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東海自然歩道

足和田山


富士三湖と青木ヶ原樹海を眺望する(はず)
山名 足和田山
山域 山梨県
日程 2000年4月23日(日)
天気 曇り
入山地 一本木
メンバー 単独行


カシミール3D使用(撮影データ:対地高度1288m、撮影範囲15km、レンズ16mm、森の山々、高さ強調1.0)

 足和田山は箱根の足柄山、駿河の愛鷹山(足高山)とともに富士の三脚(足)と呼ばれている。富士のすそ野に青木ヶ原樹海が絨毯のように広がり、展望も良い。

 今回の東海自然歩道へのアプローチは初めて車を使った。横浜の自宅を6時に出発し、厚木経由で国道413号の道志道を走る。思いのほか道はスムーズであった。富士吉田あたりのコンビニで食料を調達し、富岳風穴の公営駐車場に到着したのは8時半。道を挟んだ向かいのバス停から登山口までバスで行くことになるが、時刻表を見ると数少ない便の中で次は9時16分発の河口湖駅行きであった。30分あまり時間があったので、いったん車の所に戻り弁当を食べて過ごした。
 バスは富士吉田方面からやって来て、駐車場で折り返した。どうやらここが始発らしい。他に乗客はおらず、僕だけを乗せて発車した。一本木までは10分足らずであったがバス料金は380円とやけに高い。

一本木9:26 鉄剣 足和田山1355.2m 三湖台1202.6m 紅葉台1164.7m 青木ヶ原樹海 鳴沢氷穴 富岳風穴

【富岳風穴前】

 駐車場に車を置いて、バスで一本木登山口まで行き、ここまで歩いて戻ることになる。 9:11


【一本木登山口】

 登山口へは国道から富士吉田方面に斜めに別れる道を進むと、やがて東海自然歩道の道標が現れるので左折する。すぐに階段状の登山口が見えてくる(9:32)。

 登山口の周りには何台かの車が路駐している。20人ばかりのパーティーがまさに登らんとしていて、初っぱなから亀足歩行につき合わされるかと思ったら、すんなり通してくれた。

【登山道】

 階段状の登山道をひたすら登っていると、右手にコンクリの祠に守られた鉄剣が見えてきた。完全に錆び付いた鉄剣で、何の説明もない。道はやがてつづら折りになり、ちょっとした広場にたどり着く。富士山方面に方位盤があるが、曇っていてほとんど眺望はない。ここが足和田山かとおもったら、この先に物見櫓のあるところが山頂であった。


【足和田山】

 物見櫓の上に立つと、うっすらと富士山やそのすそ野に広がる青木ヶ原樹海が見渡せる。天気が良ければもっと綺麗に見えたであろうが、この時期の眺望は期待できない。本当は冬場に来ればいいのであろうが、(路面凍結で)車で来られないのも悩ましいところだ。
 足和田山を後にし、縦走路を進む。
10:12



【三湖台】

 広場になった三湖台に到着(10:45)。広場のようになっており眺望が広がっている。天気が良ければ、河口湖、西湖、精進湖の三湖が見渡せるのだろうが、この日は雲が多く西湖しか見えなかった。標高1202.6mの三角点がある。

富士箱根伊豆国立公園 東海自然歩道
富士五湖は、富士山の噴火で流出した溶岩流が、川をせき止めてできたといわれており、東から山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖と富士山を取り巻くように位置している。
 目の前に広がる西湖の広さは4番目(2.1ku)深さは2番目(90.9m)で、西湖、精進湖、本栖湖は地下で通じているといわれているため、常に同じ水位(標高902m)となっている。

 三湖台からは紅葉台が目の前に見えている。紅葉台(1164.7m)には土産物屋が建ち、有料の展望台がある(買い物をしたらタダ)。ここは車で来ることもできる。
 土産物屋の右手を通り抜け、下っていくと広場があり、ここにも紅葉台の看板がある。小屋が一軒建っており、中には缶飲料の自販機が一台置いてあるだけであった。

【青木ヶ原樹海】

 国道139号の下のトンネルをくぐり、青木ヶ原樹海の中の遊歩道に入る。自殺防止だろうか、「いのちを大切に」と説く看板が目に入る。ハイカーにはいささかどきっとする看板だ。(11:21)
 鳴沢氷穴、富岳風穴の横を通る。いずれも入場料を取る観光地であるが以前に来たことがあるので、今回は素通りである。

 駐車場に到着(11:45)。わりと早くゴールしてしまった。まだ歩き足りない気もしたが、帰りの渋滞も気になるし、温泉にでも入って帰ることにした。温泉は、来る途中に鳴沢の道の駅付近で大きな看板が出ていた「富士眺望の湯ゆらり」である。
 富岳風穴の駐車場から東へ車で数分も走ると「道の駅なるさわ」がある。その道の駅の駐車場を突き抜けると「富士眺望の湯ゆらり」の駐車場がある。駐車場はほぼ満車状態で盛況がうかがわれた。
 自販機で買った入泉料はちょっと高額であったが、中の施設はそれなりのものであったので納得。ここのシステムで感心したのは、更衣室のロッカーの鍵を受付でくれることだ。混んでいてもロッカー利用にあぶれることはないと言うことである。
 温泉から出て、駐車場から富士山を見ると午前中のガスがとれてその姿がよく見え た。

温泉情報
【富士眺望の湯 ゆらり】★★
山梨県南都留郡鳴沢村字ジラゴンノ8532-5
TEL:0555-85-3126
http://www.fuji-net.co.jp
入泉料1200円(貸しバスタオル・タオル付き)
営業時間:10:00〜22:00
泉質:カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、硫酸塩、塩化物温泉
泉温:30.4度

End

Camera:CANON Power Shot S10

NOYAMA
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