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能郷白山-日本二百名山 能郷白山-日本二百名山 能郷谷は紅葉真っ盛り 能郷谷は紅葉真っ盛り 【能郷谷のブナの紅葉】
コース(タイム)林道駐車場(7:34)-(8:30)能郷谷登山口-前山-(12:07)能郷白山(12:22)-前山-能郷谷登山口-(15:48)林道駐車場
《山概略》
車止めの柵を通過し、舗装された道を歩く。右手には能郷谷の川が流れている。地図で確認すると、木曽川水系の根尾川で、揖斐川に合流するようだ。渓谷はところどころで紅葉があり、日の差すところは黄金色に輝いている。 林道には何カ所か山の斜面から流れる水流が横切り、それを渡らなければならないところがあるので多少登山靴が濡れるのは覚悟しなければならない。林道歩きは一時間ほど続き、ようやく左手に能郷白山登山道入口と書かれた道標が見えてくる。
山道が始まるとすぐに、数メートルの渡渉がある。ここは岩伝いに渡ればいいが、岩は滑りやすい。沢を渡ると周りには日が差し明るくなる。紅葉の森の中の登り坂が始まり、写真を撮りながらゆっくりと登る。紅葉が見事なのは前半の標高1000mほどまでだ。
登山道は一本道なので迷うことはないが、山頂まではどれほどの距離があるのか気になるところだ。コース自体が長いため、日の短いこの時期に明るいうちに下山できるかきわどいところである。登山口から30分歩いたところに、山頂まで4300mと距離が書かれたプレートがあった。 紅葉を楽しみながらも急坂を上り続けると、森が途切れて林道に出る。かなり荒れた林道で、もはや車は通れないようだ。ガードレールもぐにゃぐにゃに曲がっている。ここで小休止し、再び登り坂に取り付く。
標高1000mを越えると紅葉のピークは終わり、ブナはすっかり葉が落ちている。周りの見通しも良く、稜線が見えてくる。次のポイントは前山のピークだが、気づかないうちに通過してしまったようだ。ピークそのものはルートから離れたところにあるはずだが、それらしき分岐や道標の類を見かけることもなかった。
前山を通過した稜線上には雪がうっすらと積もっていた。数日前に降った雪のようだが早くも冬の到来を感じさせられた。この後見えてくる白山はすっかり雪に覆われていた。山頂まであと2000mということろでようやく能郷白山のピークが見えてくる。
遠くから見る山頂はずいぶん平らで、小屋のようなものが立っているのが見える。その下の山肌は、茶畑のようにもっこりとした緑の筋ができている。前山の下り坂が続き、能郷白山への登り返しが始まる。 山頂へは右から回り込むように道が続き、まずは先ほどから見えていた小屋の方へ向かった。近づいてみるとそれは小屋ではなく、能郷白山神社奥宮の祠だった。祠の周りには多くの人が休んでいる。しかし、けっこう冷たい風が強く吹き、早々に退散。三角点のある方へ移動した。
一等三角点のあるところが能郷白山の山頂だが、山頂を示す道標はなく、眺望も遮られている。温見峠の方へ少し移動すると多少は開けている。先ほどの祠があるところが一番眺望が良かったようだ。 下山は来た道を戻る。日の落ちかかった光の中の紅葉も、なかなか味わいのあるものである。午前中の強い光の中よりも深い色合いで写真を撮ることができた。 下山後は、道の駅にあるうすずみ温泉四季彩館で汗を流し、暖まった。翌日は冠山へ行くため、この道の駅付近でビバークした。
Camera:CANON PowerShot S100, CANON EOS Kiss X6i
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