる。それを登ると茅葺き屋根の薬師本殿がある。日向薬師は日本三大薬師の一つで奈良時代に行基が開山している。年に数回訪れているが、この本殿は長らく改装工事中だった。境内はなにやら人が多く、いつもと雰囲気が違うと思っていたら、どうやら今日その日が落慶法要の日だったようだ。偶然にも仏の導きによりこの日に来られたようである。
しばらく境内を見回ってから裏手にある駐車場の方へ行き、そこから山の中へ入った。駐車場周辺のモミジは紅葉真っ盛りで、朝日を浴びて輝いている。雑木林の中を道なりに登っていくと、数分で峠に出る。左手が梅の木尾根だが、右手の日向山に立ち寄ることにする。日向山への尾根は階段状に綺麗に整備され得ている。以前来たときは無かったような気がしたものだ。 階段は山頂まで続かず、途中で途切れて、自然の尾根道になる。木の根が浮き出しているので地盤が流れているようだ。木の根をまたぎながら進んでいると、右手の方でガサガサと音がする。まさかクマでは無いかと思ったが、猿の集団だった。今まで丹沢で猿を見かけることは無かったので意外だった。 間もなく日向山の山頂(404m)に到着。眺望は厚木方面がわずかに見える程度だ。弁天様が祀られているという祠がある。今回のコースで日向山はまだ序の口である。滞在時間は一分ほどで、来た尾根を下った。
先ほどの峠まで降り、いよいよ梅の木尾根に取り付く。こちらも最初は階段状の尾根である。誰もいない尾根を黙々と登っていく。梅の木尾根は一般ルートのようでそうでもない。一応途中に指導標はあるが、行き先は浄発願寺奥の院となっている。これは尾根の途中にある廃寺で、尾根から左下の方へ降りていくこととなる。今回は途中で尾根を降りることなく、そのまま忠実に尾根に沿って進んでいく。 樹林の中を進み、ときどき視界が開けて紅葉の山肌が見えてくる。尾根は登るにつれて広葉樹が増えてくるのが分かる。一ノ沢の頭のピークに到着し、一休みする。ここからは道を誤りやすいので注意が必要である。作業道があらぬ方向に伸びているところもある。
鐘ヶ岳と大山へ道が分かれる大沢分岐に到着する。ここはしっかりと指導標が立っている。左手の大山方面へ向かった。森林整備を行っているという看板を通過し、しばらく歩くと唐沢峠からの一般道と合流する。梅の木尾根には入らないようにロープで仕切られている。
一般道にはいると、ちらほらと人を見かけるようになる。この時期大山を訪れる登山者は多い、大山へ近付くにつれてますます増えてくる。人混みは遠慮して、大山山頂の手前450mほどで、見晴台の方へ行く道に折り返した。ここからは下り道が続く。これから大山へ向かう多くの登山者とすれ違いながら進むと、これまた人でごった返した見晴台に到着する。ここで休もうと思っていたが、とてもそのような状況ではないので、そのまま下社の方へ続くトラバース道に進んだ。
トラバース道も人だらけ。道が狭いのですれ違うために譲り合って進むことになる。二重滝を通過し、下社も立ち寄ることなくかすめて通り、大山ケーブル沿いの道の男坂を下った。女坂より距離が短いが、急な石段が続くので慎重に下らなければならない。参道の商店街を抜けると大山ケーブルのバス停はすぐである。
バス停には行列ができているが、バスの便は多いためそれほど待たずに伊勢原行きのバスがやって来た。久しぶりの登山だったが、ある程度汗をかき良い運動になった1日であった。温泉には立ち寄らずにまっすぐ帰宅した。 Camera:CANON EOS 80D
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