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大山-神奈川県の山

大山-神奈川県の山

山頂へ行く気はなかったのに

山頂へ行く気はなかったのに

【大山山頂は人混み】

大山山頂は人混み

山行情報
日程 2014年05月31日(土)
山名(山域) 大山(大山周辺
入/下山地 日向薬師/大山ケーブル下
メンバー 単独行
行動時間 5時間45分
歩行
距離
登り
下り
歩数
12.3km 1,651m 1,494m 32,000歩
■■■

コース(タイム)

日向薬師(7:23)-(8:52)浄発願寺-(9:58)見晴台-(11:16)大山-(12:17)下社-(13:09)大山ケーブル

 《山概略》
 丹沢スタンプラリー第三弾。目的地は大山阿夫利神社の下社である。本来なら大山山頂にスタンプがあるはずだが、なぜかスタンプの設置場所が下社になっている。先週まで二週連続で丹沢に行っているので、今回は楽しても良いだろうと大山山頂は省いて下社だけに行くことにした。スタートは日向薬師である。

 《アプローチ編》
 小田急の丹沢フリー切符Bを利用する。海老名駅起点で920円、丹沢付近の小田急線とバスが乗り放題となるお得な切符だ。消費税が上がって前回より30円値上がりしていた。
 伊勢原駅から日向薬師行きバスに乗る。大山ケーブル行きのバスと違い、こちらはガラガラで、乗客は6人だ。終点の日向薬師で降りたのは2人だけだった。

 《大山へ》
 日向薬師のバス停には関東ふれあいの道の案内板がある。ここから巡礼峠や大山下社、鶴巻温泉方面が指定されている。今回下社へは、ふれあいの道より少し遠回りに行く予定である。
 まずは日向薬師へ向かう。バスが来た道を少し戻り、左の小道に入っていく。角には指導標があるので分かりやすい。道の脇には地蔵が立ち、わき水の水場がある。小道の奥に階段があり、このあたりを衣裳場(いしば)と言うようだ。かつて頼朝公が日向薬師参拝の際に白装束に着替えた場所だそうだ。


まずは日向薬師へ
【まずは日向薬師へ】
   梅の木尾根を登る
【梅の木尾根を登る】

 階段を登ると仁王門があり、阿吽の仁王に出迎えられながら門をくぐる。大杉が立ち並ぶ参道を歩き、石段を登りながら奥へと進むと茅葺きの本殿がある。と言いたいところだが、本殿は「平成の大修理」が行われているため、工事用の囲いですっかり覆われている。
 左手の仮本堂の方へ回り込み、宝物殿の前を通る。この宝物殿は年に五日間だけしか開帳していないので、滅多にお目にかかれない。以前、偶然にも開帳の時に訪れ中を見ることができたが、なかなかの立派な仏像が何体も安置されていた。

尾根をひたすら下る
【尾根をひたすら下る 】
   浄発願寺の修験者の岩屋
【浄発願寺の修験者の岩屋】

 日向薬師の裏手に回り、駐車場の先にある日向山方面の山道に入る。古道のような雑木林の中を登っていくと峠に出る。右手が日向山だが、左手の梅の木尾根と書かれた方へ進む。はじめ階段状の登りで、やがて尾根の細長い緩やかな登りとなる。しばらく進むと浄発願寺奥の院と書かれた指導標があり、尾根から左手に降りていく。
 しばらく下ると、再び指導標があり、左に山肌をトラバースする。200mほど進むと、いくつもの石塔が建ち並ぶ岩屋の前に出る。岩屋の前を下ると浄発願寺の本堂跡地の堂宇跡がある。1938年の山津波で跡形もなく流されたようだ。
 階段を下り、沢沿いの道を進むと舗装道に出る。先ほどのバス停から伸びてきた道で、遠回りして大山への道に復帰したことになる。

左手に九十九七曲入口
【左手に九十九七曲入口】
   関東ふれあいの道を歩く
【関東ふれあいの道を歩く】

 舗装道を右に歩いて行くと、左手に九十九七曲入口があり、そこから山道に入る。急坂のつづらが続き、汗が出る。一度車道を横切り道なりに歩いて行くと、大きな地蔵が立っている。そこを右手に進み、関東ふれあいの道の石標の前を通る。
 歩きやすい森林のトンネルを抜け、尾根を登っていくと大山の山頂が見える広場に出る。休憩ポイントの見晴台だ。この見晴台から大山下社へはトラバース道ですぐに行けるはずだったが、その道が工事中で通行止めになっていた。その入口周辺は資材置き場となり、完全に塞がれているため、絶対に人を通さないという状態だった。仕方がないので、大山山頂経由で下社に行かなければならない。
 見晴台のベンチで少し休み、目の前の大山へ向かって再出発した。山頂までの距離は800mほどだが、急坂が続く。山頂が近づくにつれ人々の喧噪が聞こえてくる。今歩いてきたコースは人と出会ったのは数人だが、すでに山頂には多くの人が到達しているようだ。

見晴台に到着
【見晴台に到着】
   急坂が続く
【急坂が続く】

 山頂直下の見晴らしテラスに到着すると、所狭しと人々が休憩していた。トイレの前の階段を登り、ようやく山頂に立つと、そこも人人人。これまで大山へ来た中でも最高の混雑ぶりだ。山頂では立ち止まることなく下社へ下山することにした。

大山山頂は人だらけ
【大山山頂は人だらけ 】
   下社の大山阿夫利神社
【下社の大山阿夫利神社】

 下りの道でも老若男女多くの人々が登ってくる。まさに世は登山ブームなのだろう。季節的にもまだそれ程暑くないので、登山日和りといえる。下り途中、偶然にも空いたテーブルがあったので、そこで小休止して水分補給。
 夫婦杉を通過し、急な石段を下ると、大山下社に到着する。早速売店の隅にあるスタンプを押す。さらに、その売店で小田急のフリー切符を提示するとお守りをもらえる。先着百名だがほとんど周知されていないので、いつももらっている。

大山寺の紅葉階段
【大山寺の紅葉階段】
   バス停が見えてくる
【バス停が見えてくる】

 大山下社からは女坂を下り、大山寺を経由して一気に下り、大山商店街のアーケードを通り抜けてバス停の方へ進む。バス停の手前の右手に観光案内所があるので、そこでスタンプを押した台帳を提出して、特製手ぬぐいをもらった。三週間にわたって丹沢を訪れた成果だ。
 
《登山道の花》
ウワミズザクラ ジシバリ カタバミ
 【1.ウワミズザクラ】
 【2.ジシバリ】
 【3.カタバミ】
ヤマタツナミソウ ダイモンジソウ ナツトウダイ
 【4.ヤマタツナミソウ】
 【5.ダイモンジソウ】
 【6.ナツトウダイ】
クワガタソウ 丹沢手ぬぐい(春) 大山お守り
 【7.クワガタソウ】
 【8.丹沢手ぬぐい(春)】
 【9.大山お守り】

付近の山 塔ノ岳・鍋割山(2014.05.17)、丹沢山(2014.05.25)

立ち寄り湯情報
 
秦野天然温泉 さざんか★★★★
場所:神奈川県秦野市南矢名2-13-13(TEL:0463-78-0026)
料金:700円
定休日:第3火曜日(祝日の場合は第4火曜日)
時間:10:00~23:00・その他:食堂有り
http://www.onsen-sazanka.com/index.html
Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
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