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黒川鶏冠山-山梨百名山

黒川鶏冠山-山梨百名山

梅雨の晴れ間にお気楽森林浴

梅雨の晴れ間にお気楽森林浴

【三窪高原の見晴台】

三窪高原の見晴台

山行情報
日程 2011年07月02日(土)
山名(山域) 黒川鶏冠山(大菩薩周辺
入/下山地 柳沢峠
メンバー 大山、黒岩、キム、伊藤、大内、福島
行動時間 7時間20分
歩行
距離
登り
下り
歩数
15.4km 1,169m 1,169m 36,524歩
黒川鶏冠山マップ

コース(タイム)

柳沢峠(9:32)-(11:54)鶏冠山(12:41)-(14:20)柳沢峠(14:39)-(15:24)三窪高原(15:52)-(16:36)柳沢峠=(17:10)のめこい湯

 《山概略》
 鶏冠山(けいかんざん)という山はいくつもあるので、ここは黒川鶏冠山と呼ばれている。山梨百名山であり、大菩薩連峰の一部でもある。主な登山口は柳沢峠で、市営の無料駐車場がある。柳沢峠から鶏冠山とは反対側に三窪高原があり、6月にはレンゲツツジの花が満開となる。その時期は鶏冠山より三窪高原の方を目当てに来る観光客が多いようだ。

 《アプローチ編》
 橋本駅南口で仲間と合流し、相模湖ICへ向かった(高速1000円が終わって初めての高速利用で、なるべく高速は使いたくない)。途中雨が降りだし、どうなることかと思ったが、山梨の天気は違うと期待しながら予定通り進んだ。相模湖ICから勝沼ICまで高速を利用。サクランボの看板が目立つ広域農道を進み、青梅街道で柳沢峠へ向かった。山の上の方は雲がかかっていたが、雨が降ることは無さそうだ。柳沢峠の公共駐車場に着いたときはすっかり天気は回復し、晴れ間も見られるようになった。


柳沢峠市営駐車場
【柳沢峠市営駐車場】
   山は終始樹林帯
【山は終始樹林帯】

 《鶏冠山へ》
 広い駐車場に車は数台しか駐まっていない。花の時期も終わり、この時期は登山者も少ないようだ。空模様の方は雨の心配はなくなったが、紫外線の心配が発生していた。日焼け止めのクリームを腕や顔に塗りまくって出発した。登山口は駐車場から道を挟んですぐ向かいにある。
 樹林帯の中の登山道は良く整備され、公園の遊歩道のようだ。ブナの木など新緑が綺麗で緑一色の森である。道は終始緩やかできつい登りもなく、楽に歩くことができる。こけむした岩場を通過し、六本木峠に到着してひと休みする。いつもなら休むような所ではないが、今回は経験の浅い女性が参加していると言うことで慎重である。

六本木峠
【六本木峠】
   登山道は登りが少ない
【登山道は登りが少ない】

 眺望のない樹林帯の歩きが続くが、足もとにはほとんど花がない。梅雨時は花が咲かないものだろうか。一度林道に出てすぐにまた樹林帯へはいる。横手山峠という場所を右に曲がる。この辺りの指導標は東京都水道局が設置している。山が東京の水源となっているためだろう。
 見晴台へ立ち寄る途中、黒川山のピーク(1710m)を通過する。ここには鶏冠山のピークにはない三角点がある。しかし三角点がある割りには眺望は全くない。黒川山は通過するだけで見晴台へ向かった。
 
 見晴台は来た道を戻るような方向にある。黒川山より6m高い岩場で、本来なら見晴らしが良いのだろうが、あいにく雲に覆われほとんど見えない。笠取山や大菩薩嶺方面が何となく見えた程度だ。


黒川山の三角点
【黒川山の三角点】
   見晴台からの眺め
【見晴台からの眺め】

 見晴台から鶏冠山のピークに向かう。黒川山の分岐まで戻り、北の方へ行くと鶏冠山の山頂(1716m)である。登ってくる間はほとんど人と会わなかったが、狭い山頂では何人か休憩していた。この山頂は地図には標高表記がないが、山梨百名山の標柱には1716mと記載されている。三角点のある黒川山よりは少し高い。山頂の岩場の隅で昼食休憩して下山した。
鶏冠山からの眺め
【鶏冠山からの眺め】
   鶏冠山頂上
【鶏冠山頂上】

 下山は来た道をそのまま戻って柳沢峠へ。柳沢峠の標高は1550mはあるので、標高差にすれば200m足らずである。ずいぶん楽な山登りであった。あまりにも楽だったのか、柳沢峠からさらに三窪高原へ行くことになった。縦走するために、車を一台林道の奥へ配置しようとしたが、林道が復旧工事のため入口で進入禁止となっていた。縦走作戦は失敗し、展望台までの往復で行くことになった。

 《三窪高原へ》
 三窪高原の入口は柳沢峠駐車場の裏手にあるが、いきなり階段で始まる。一部で車道も歩くが概ね上り調子である。ほとんど登りはないと聞いてが、甘くはなかった。
 三窪高原は観光客が訪れるようなところで、軽装の人たちと良くすれ違う。道は良く整備され、道標もしっかりとある。展望台と書かれた方へ向かって進んだ。


展望台へ向かって進む
【展望台へ向かって進む】
   吊り橋越えてのめこい湯へ
【吊り橋越えてのめこい湯へ】

 7月初旬は花の季節には遅すぎたようだ。展望台周辺にはレンゲツツジを見ることはできなかった。普通のツツジはいくつか咲いていた。途中柵で囲まれたところに、アヤメやレンゲツツジがわずかに咲いていたが、鹿の被害で花が無くなった事もあるのだろう。
 展望台は見通しも良く気持ちが良いところだ。雲がなければ展望も良く、周囲の山なみが見渡せるはずだ。ベンチもあり昼寝には最適なところだ。しばらく滞在して下山した。  柳沢峠からの帰りは、奥多摩の方へ下った。途中、丹波山温泉のめこい湯に立ち寄った。ここは閉店時間が早いので(特に冬場)、過去に何度か門前払いとなっている。今回は下山の時間も早かったため、入ることができた。温泉のあとは食堂でやまめご飯定食(1100円)を頂いた。

付近の山 鶏冠山(2007.04.15)、大菩薩嶺(2007.09.16)、笠取山(2010.03.13)、乾徳山(2007.09.16)

立ち寄り湯情報
 
丹波山温泉「のめこい湯」★★★★
単純硫黄温泉、PH9.6、泉温43.3度、湧出量160㍑/分
入場:600円(3時間),休館日:木曜日
4月~11月10:00~19:00,12月~3月10:00~18:00
露天あり、食堂あり
Camera:NIKON COOLPIX P300

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