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鐘撞山・大室山-丹沢

鐘撞山・大室山-丹沢

鐘撞山から初ルートで

鐘撞山から初ルートで

【鐘撞山頂】

鐘撞山頂

山行情報
日程 2012年05月19日(土)
山名(山域) 鐘撞山・大室山(丹沢
入/下山地 長者舎
メンバー 大山、福島
行動時間 6時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
11.0km 1429m 1429m 24,976歩
大室山マップ

コース(タイム)

長者舎(8:17)-(9:20)鐘撞山-(11:32)大室山-(13:40)犬越路-(14:47)長者舎

 《山概略》
 大室山といえば伊豆の大室山(標高580m)が有名なようだが、今回は丹沢の大室山である。神奈川県と山梨県の県境にあり、山梨百名山のひとつとなっている。代表的な登山口は西丹沢自然教室で、これまで何度かそこから登っている。しかし今回は東側の山梨県側からのアプローチとなる。途中、鐘撞山を経由するが、今回初めて踏むピークである。

 《アプローチ編》
 JR橋本駅前に7:30集合で仲間をピックアップし、道志方面へ車を走らせた。途中、城山の近くでは圏央道の工事が着々と進められている。16号線の混雑緩和のためにも一日も早い開通が待たれるところだ。道志道の青根の辺りで左の道に入り狭い県道を走る。神ノ川沿いの長者舎という辺りの道の脇に車を駐めた。今回は周遊コースで、出発と帰着の方向が逆になるので、車はどこに駐めても一緒だ。

 《鐘撞山へ》
 車で通ってきた道を東野方面に歩いて戻る。この日は快晴で目の前の新緑が鮮やかで、空は真っ青だ。トンネルの手前の左手に鐘撞山登山口がある。鐘撞山の説明が簡単に書かれた案内板がある。それによると、鐘撞山は信玄ののろし場として作られたようだ。登山口は広場になっているが、その隅は不法投棄のゴミで小山ができている。


最初は林道を歩く
【最初は林道を歩く】
   登山口は不法投棄場
【登山口は不法投棄場】

 植林帯に入り、しばらくつづらの登りが続く。後ろから鈴の音を鳴らしたトレイルランナーが1人我々を追い抜いていった。後半は直登の登りとなる。階段状に道が造られているので歩きやすい。小一時間歩き、尾根の上にでて少し右手に行くと鐘撞山の山頂(900.2m)である。山頂には本当に鐘があり、木槌もあるので鳴らすことができる。試しに鳴らしてみると、カーンと音が響くが余りよい音色とは言えない。鐘は底のある鉄管がぶら下がっているだけだ。  山頂には三等三角点があるはずだが鐘の周りには無く、GPSで確認して東野方面へ少し行ったところで見つけることができた。

樹林帯の登りが続く
【樹林帯の登りが続く】
   鐘撞山頂には鐘がある
【鐘撞山頂には鐘がある】

 《大室山へ》
 鐘撞山を後にして大室山へ向かう。残りの標高差は700mほどあり、鐘撞山はまだ序の口だ。樹林帯の尾根の直登が続く。登山道を挟んで左側がスギの植林、右側が広葉樹の明るい樹林帯という場所をしばらく歩く。
 神ノ川ヒュッテへの分岐を通過し、バイケイソウ畑を通りぬける。左手にようやく展望が開け、檜洞丸や蛭ヶ岳の姿が見える。再び樹林の尾根の直登が続き、鹿よけ柵に突き当たるので、柵に沿って右手に進んでいくと大室山頂(1587.6m)に到着する。

大室山へ向かいます
【大室山へ向かいます】
   バイケイソウ大繁殖
【バイケイソウ大繁殖】

檜洞丸と蛭ヶ岳
【檜洞丸と蛭ヶ岳】
   大室山山頂
【大室山山頂】

 大室山頂はすでに多くの登山者で賑わっていた。ほとんどが西丹沢から登ってきたようだ。山頂は展望がないので、加入同方面へ少し進んだところの犬越路分岐で休憩することにした。しかしそこまで移動してみると、更に多くの登山者が休憩していて、いくつかあるテーブルは埋まっていた。それでも眺めの良い場所に腰を下ろして休憩した。
 昼食を終え、少し奥へ行くと富士山が見える。雲が多く、写真を撮っている間に立ちこめた雲に隠れてしまった。休憩地は人の出入りが激しく、のんびり休んでいると周りのパーティーはすっかり入れ替わっていた。


山頂先の休憩適地
【山頂先の休憩適地】
   かすかに富士が見える
【かすかに富士が見える】

 《犬越路経由で下山》
 下山は一般ルートの犬越路方面へ。明るい尾根の下りで一ヶ所だけ登り返しの鎖場がある。指導標が何カ所か有り、犬越路までの距離がわかりやすい。やがて避難小屋の屋根が見えてくる。
 犬越路には若者が沢山いた。これから大室山に行くのだろうか。あまり山に行くような格好でもない。犬越路では風景を楽しんでから長者舎の方へ至る谷を下った。谷は東海自然歩道だが崩れやすく非常に荒れている。しばらく下ってから後ろの方で激しい落石の音がした。
 水量の少ない沢を右へ左へと徒渉しながら下り、植林帯を通り抜けると神ノ川ヒュッテが左手に見えてくる。付近は人の気配がないが、テント場にテントが張られているので人はいるのだろう。そのまま通り過ぎて舗装道を歩いた。 舗装道歩きは15分ほどで路肩に駐めた車が見えてくる。

賑わう犬越路
【賑わう犬越路】
   荒れた谷を下る
【荒れた谷を下る】


《登山道の花》
144x108 キランソウ エビネ
 【1.■■】
 【2.キランソウ】
 【3.エビネ】
ギンリョウソウ ミツバコンロンソウ ミツバツチグリ
 【4.ギンリョウソウ】
 【5.ミツバコンロンソウ】
 【6.ミツバツチグリ】
ワチガイソウ フデリンドウ ムラサキケマン
 【7.ワチガイソウ】
 【8.フデリンドウ】
 【9.ムラサキケマン】
ヤマウツボ ミヤマキケマン シコクスミレ
 【10.ヤマウツボ】
 【11.ミヤマキケマン】
 【12.シコクスミレ】
 下山後の温泉はいやしの湯へ。一時期ポンプの故障で閉館されていたため、久しぶりの訪問である。駐車場では地元野菜の直売が行われていたので、つまみ用の小さなカブなどを買った。風呂から上がって、併設の食堂でトンカツ定食を注文した。ここの食堂は種類も多く、お気に入りの場所である。

付近の山 大室山(2005.03.19)、加入道山(2012.03.03)、東海自然歩道(犬越路)(1996.12.08)

立ち寄り湯情報
 
いやしの湯★★★★
場所:相模原市津久井町青根844 (TEL:042-787-2288)
泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉
料金:600円・時間:10:00~21:00
休館:火曜日(祝日の場合は翌日)
食堂有
Camera:NIKON COOLPIX P300

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