|
檜洞丸−神奈川県の山 檜洞丸−神奈川県の山 けっこう長丁場、自然教室から周遊 けっこう長丁場、自然教室から周遊 【山頂付近のブナ林から富士を望む】
コース(タイム)自然教室(8:00)-ツツジ新道-(11:12)檜洞丸(12:00)-犬越路(14:40)-用木沢出合-(16:03)自然教室
《山概略》
《檜洞丸へ》 自然教室に向かって歩くと、事務所の中から係員が出てきて登山届けを出すように言われる。これまで自然教室で係員がいるのを見たことが無く意外であった。トイレを終えてから登山届けを簡単に書き、提出した。 自然教室から用木沢出合方面の舗装道を歩いた。この辺りは久しぶりに歩くが、キャンプ場が整備されるなど、まわりの風景はだいぶ変わっている。500mほど歩くと右手にツツジ新道の入口がある。ガレた谷が入口になっているようだ。その谷に沿って歩いて行くと指導標があり、左手のゴーラ沢出合方面へ進む。つづらの坂を上り、急斜面のトラバース道になると狭いところは橋が渡してある。明るい雑木林の緩やかな道を歩いていくと、道は右手の沢の方へ降りていく。そこがゴーラ沢出合であるようだ。以前も来たことがあるような気がしたが、帰ってから調べると96年に来ていた。 ゴーラ沢出合にはわかりやすい案内板があり、2回渡渉して檜洞丸方面へ向かう絵が書かれている。地図がなければ迷う場所である。絵の通り、2回渡渉して階段の下でひと休みした。
ゴーラ沢出合から檜洞丸の尾根に取り付く。初めコンクリの階段が続き、ヤセ尾根の急坂となる。すぐにブナの木が目立つようになり、上に行くほどその幹は太くなっていく。振り返ると、富士山の姿が見える。途中展望台があるので、そこでじっくりと富士を眺めることができる。このところ天候に恵まれ、いつも富士を見ることができる。 展望台を過ぎると、足もとに雪が目立ってくる。凍結しているので、まともに踏み込むと滑り転けそうである。なるべく雪を避けて進むようにする。またらしいハシゴ場を越え、木の階段を越える。高度を上げると富士の姿とともに南アルプスも見えるようになる。
山頂まであと500mのところからは木道に変わる。まわりはブナの木とヒメシャラの木で囲まれ、空は真っ青で気持ちが良い。夏はバイケイソウが咲くところでもあるが、蒸し暑さの中でのバイケイソウよりは冬のこの時期の方が良いような気がする。 突如山に似合わない太陽電池パネルと風車が現れる。青ヶ岳山荘のものだろうか。そこを通り過ぎるとすぐに檜洞丸の山頂(1601m)に到着する。山頂は広く、ブナの木で覆われているため、眺望は良くない。犬越路方面の下り斜面まで行って休憩することになった。下り尾根の入口には危険箇所が多いのでくれぐれも注意せよとの立て札がある。 檜洞丸の北西尾根は眺めが良く、正面に大室山が見え、南アルプスから富士まで一望できる。それらを眺めながら昼食を取った。この日の昼食は質素に、カップ麺とおにぎり2個である。小一時間休んで犬越路に向かった。
【富士と南アルプス展望】 《犬越路へ》 檜洞丸からの下りは急で、左右が切れ落ちたヤセ尾根を進んでいく。雪で滑りやすいので慎重に進む。気づかないまま熊笹の峰を越え、神ノ川分岐のベンチでひと休みする。以前神ノ川から檜洞丸に登ったときもこの場所で休憩したが、梅雨の時期で雨が降っていたため、今とは全く雰囲気が変わっている。今回は神ノ川ではなく犬越路の方へ歩く。 大笄(おおこうげ)を越え、小笄のあたりからハシゴや鎖場の連続となる。丹沢では珍しい危険地帯である。急坂は続き、一度凍結した雪に上で滑り転けてしまった。道が笹に覆われ、緩やかになると、遠くに見えていた犬越路避難小屋が徐々に近づいてくる。 地面が解けた雪でドロドロになると、日だまりの犬越路に到着する。犬越路には様々な案内板がある。この地が神奈川の景勝50選のひとつであること、信玄の小田原攻めで犬と共に越えたこと、東海自然歩道のルートであることなどが分かる。
《自然教室へ》 犬越路から用木沢出合までは何度も歩いたことがあるが、少しルートが変わっているようだ。谷底ではなく、斜面の狭い道を歩くようになっている。道はところどころ崩落しているので、ロープが張られている場所もある。樹林帯を抜け、用木沢の河原に出る。ここまで来ると、近くのキャンプ場の利用客が手持ち無沙汰でここまで放浪して来ている。 渡渉地点には木橋が渡してあり、難なく沢を越えることができる。道なりに進み、立派な鉄橋を渡ると、その先が用木沢出合である。ここまで車が入ることができるが、駐車スペースは5台程度なので、朝ここに駐めることは困難だ。西丹沢自然教室の駐車場まで舗装道路を歩いて戻る。 帰りがけに、中川温泉のぶなの湯に立ち寄る。西丹沢の山を登った後はこの温泉が定番である。アルカリ性単純泉で肌がつるつるになる。里から離れた温泉なので、食堂が無いのが残念である。秦野の町まで移動し国道246号沿いの店で食事をした。東名や246号は酷い渋滞のため、大山さんとは渋沢駅の近くで別れて解散となった。
Camera:SONY DSC-WX1
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |