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景信山-東京都の山 景信山-東京都の山 シモバシラを探しに高尾山稜へ シモバシラを探しに高尾山稜へ 【景信山頂から東京を一望】
コース(タイム)小仏(10:39)-(11:47)影信山(12:54)-(14:31)高尾山-(15:24)高尾口
《山概略》
《景信山へ》 小仏バス停からしばらく舗装道を歩く。バス停がある割にはこのあたりには住宅はなく、山に囲まれた谷間の道である。日が当たらない道で、路面にはうっすらと白く霜が降り、冷え冷えとしている。左手に賽珠寺を見て、ヘアピンカーブの登り坂を進む。 右手に景信山の登山口があるが、そこは通過し、道なりに歩いて行く。目の前に多くの車が駐まっているのが見えてくるが、そこが小仏の登山口である。高尾山稜で車を駐められる登山口は珍しい。 自転車組と再度合流し、ここからヤゴ沢沿いの道を歩き始める。このあたりは地下に中央自動車道小仏トンネルが貫通している場所である。谷間の植林帯を縫うように登っていく。例年ならシモバシラが見られると言うが、今年はほとんど無いようだ。時期が遅いのだろうか。目をこらしてようやく見つけたシモバシラは極めて小さいものだった。
稜線が近くなるとつづらの急坂となる。左手に稜線が見え、やがてそこと合流する。稜線は多くの人が行き来していた。合流地点から右手に200mに景信山の山頂(727.1m)がある。 山頂一帯は景信小屋の茶屋が占めていて、多くのテーブルがある。そこからは南方向の展望が広がり、富士山や相模湖、横浜や東京の高層ビル群も見える。スカイツリーも見えるのでかなりの好条件だ。 小一時間テーブルを囲んで昼食&歓談し、小屋の裏手にある三角点を確認してから来た道を戻り、小仏峠の方へ向かった。
小仏峠までの稜線は杉植林に囲まれた中を歩く。途中仲間が右手の斜面にシモバシラを見つけた。大きい物ではないが、茎から綺麗に氷がしみ出して花のようになっている。しばらくここで撮影タイム。 小仏峠手前の分岐で自転車回収組と別れ、単独で高尾山方面へ向かった。途中の城山や一丁平でもシモバシラを見る可能性は高い。今回このコースを歩くのはシモバシラを見るためでもあった。
分岐のすぐ先が小仏峠で明治天皇巡幸碑がある。ここでなぜか丹沢や奥多摩のルートマップの露店があった。そういえば新聞に載っていたのはこのことかもしれない。小仏峠は止まらずに通過。 城山は山頂は通らずに、北面の巻き道を通った。足下のシモバシラを探しながら歩くと、左手に少し下ったところで数人がなにやら地面を覗き込んでいる。近づいてみると、果たしてそこにシモバシラができていた。あまり出来は良くないが、小ぶりの花のような綺麗な形をしている。しばらくここで写真を撮って先へ進んだ。
緩やかな登り坂を進むと、一丁平の展望デッキがある。ここからも富士や丹沢の山並みを見ることができる。太陽が富士山の方へ沈もうとしているが、高尾山からのダイヤモンド富士は冬至の日に見られることで有名である。それからは20日ほど立っているので、太陽は富士の位置よりはだいぶ右側に沈むのだろう。
一丁平の北面の巻き道はシモバシラの群生で有名で、規制線が張られている。しかしそこにはシモバシラはほとんどなかった。そのまま歩き続けて高尾山頂を通過し、薬王院まで降りる。すでに夕刻が近いが、まだこちらに向かって歩いてくる人が多い。1号路で高尾口まで降り、工事中の京王線駅に到着する。この工事は温泉施設を作っている為だろうか。世界一入山者の多い山でそのような施設ができるととんでもないことになりそうだ。
Camera:CANON EOS 6D
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