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倉岳山−山梨県の山 倉岳山−山梨県の山 連休最後の山梨山行 連休最後の山梨山行 【若者でにぎわう倉岳山頂】
コース(タイム)鳥沢駅(8:57)−高畑山−倉岳山−矢平山−(16:23)四方津駅=八王子
《山概略》
山に向かって集落の中を歩き虹吹橋を渡る。水面から橋までかなりの高さがあり、新緑の渓谷が綺麗だ。大きな藤の木もあり紫色の花を咲かせている。ひとり歩きの女性が同じ道を歩いていたので声をかけると高畑山まで行くそうだ。中央線沿線の山はよく一人で行くということだった。 小高い丘の集落を通り抜けると道は林道となり、ゲートの扉を通過する。右手にエメラルドグリーンの水面が広がる小篠貯水池を見て山の奥へと入っていく。「峠道文化の森入口」と書かれた道標があり、うっそうとした谷筋の道を歩く。 高畑山と倉岳山の分岐からは、右手の高畑山の方へ行く。道は谷筋から尾根歩きと変わり、つづらの急坂となる。植林と自然林の入り交じった林の中で、眺望はない。植林の部分は薄暗く、自然林の方は新緑の薄い葉に光が差し込んで明るく綺麗である。ときどき木の幹に立入禁止のテープが巻かれているが、どうやら倒木注意の印らしい。強風の影響だろうか幹が折れていたり倒れかかった木がところどころで見られた。
高畑山(981.9m)の頂上に到着すると、すぐに目の前に富士山が見える。秀麗富嶽十二景たる所以である。山頂には三等三角点もあるが、石柱がかなり露出していて山頂が数十センチ低くなっているのが分かる。標高は変更されないのだろうか。山頂写真を撮り終え、東に続くの稜線を歩いた。道標は天神山を指している。 【天神山からの眺望】 下って登り返すと15分ほどで天神山(876m)に到着する。ここは南側の眺望が開けていて、百蔵山や扇山、雲取山を見ることができる。天神山を下ると穴路峠で、狭い峠で15人ほどの若者が休んでいた。男女半々で大学生だろうか。彼らの間を縫うように峠を通過し、緑の美しい林の中を登っていくと倉岳山(990.1m)の頂に到着する。
山頂は多くの人が思い思いの場所に座って休み、その間に二等三角点や山梨百名山の道標がある。富士山は雲のため、すでに見えにくくなっていた。小休止している間にも先ほどの学生集団などが登ってきて山頂は賑やかさが増してくる。暑くも寒くもない新緑のこの季節は最も山登りに適した季節だろう。天気もこの時期にしては申し分がない。この日山に来た者は幸いである。 倉岳山からはさらに東の稜線を歩き続ける。今回は時間の許す限り東へ歩くことになった。立野峠、細野山(838m)、トヤ山(808m)、舟山(818m)を通過する。そして、寺下峠に至るが、ここは以前同じコースで歩いたときに下った峠だ。今回はさらに稜線を進むので、ここからは初めての道となる。 【細野山からの眺望】
三等三角点のある矢平山(860.2m)を通過し、快調に歩いていると、稜線の登山道は並行して走る林道に合流する。舗装林道を少し歩くと右手に山道が見えてくる。このあたりは大地峠だろうか。林道のため尾根が分断され登山道も迂回を余儀なくされている。道は数メートル下の林道と平行して続き、登山道には転落防止用の柵がある。そしてその柵には太陽光で充電する行燈が設置されている。この行燈が光るのは当然夜だが、それを見るのはどんな人なのだろうと話しながら歩いた。 四方津駅に向かって北尾根を歩くが、これが結構長い。もはやこの尾根で人に会うことはなく、黙々と歩き続ける。 集落に降りて、道なりに進むと駅の裏山に山頂に向かってドームの通路が伸びているのが見える。山の上に広がる住宅地へのエスカレーターなのだろうが、この巨大な施設は遠くからよく目立つ。四方津駅を利用するのは初めてなので、駅からエスカレーターがどのように繋がっているのか興味のあるところだ。
桂川に架かる橋を渡り、駅を左から回り込むように進むと、四方津駅の正面に出る。駅前には登山者の姿が多い。気になるドームのエスカレーターは、駅に直結しているわけではなく、50mほど離れたところに入口の建物があった。いつかこのエスカレータを利用するときが来るのだろうか。 駅では待ち時間20分弱ほどで、八王子方面行きの電車が来た。今回も八王子で途中下車して、駅前の居酒屋飛騨の里で二次会を行った。
Camera:SONY DSC-WX1
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