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菰釣山-神奈川県の山

菰釣山-神奈川県の山

道志から、あっけなく山頂へ

道志から、あっけなく山頂へ

【ブナの稜線を歩く】

ブナの稜線を歩く

山行情報
日程 2014年12月23日(火)
山名(山域) 菰釣山(丹沢
入/下山地 西沢林道
メンバー 伊達、大山、山本夫妻、福島
行動時間 4時間40分
歩行
距離
登り
下り
歩数
6.0km 638m 638m 18,780歩
菰釣山マップ

コース(タイム)

西沢林道(09:55)-(10:45)ブナ沢乗越-菰釣避難小屋-(11:33)菰釣山(12:28)-(13:23)ブナ沢ノ頭-ブナ沢乗越-(14:35)西沢林道

 《山概略》
 菰釣山は丹沢の西方に位置する山で、神奈川県と山梨県の境に位置する。今回は、山梨県道志村から登るので、山梨県の山としている。神奈川県川からは山頂まで丸一日かかるが、山梨県側からは2時間程度で達することができる。

 《アプローチ編》
 久しぶりに仲間の車でのアプローチとなる。待ち合わせの橋本駅までは電車で行った。山を終えて国道16号の渋滞を帰るのは気が重いが、電車だと楽である。仲間の車で道志方面へ向かい、道の駅どうし横の道から山の中へ入っていく。落合橋を過ぎ、西沢沿いの細い林道を進む。車が進める奥まで行くと、2~3台の駐車スペースのある場所に出る。ここに車を駐め、登山準備をする。


車止めから出発
【車止めから出発】
   徒渉して奥へと進む
【徒渉して奥へと進む】

 《菰釣山へ》
 この日は買い換えたばかりのデジカメデビューの日である。首に重い一眼レフをぶら下げての山歩きである。これまではコンパクトデジカメで撮ることが多かったが、今後は一眼を主に使いたいと思う。
 狭い駐車スペースを出発する。林道の上を川が横切っているので、浅いところを渡る。林道は壁面の補強工事を行っていて、ミキサー車が出入りしている。現場を通り過ぎ、しばらく林道を歩くと右手に不明瞭な登り口がある。後から分かったのは、その登り口は今では使われていない昔からの登り口で、手前に新しい道ができていたのであった。
 急な登り口に入り、植林の中を道なりに進んでいくと、すぐに沢の方へ下っていく。沢に出るとあとは沢筋をひたすら登っていくことになる。

緩やかな谷筋の登り
【緩やかな谷筋の登り】
   稜線に出ると東海自然歩道
【稜線に出ると東海自然歩道】

 沢筋と言ってもそれ程狭くはなく、比較的開けていて圧迫感はない。沢に架かる小さな橋を渡り、沢から別れて笹藪の中を通り抜ける。それ程急な登りはなく、最後はすり鉢状の登りで、やがて稜線にでる。この稜線は東海自然歩道で、丹沢を東西に横断する道である。
 稜線分岐で一休みし、稜線を西に進んだ。周りにはぶなの木が立ち並んでいる。本来は眺めの良い稜線だが、木々が眺望を遮っている。葉は落ちているので、日差しが落ちて暖かい。
周囲はぶなの森
【周囲はぶなの森】
   新しくなった菰釣山避難小屋
【新しくなった菰釣山避難小屋】

 ちょっとした広場に出ると、そこには真新しい避難小屋が立っている。10年以上前にここの避難小屋に泊まったことがあるが、窓もなく真っ暗な小屋で、あまりよい印象はなかったが、今度の小屋は窓があり室内が明るい。中の板張りもまだピカピカだ。ちなみにトイレは無さそうだ。

凍り付いた地面はうっすらと雪
【凍り付いた地面はうっすらと雪】
   菰釣山山頂
【菰釣山山頂】

 避難小屋から先は、道にうっすらと雪が残っている。まっすぐな道を緩やかに登っていくと、菰釣山の山頂(1,379m)に出る。山頂に立つと、すぐに目の前に富士山が現れる。真っ青の空の元、半分雪を戴いた凛々しい姿である。
 山頂からの撮影を一通り終え、テーブルの上で昼食にする。最近はカップ麺ですますことが多いが、この日もカップ麺である。テルモスにお湯は入れてきているが、ヤカンで再沸騰させて熱々の湯をカップに注いだ。
 山頂に小一時間滞在する間、稜線の両方向から何人も登山者がやってくる。我々とは反対のブナノ丸方面から来た人は道志の森キャンプ場から登ってきたそうだ。地図にはないルートを歩いてきたことになる。

富士と南アルプスの絶景
【富士と南アルプスの絶景 】
   来た道を戻る
【来た道を戻る】

 菰釣山山頂から来た道を下り、ブナ沢乗越を下らずにそのまま直進した。最初のピークであるブナ沢ノ頭まで歩いたところで引き返すことになった。ブナ沢ノ頭は三角点や道標など目印となるものは何もなく、そこと思われる場所まで歩いて帰路についた。

ブナ沢の頭まで行き戻る
【ブナ沢の頭まで行き戻る】
   稜線から下る
【稜線から下る】

 ブナ沢乗越から道志方面へ下り、林道まで順調に下った。登りで間違った道は下りでは道なりに進むと正しい道で通ることができた。林道では壁面の工事が進行中で、コンクリートは流し込むのではなく、吹き付けるようにして固めていくことが分かる。写真を撮ろうとすると作業員がポーズをとった。
 駐車スペースに戻り、温泉は近くにある道志の湯ではなく、いやしの湯へ行くことになった。しかし、いやしの湯はポンプ故障で休業中、遠回りとなるが藤野やまなみ温泉まで遠征し、湯で暖まった。

付近の山 東海自然歩道(1999.11.13)、畦ヶ丸(196.11.16)、鳥ノ胸山(2012.11.10)、
御正体山(2009.2.28)

立ち寄り湯情報
 
藤野やまなみ温泉★★★
場所:神奈川県相模原市緑区牧野4225-1(TEL:042-686-8073)
泉質:泉温41.8度、ph9.61
料金:600円(3時間)・時間:10:00~20:00(3月~11月は21時迄)
休館:水曜日
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D

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