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七ヶ岳−二本三百名山 七ヶ岳−二本三百名山 ゲレンデ越えると七つの山なみ ゲレンデ越えると七つの山なみ 【スキー場ピークから七ヶ岳へ】
コース(タイム)たかつえスキー場(8:43)-(11:58)七ヶ岳(12:34)-(14:33)たかつえスキー場
《山概略》 【塔のへつり】 およそ百万年をかけて浸食と風化を繰り返して出来上がった大川ラインの渓谷美。国の天然記念物。 七ヶ岳に近づくと右手にその山なみが見えてくる。車を駐めて写真を撮ろうと思いつつもなかなか駐められるようなところがなく、ようやく駐まったところはあまり見通しの良いところではなかった。 国道352号の井桁から道標のあるたかつえスキー場を目指して右折し、少し走るとするとスキー場の駐車場に到着する。駐車場は何カ所かあるが、アストリアホテルズの下にある駐車場に駐めた。
《七ヶ岳へ》 たかつえスキー場はすでに今シーズンの営業は終え、駐車場はガラガラだった。登山者の車も見かけない。広い駐車場の向こうには明日以降登る予定の燧ヶ岳や駒ヶ岳が見えている。日差しがあるので日焼け対策など登山準備をして出発した。 車道を少し登るとすぐにゲレンデに出る。雪はほとんどなく広い斜面が広がっている。正面は七ヶ岳方面となるがまだ山頂は見えず、スキー場のピークが影になっている。しばらくゲレンデの斜面を歩いて行く。 ゲレンデの上の方にはまだ雪が残っていて、登るにつれて雪の量は増えてくる。雪の切れ目からはフキノトウがあちこちで顔を出している。徐々に増えていく雪に、大山さんは置いてきたスキー板を取りに行くと言って、車の方へ戻ってしまった。
左右に分かれるゲレンデを左の方へ進むと、ゲレンデは中級コースとなる。苦労しながら急斜面を登り、雪の切れ目で休憩して大山さんを待つことにした。GPSで登山道を確認すると、ゲレンデの左の方にある樹林帯に道があるようだ。今回は登山道は歩かず、しばらくゲレンデを歩き続けることになる。 10分余り待っていると下の方から大きな音をあげながらスノーモービルが登ってきた。それに大山さんが乗っていた。スキー場ではまだ上半分ほどに残る雪でスキーやスノーボードを楽しむ客のために、スノーモービルで上に客を運ぶ営業をしていた。
急なゲレンデをはいつくばるように登ると、つづらの緩やかな雪道に変わる。道なりにしばらく進むとパラボラアンテナとリフト降り場があるピークに到着する。ここの標高は1638mで、この先にある七ヶ岳の標高よりもわずかに高い。少し東の方へ移動すると七つの峰が連なる山なみが見える。
1638m地点から少し南の方へ回り込んで東に延びる急斜面を一気に下った。雪が深いので駆け下りても足に負担はかからない。鞍部まで下り登り返しとなるのだが、踏み跡もなく道が分かりづらい。GPSを頼りに登山道の方へ向かって樹林帯の中へ入り、ヤブの中に入り込んだところでようやく道を見つけた。 登山道はあまり歩かれていないのか、ヤブをかき分けながら進むことになる。ミニスキー板を担いでいる大山さんは、ヤブの中に板をデポすることになった。
ヤブを抜け、山頂近くになると雪は少なくなり岩場を歩くようになる。派塩登山口への分岐を通過し、緩やかな尾根を登っていくと会津百名山と書かれた七ヶ岳山頂(1635.8m)に到着する。山頂からは直接展望は得られないが、少し奥へ移動すると七ヶ岳を構成するいくつかのコブが見える。
山頂で少し休憩してから来た道を戻る。朝よりも雲が増え、すでに日差しはなくなっている。帰りはスキー場ピークへの登り返しで息を切らせるが、あとは楽である。ゲレンデの下りではスキー板を履いた大山さんはあっという間に下ってしまい、自分は尻ソリの円盤を使った。尻ソリはある程度の斜面でないと滑らず、あまり急斜面だと怖くて使えない。滑ったり駆けたりしてゲレンデの斜面を下った。 駐車場に戻ったときにはパラパラと雨が降り出したが、大きく降ることはなかった。連休4日目の登山も無事終えることができた。 《檜枝岐へ》 この日の宿は檜枝岐の民宿となる。下山後はまっすぐ檜枝岐へ向かった。宿にチェックインし、まずは明日の会津駒ヶ岳の登山口を確認した。登山口はこの宿のすぐ隣にある。今年は雪解けが遅く、登山口から林道へ車が入ることができないので、宿から歩くことになる。 宿で温泉の無料券をもらい、駒の湯へ入った。檜枝岐はいで湯の里でもあり、公共の温泉施設は立派で快適だ。温泉から出ると酒屋でビールを調達し、宿に戻って乾杯。この日は仲間が3人合流し賑やかになる。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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