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中華圏放浪シリーズ

北京2008(鳥巣へ)

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■■二日目(前半)■■
 このところ咳が出ていて、北京初日の夜もひと晩中咳をしていた。以前なら一週間で治る咳も、年を取ると三週間以上かかるようになっている。目覚ましはセットせずに自然と起きた時間は7時くらいだった。昨夜は機内食しか食べていないので腹が減っている。ホテルのレストランで食事を取ることにした。
 地下1階のレストランへ降りて行くと、1階の受付で食券を買って来いというようなことを言われる。一階のカウンターで朝食を食べたい旨を伝え、10元の食券を買ってレストランへ戻った。朝食は良くあるバイキング形式で、客が少ない割にはそれなりの種類がそろっていた。

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 【NWの機内食】
 【潘家園旧貨市場】
 【龍潭公園】

【潘家園旧貨市場へ】
 ホテルの外に出ると横浜よりは寒いが、思ったほどの寒さではなかった。昨夜は気がつかなかったが、ホテルの前は胡同街であることがわかった。オリンピックを控え次々と破壊される胡同だがこの周辺はまだ健在だ。ホテル自体が開発から取り残されたにつかわない場所に建っているのである。
 今回の北京ではGPSを試すという意味で、とにかく歩くことをしなければならない。まずは以前行ったこともある旧貨市場へ行くことにした。今回北京で訪れる予定のところはあらかじめ、GPSにウェイポイントとして登録してある。具体的な位置を登録するためには、ガイドブックの地図やグーグルアースの緯度経度を参照している。旧貨市場までは約4kmある。


コンビニ 【コンビニ】

 ホテルの外は胡同通りになっている。そこから大通りに出ると、交差点の向こうに超市を見つけた。弁当のたぐいはないが、饅頭などは作り売りしていた。飲料やつまみは豊富に揃っている。

 GPSの電源を入れ、目的地を設定して歩き始める。ホテルの前の道を東に進み、大通りにつきあたると南に進む。交差点を左に曲がり、しばらく歩く。川を渡ったところで右に曲がり、次は左に曲がり歩いていると右手に旧貨市場の入り口がある。市場の中は以前来たときと同様に、多くの人でにぎわっている。売ってるものはガラクタのようなものだが、よくもこんなに人が集まるものだ。一通りみて回ったが、今回は物欲をそそるようなモノはなかったので何も買わずに市場を出た。


天壇東門駅 【最寄りの駅】

 2007年に開業した地下鉄5号線の天壇東門駅。ホテルからは歩いて8分ほど。天壇公園の東門のすぐそばにある。

【鳥巣へ】
 天壇方面へ歩いて戻り、2007年に開業したばかりの地下鉄五号線に乗る。地下鉄五号線は北京を南北に縦断する地下鉄である。次に向かうのはオリンピックスタジアムである。オリンピックスタジアムに一番近い駅は事前に調べていて、恵新西街北口駅で降りればいいことが分かっていた。すでにメディアで報じられているスタジアムはまだ工事中のはずだが外観の撮影くらいはできるだろう。中国のことなので工事現場でもずかずかと入って行かれるような気もした。
 北京の地下鉄は自動改札が進んでいるということだったが、天壇公園駅の改札は有人で、まずはチケット売り窓口で二元のチケットを購入する。そして、有人の改札でその切符を手渡すという昔ながらの方法だった。しかし自動改札は準備はされていて、カバーがかけられたその装置を素通りするしている。
 地下鉄のホームは転落防止の自動ドアがあり、最新式のホームの造りとなっている。中国の地下鉄には時刻表がないので次の電車がいつ来るのか分からないが、10分以内には来るようになっている。ほどなく電車が到着し、車両に乗りこむと扉の横にはモニタがあり次の停車駅がわかるようになっている。新しい地下鉄線らしく社内の設備も整っている。
 恵新西街北口駅で降り、地上に出るとすっかり方向感覚がなくなっている。どちらに進むのかわからないが、GPSがあるので安心である。すぐに行き先がわかる。大通りを西に向かって歩き、途中反対車線に移るため地下道をくぐる。再び西に向かって歩いていると、突然右手前に網目状の鳥の巣が見えてきた。このあたりまで来ると、周りを歩いている人たちも鳥巣見学者であることが分かる。欧米人の姿も見られることから、物好きも国際的だ。


水立方 【水立方】

 北京五輪の水泳会場、国家水泳センター(水立方・ウオーターキューブ)。

鳥の巣 【鳥の巣】

 北京五輪のメーンスタジアム、北京国家体育場(91000人収容)。
 開会式は2008年8月8日午後8時8分に行われる予定。8は中国では縁起の良い数字だ。

 鳥巣に向かって歩いていき、工事関係車両が入るゲートのところまで来た。どうやらこれ以上入ることはできないようだ。周りでは人民が記念写真を撮っている。ゲートの詰め所の隣では係員と入れろ入れないなどとやりとりをしている人民の姿も見られる。しかしどこから入ったのか、とても工事関係者とは思えない家族連れなどが、鳥巣の方からこちらのゲートに向かって来て、出て行く姿が見られた。抜け道はどこかにあるようだ。
 工事車両ゲートからさらに北の方へ回り込んでみた。鳥の巣の周りは2メートルほどの壁で覆われているが、その壁の隙間から中をのぞき込む人も見られる。スタジアムの北の方まで歩いてみたが、そこのゲートも進入は難しく、諦めて戻ることにした。一応写真は撮れているので一応の収穫はあった。
 来たときの地下鉄駅まで戻ったところで、近くに大きな超市があったので覗いてみることにした。食品や雑貨など様々なものを売っている超市で、お土産用の食品やホテルで飲むビールなどを買い込んだ。缶ビールなど2元で、大量に買い込みたいところだが。ホテルで飲める分だけにとどめた。地下鉄で天壇東駅まで戻り、買い出し荷物を置くためにいったんホテルへ帰った。

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 【近代的なビルが建つ】
 【人民も眺める】
 【吉野家の牛丼 - 22元】

続き


Camera:Canon IXY 910is,Canon EOS 10D

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