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権現山−山梨百名山 権現山−山梨百名山 かつての秘境も山頂近くに林道 かつての秘境も山頂近くに林道 【権現山主稜線をのんびり歩く】
コース(タイム)八王子(7:00)−和見林道(8:10)−権現山−(12:38)和見林道=四方津御前山=(16:08)秋山温泉(18:30)=(19:23)八王子
《山概略》
《権現山へ》 車止め手前の駐車スペースから舗装道を歩き始めると、程なく和見峠となる。右に権現山、左に高指山・不老山の登山道入口がある。舗装道はまだ続いており、ここにも車止めがある。峠は林道檜尾根線の起点となるようだ。 峠から尾根道に入り、植林帯の中を歩く。植林はよく手入れされているようで、まっすぐな木が整然と並んでいる。旧登山道との合流点を越えると勾配がきつくなる。木陰からは権現山の山頂が見え隠れしている。 尾根歩きがいつの間にかトラバースの道に変わり、右手に雨降山への分岐があるので、そちらに進む。樹相は植林から落葉樹林に変わり、登山道が落ち葉で埋まり滑りやすくなる。つづらの急坂を登っていくとクマザサの中に入る。やがて、降雨計のある稜線に到着する。
降雨計があるから雨降山なのだろうか、この辺りは雨降山のピークのはずだ。電波塔施設の横を通り抜けるが、柵に沿って立ち並んでいる鉄管の中で氷の塊が詰まっていた。気温は氷点下なのだろうが、風がないためそれほど寒くは感じない。 電波塔の先に道標があり、雨降山と書かれている。ここからの稜線歩きはほとんど平地で楽に歩くことができる。和見への分岐の所には、すみれの丘と書かれた道標がある。5月3日が見頃だそうだ。この辺りはスミレが有名らしい。 明るいが稜線を歩いて行くと、馬頭尊と書かれた三角の石が置いてある。裏側を見ると明治四十年代の作らしい。 稜線は樹林の中で眺望は良くないが、ときおり右手に三頭山や雲取山が見えている。一ヶ所だけベンチのある場所がある。 権現山の山頂が近くなると、登り坂となる。小屋が見えてきたと思ったら、王勢籠権現神社奥宮であった。岩をうがって階段ができている。日本武尊を祀ってあるようだ。犬と関係あるような由緒も中に書かれていた。
権現神社からひと登りで三等三角点のある権現山(1311.9m)の山頂に到着する。ここまで誰にも会うことはなかった。山頂からは真っ白な富士や奥秩父の山並みを望むことができる。しばしば眺望を楽しみ、昼食かと思いきや、まだ時間が早いと言うことで下山することになった。
登ってきた道をそのまま下り、和見分岐まで来ると二人組の自転車隊が休んでいた。この稜線はアップダウンが少ないので自転車で走るのも快適なのだろう。自分たちと同じ林道を登ってきて、権現山方面ではなく東方の用竹方面へ走るということだった。 和見分岐の高台で食事休憩を取ることになり、車座になって昼食の準備に取りかかった。今回は鍋等を持ってきて豚汁を作った。他にもおでん等あり、豪勢な山での食事となった。気温は低いが風もなく穏やかな天気で、寒くなることもなく小一時間過ごして尾根を下った。
林道の車を駐めているところへ降りたが、まだ時間は12時半である。引き続き、簡単に登れる近くの四方津御前山へ行くことになった。車は中央線の四方津駅方面へ向かった。
Camera:SONY DSC-WX1
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