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東海自然歩道石割山 |
石割山入口(10:25)−(10:46)石割神社−(11:04)石割山(11:10)−(11:27)平尾山−(11:54)大平山−飯盛山−(12:50)ハリモミ樹林−(13:35)忍野八海−(14:35)鐘山滝−(15:15)富士吉田 そろそろ暖かくなってきたので、東海自然歩道の続きでも歩こうと思い立ったのは4月初日の朝のことであった。関東地方は快晴に恵まれたものの、自宅の横浜はちょっと風が強かった。しかし滅多にない晴れなので出かけることにした。 自宅からバス、横浜線、中央線、富士急行線と乗り継ぎ、富士吉田までやってきた。次のバスに乗り換えようとすると、なんと50分待ちであった。前のバスは10分前にでたようだ。富士急行線も富士急行バスも1時間に一本づつしかないのに連絡していないというのはどういう事であろうか。待つ覚悟を決めたところに、向こうから2人組のおばさんが石割山へ行くので一緒にタクシーで登山口まで行かないかと声をかけてきた。あまり急ぐつもりもなかったが、せっかくなので一緒にタクシーで登山口まで向かった。 今回は平野から歩き始めるつもりであったが、そのタクシーが石割山の登山口まで行ったため、東海自然歩道のコースが一部タクシーで移動することになった。コースタイムで30分ほどの距離である。 石割山の登山口には駐車場があり、ほとんど満車状態。トイレは冬季閉鎖中でまだ開いていなかった。 【登山口はいきなり階段】 赤い鳥居をくぐり、いざ登り始めようとすると目の前には何百段もの階段が待ち構えていた(10:26)。これを一気に駆け上ろうとするが無理で、後半からはペースダウンであえぎながら登ることになった。はじめに見えていた階段を上りつめると更に次の階段が待っていた。これを登り切るとようやく階段は終了で、東屋がある。 緩やかな道を歩いていくと、車道と合流して砂利道となり、やがて石割神社にたどり着く。ここには山名のいわれとなった、縦に割れた天戸岩がある。 【天戸岩のある石割神社】 縦に割れている天戸岩の割れ戸の中を通り、三度拝むことで幸運がひらけるという。また割れ目からしたたり落ちるしずくは霊水として飲むと無病息災長寿を保つことができると伝承されている。(石割神社縁起より)10:47 【石割山山頂からの眺望】 石割神社からの急坂を上るとすぐに山頂に到達する。ひらけた山頂は見通しが良く、正面に富士山が見える。あいにく半分雲に覆われていて噴煙をあげているようだ。(折しも有珠山が噴火しているときである)11:04 富士山手前の眼下には、石割山から南西にのびる尾根上の平尾山や大平山が見える。尾根には樹林帯はないので快晴の日光を遮るものはない。この季節はちょうどいい気温であるがもう少し暖かくなると暑いくらいだろう。 【杓子山方面】 平尾山を下りながら右手を見ると、杓子山と三ツ峠が見えてくる。 11:32 【階段】 今回のコースは良く整備されていて、この手の階段が多い。石割神社の階段から始まって、坂のほとんどは階段になっている。(11:38) 最後のピークである飯盛山を通過して、少し下ったところで右手に折れて支尾根を下る。階段状に木が組んでありテンポよく下っていくが、最後の方は工事中で柔らかい黒土の上を歩いて下界の別荘地にでる。 車道の方をめざして歩き、ハリモミ樹林の中の県道の歩道を内野に向かって歩く。内野手前の上村の交差点を左折し、忍野をめざす。 【山中のハリモミ樹林】 山中のハリモミ樹林は、富士山の火山爆発により流出した鷹丸尾溶岩上に成立する温帯性の植生で、単一の樹種で林分を形成することが極めて稀なハリモミが純林を呈しており、世界的にも貴重な森林です。昭和38年に国の天然記念物に指定。(12:55) 【忍野八海】 忍野八海は海ではなく池である。豊富な富士の伏流水の涌きだし水で、澄んだきれいな水である。また茅葺き屋根の家々や富士山と言った素材が写真の被写体として人気がある。しかしながら観光客でごった返してあまり写真どころではない。(13:40) 忍野八海を後にし、所々出現する「東海自然歩道」の道標を頼りに車道から離れて林の中へ入っていく。東京電力の水力発電施設の横を通り、再び車道にでると鐘山滝が近い。 【鐘山滝】 たいした滝ではないが、地図上でランドマークとなっている。滝のまわりは公園となっているが、ほとんど野ざらし状態できれいとは言い難い。(14:35) 滝のすぐ横に国道138号線が走っていて、その道沿いに富士吉田方面へ向かう。途中ローソンでおにぎりと飲料を買って食べる。実は食料と水分を持ってきていなかったのである。富士吉田の駅前にはあてにしていたコンビニがなかったのである。 ローソンを出発し、再び国道の歩道を歩いているうちに、排ガスの中を歩くのがいやになってきた。ふとバス停の時刻表を見ると2分後に富士吉田行きのバスが来るようなので、それに乗ることにした。 Camera:CANON Power Shot S10 次のコースは一本木から富岳風穴まで |
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