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唐松尾山-山梨県の山 唐松尾山-山梨県の山 中川東谷から眺望のない唐松尾山へ 中川東谷から眺望のない唐松尾山へ 【二俣付近を遡行】
コース(タイム)中川橋(9:08)-(10:28)二俣-(11:45)山の神-(12:29)唐松尾山-(13:18)西御殿岩-三ノ瀬(15:37)-(15:52)中川橋
《山概略》
沢は滝はなく、難しいところもない。倒木が多いが開かれた沢で明るいのが特徴である。10月下旬のこの時期は水が冷たく感じるが耐えられないことはない。沢や岸を淡々と歩き、二俣のところで休憩する。
夏焼沢の二俣を過ぎるとナメが多くなる。倒木が多く、何度か二俣を通過する。二俣は全て右の方へ進む。終始緩やかな沢だが、稜線が近づくと傾斜も増してガレも増えてくる。
ガレ場となり、水流が少なくなると登山道との交差も近い。崩れ落ちた登山道の橋を越えるとガレ場を横断する登山道に合流する。沢靴から登山靴に履き替え、登山道を右手に進む。斜面のトラバース道を進むとすぐに山の神土という交差点に着く。ザックが一つ残置してあったが、白石山にでも駆けていったのだろうか。 《唐松尾山へ》 山の神土から左手の笠取山方面へ向かう。斜面はびっしりと笹の葉が生い茂っている。左手には富士山が見えてくる。 徐々に高度を高めつつ登っていくと、唐松尾山の山頂(2,109m)に到着する。噂通り全く眺望のない山頂だ。ここの標高はこの山域での最高峰となっている。 《西御殿岩へ》 唐松尾山の山頂から来た道を戻り、稜線を少し降りたところから左手の道に入る。分かりにくいが西御殿岩への道標がある。あまり人が歩かれていない道だが、この日は他にも数組の登山者が西御殿岩を目指していた。山頂付近は岩場で、岩をよじ登っていくと、360度視界が開かれた西御殿岩山頂(2,075m)に到着する。
西御殿岩からの眺めは素晴らしく、富士はもちろん丹沢の山塊も見渡せる。白石山の山肌は色とりどりの紅葉がちょうど見頃を迎えていた。久しぶりに岩の上から360度のパノラマ写真を撮った。 【西御殿岩からの眺望】 中央に白石山、右端に雲取山、左の方には西上州の山々や両神山が見える。白石山は2009年に訪れているが、かつて秘境と呼ばれたこの山も一般的な山となっている。それでも往復12時間以上を歩かなければならない。 後から御殿岩に登ってきたパーティーは、岩の上からの眺望を見るや、すごいすごいと感動していた。秋晴れの貴重な眺望をいつまでも楽しみたいが、しばらく眺望を楽しんでから山の神土の方へ下山した。
山の神土から牛王院平を経て、三ノ瀬まで下る道は紅葉が美しい。途中、以前はなかった鹿よけの柵を通過する。登山道は広くよく整備され、トレイルランの人も多い。民宿のある集落まで下り、舗装道を右に進み、10分あまりで駐車スペースに到着する。 帰路は奥多摩方面へ車を走らせ、途中、のめこい湯に立ち寄る。まだ時間が早いせいか、多少混んでいた。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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