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上海放浪2004

上海放浪2004

不快指数120%!日本より暑い!

不快指数120%!日本より暑い!

【上海動物園入口】

上海動物園入口

中国マップ
旅行情報
日程 2004年7月30日~8月1日
滞在地 上海
レート ---円/元(上海)
費用 航空券・ホテル:65,840円
成田往復:---円
現地使用:---元

コース(タイム)

7/30 横浜=成田=空港=ホテル(上海寧夏賓館)
7/31 ホテル=上海動物園=豫園=金茂大廈=南京路=ホテル
8/1 ホテル=空港=成田=横浜

 上海へ行くのは3回目となった。今回は単独である。2回ツアーで行ったので、団体旅行はもう卒業しなければならない。ツアーのいいところは料金が安いことだが、自由がなく、食事もありきたりのものになりがちだ。旅行は束縛されない単独で楽しみたいものだ。
 今回は急に思い立ち、出発1週間前にHISで航空券とホテルを手配。空港からホテルまでの送迎はやってくれるようだ。料金は、\65,840を支払った。

【初日】
 成田16:55発のMU522は到着機の遅れで、出発が30分以上遅れた。更に浦東空港でHISのフリー客がホテルへ案内してもらうため集まったが、1人なかなか現れずに30分以上足止めを食らった。けっきょくホテルに着いたのは予定より一時間以上遅れ、22時をまわっていた。
 上海寧夏賓館というホテルは、延安西路站の近くにある。上海の観光地図には載っていないほどのマイナーなホテルだ。そのせいか、チェックインでデポジットとして100RMBを取られた。宿泊費は旅行会社に払っているのにどうしたことだろう。いままで上海では外国のホテルにしか泊まったことは無かったが、今回の国営ホテルはそのような習慣が残っているのだろうか。

上海寧夏賓館 【ホテル】

 上海寧夏賓館。
 HISの取り扱うもっとも安いホテルでは無かろうか。それでも一泊6000円くらいした。部屋にはバスタブはなく、シャワーのみ。水圧低い。地下鉄中山公園駅から10分ちょっとの所にある。


 チェックインの後、繁華街を見学するつもりであったがすっかり時間が遅くなり、店も開いてなさそうだったので、近所のコンビニで食料を調達することにした。ホテルの周りには何件かのコンビニがあり、どこに入るか迷ったが、別の通りまで歩いたところの店に入った。サントリーの烏龍茶とビーフンをレジに出すと、店員が後ろの烏龍茶を買わないかと言うようなことを言っている。見るとセールで1本1RMBとなっている。今買おうとしているのは4RMBだ。4倍の価格差は大きいが、サントリーの方がはずれがないので、これでいいと言うことにした。ホテルに戻ってビーフンを食べたが不味かった。台湾の美味しいコンビニビーフンがなつかしい...。

【二日目】
 朝は6時20分にホテルを出る。目指すは上海動物園。タクシーで行くのは簡単だが、今回はバスで行くことした。あらかじめ観光マップを読み解いて、748番のバスに乗れば動物園を経由することが分かっていた。中国では、いまだ路線バスに乗ったことがなかったのである。中国の路線バスを利用することは一般の観光客にとってはかなり難易度の高い行為である。知識として、バスの乗り方、料金の支払い方、下車の仕方、そして何より目的地に行くバスを見つける方法を知っておく必要があるからである。
 ホテルの前の通りを左に行くと、延安高架のある通りに出る。そこを右折し、歩道を歩いていくと、目の前に軌道交通3号線の高架が交差し、延安西路站が見える。歩道橋を渡り、凱旋路を南に歩く。一駅分の虹橋路站まで歩くと、バスターミナルが見えてきた。しかも停まっているバスはまさに748番であった。
 朝から猛暑でそれなりに歩いたので汗だくである。バスに乗り込むとエアコンのないバスで窓が全開だ。発車の時間までしばらく待つ。車掌のおばさんが乗ってきて、料金を集め始めた。均一料金で1.5RMBだった。エアコンがないので安めの料金だ。日本円にしたら20円くらいなので、安くて卒倒しそうだ。
 定刻になりバスは走り出す。ゆっくり走りながら、バス停でもないところで叫びながら近づいてくる客を拾っていく。虹橋路に出るとバスはスピードを出し、停留所毎に停まりその都度二三人の客が乗ってくる。車内の路線図と停まる停留所を見比べながら、動物園前で降りる準備をする。

上海動物園入口 【上海動物園入口】

 入口はしゃれている。一年で最も暑い時期なので、入場客は少ない。


 車窓から動物園の入口が見えてきた。中国のバスは停車ボタンなど無いので車掌に降りる意志を伝え無ければならない。バスは動物園入口から少し通り過ぎたところの停留所に停まった。降りる乗客は少なかった。しかも動物園客ではなさそうだ。
 動物園の入場料は30RMB。この料金設定は日本と大差ない。中国の一般庶民には高いだろう。動物園の中は広く、どこをどう歩いていいものか悩む。まっすぐ進んでいくと観光遊覧車と書かれた小屋があり、電気自動車が止まっていた。きっと園内は広いのでこれに乗って園内を巡るのだろう。全程毎位10元と書いてある。これに乗ることにした。

熊猫 【熊猫(Xiong mao)】


河馬 【河馬(He ma)】



 上海の動物園なのでパンダがたくさんいるかと思いきや、1頭しかいなかった。しかも見物客は誰もいなかった。パンダはガラス越しに背中を向けてどっかと座り、ひたすらササを食べていた。

長頸鹿 【長頸鹿(Chang Jing Lu)】
 


大象 【大象(Da xiang)】



斑馬 【斑馬(Ban ma)】
 


 観光遊覧車は30秒ほど走って、乗客を降ろした。ここでライオンを見ろ、みたいなことを言っている。客がライオン舎の方へ歩きだすと、その遊覧車は走り去ってしまった。  とりあえずライオンを見る。室内のライオンは見にくい。近くに木の葉を刈り込んで作った象のモニュメントがあり、良くできていた。
 観光遊覧車はどこに行ったのだろか?降りた場所で待ってれば、次の車が来るのだろうか。しばらく待っていたが来る気配がない。車を待っている人も他にいない。あれで10元というのは高い、暴利だ。せっかく動物園まで節約して1.5元で来たのに無駄金を使って水の泡である。ここからは、かなりの距離を自力で歩くことになる。
 上海の動物園といえども、そうそう珍しい動物がいるわけではない。むしろ日本の方が動物揃えはいいような気がする。汗だくになりながら、とりあえず一回りした。
 動物園を出てホテルへはタクシーで戻る。ホテルの名前を言っても運転手は分かりそうにないので、近くの駅まで行ってもらった。タクシーは冷房が効いていて快適だ。今年の上海も猛暑が続き、タクシー需要が非常に高かったそうだ。繁華街ではなかなか捕まらないらしい。ちょっとした移動でもすぐにタクシーを利用するのだろう。日本ではそうはならないのは、やはり料金の差だろう。上海のタクシー料金は中国国内でも最高だが、初乗りは10元で140円程度である。

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Camera:CANON EOS 10D,SONY DSC-U30

NOYAMA
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