週末は野山にいます

　《山概略》
　摺鉢山は山口県下松市にある笠戸島の山で標高229m。島の最高峰ではないが、しま山百選に選ばれている。山頂一帯はハイキングコースが整備され、瀬戸内海の眺望を楽しむことができる。2月には「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」が開催される。

　《アプローチ編》
　午前中は近くの大津島にフェリーで渡り、大津山を登っている。その下山後に、笠戸島へ移動した。こちらの島は本土とは笠戸大橋で繋がっているので気軽に来ることができる。笠戸大橋は1970年に開通した全長476mのランガートラス橋である。通行は無料。
　笠戸大橋を渡り、しばらく道なりに車を進めると、国民休暇村の看板があるので、そこを左折する。道は登り坂で中央線がないが、それほど狭くはない。やがて国民休暇村に突き当たるのでその駐車場に駐める。途中、道路脇に何ヶ所か登山口を見かけた。

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　《摺鉢山へ》
　駐車場から来た道を少し戻ると山への入口がある。指導標は野鳥の森を指し示すが、摺鉢山の文字はない。とりあえず野鳥の森へ向かう。山道を登っていくと別の道と合流し、左手の登りの道を進む。ここからの指導標は見晴らしの丘となる。
　整備された道をひと登りすると、見晴らしの丘に到着したらしく、瀬戸内海がチラリと見える。あまり見晴らしが良いとは言えないようだ。左手の山頂遊歩道と書かれた方の道を進む。

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　見晴らしの丘からはそれほど歩くことなく、あっけなく摺鉢山の山頂(229m)となる。山頂の看板には珍しく「しま山100選」と書かれている。今まで「しま山100選」を登ってきてそれが書かれていたのは初めてだ。山頂には三等三角点（点名は浦野内で標高228.95m）もある。回りは樹林に覆われ眺望はない。
　山頂では数枚の写真を撮るだけで、すぐに引き返す。見はらし広場に戻り、更に最初の分岐まで戻り、 冒険の森方面へ向かう。山道はすぐに終わり、車道に出る。周りはバンガローが並び、休暇村の宿泊施設のようだ。この時期は利用者がいないのか、閑散としている。

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　道脇からは眺めが良く、眼下に休暇村の駐車場が見え、周りは瀬戸内海が広がる。休暇村へ降りていき、駐車場脇に眺めの良さそうなところがあるので寄ってみると、今回のコース一番の展望だった。笠戸大橋や下松のコンビナートや街並みを見渡すことができる。先ほど訪れた大津島もチラリと見えるようだ。
　駐車場の車に戻り、この日の宿をナビにセットして笠戸島を後にする。わずか1時間程度の島の滞在だった。島には特に観光地は無いが、訪れる人も少ないので落ち着いて自然を楽しむことができる場所だろう。

○今夜の宿
HOTEL AZ 広島三原店★★★
	場所：広島県三原市糸崎4丁目1番28号
	TEL：0848-61-3310
	料金：4950円
	大浴場：無し
	その他：---