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鳳来寺山-愛知県の山 鳳来寺山-愛知県の山 1000段超の石段登って 1000段超の石段登って 【瑠璃山から天狗岩尾根を望む】
コース(タイム)自然科学博物館(07:57)-鳳来寺-(10:33)鳳来寺山-瑠璃山-天狗岩(12:22)-鳳来山東照宮-(14:05)自然科学博物館
《山概略》
《鳳来寺山へ》 博物館の駐車場を出発し、細い車道を進む。道脇に芭蕉の像がある。芭蕉も鳳来寺山を弟子とともに訪れたようだ。「木枯らしに岩吹きとがる杉間かな」と読んでいる。元禄4年の10月下旬のことである。 上浦橋を渡ると旅館や硯の製造所がある。鳳来寺山では硯の原石が産出し、古くから鳳来硯として製造され、参道で販売されていたそうだ。 集落を抜けると登山口となる。古い石碑や鳳来寺山の由来が書かれた案内板がある。ここから鳳来寺まで1425段の石段が続く。さっそく石段を登り始める。まわりは杉やヒノキで薄暗い。途中巨岩の下に石仏がある。赤い欄干の橋を渡り、さらに石段を登ると国指定重要文化財の仁王門がある。
仁王門を越えても石段は続く。傘スギという日本一高いという樹高60メートルの杉の前を通過する。石段の両脇が石垣のようなところがある。かつて寺院が立ち並んだところだろう。1316段目まで来るとようやく鳳来寺の横に出る。東海自然歩道の案内板もここにあり、さらに石段は奥の院まで続いているようだ。
石段から振り向くと豊川方面の山なみが見える。樹林帯から抜け出たので、ようやく風景を見ることができる。石段の上には鳳来寺旧本堂がある。その先は山道なのだが、さらに階段は続く。石段ではなく、木や鉄でできた階段だ。小さなお堂や清浄水を通り抜け、奥の院の前に出る。 奥の院は、倒木の直撃を受け半壊していた。これも台風の影響だろうか。奥の院の手前から右の方に道は続いている。崖っぷちの展望台があり、眺めが良い。細長い門谷の集落を見下ろせる。 立入禁止のあずま屋の前を通り、ベンチの前を通ると間もなく鳳来寺山の山頂(684m)に到着する。木々に囲まれ眺望は無く、三角点も無いようだ。東海自然歩道の案内板がある。少し先にもピークがあるようなので、そこまで移動することにする。
10分ほど進むと木の階段があり、その左側に大岩がある。その岩の上が山頂のようだ。ガイドブックには瑠璃山(695m)と書かれている。岩をよじ登ってその上に立つと、360度の展望が広がる。南アルプスの稜線だろうか、白い山並みが見える。 岩から下りて、来た道を戻る。途中ベンチがあるので、そこで昼食休憩を取る。鳳来寺山の山頂からは鷹打場の方へ回り込む周遊コースを進んだ。
鷹打場に向かう尾根は多少アップダウンがあるが、緩やかな下りで歩きやすい。途中、天狗岩と言うところは、展望台になっていて南側の眺めが良い。その先には巫女石と高座石があるようだが、ケルンのように石が積まれたものがそれだろうか、文部省と書かれた古い石柱が立っている。
道は鷹打場のあたりまで進み、右後ろに折り返すように続く。道なりに歩いて行くと、左下に東照宮が見えてくる。神社が見下ろせるというのはなかなかないものだ。神社の作りが良く分かる。道はそのまま東照宮の方へ下りていく。この鳳来山東照宮は、日光。久能山とともに三大東照宮と言われているようだ。 東照宮の前の階段を下り、道を右に進むと公衆トイレがあり、その先に鳳来寺本堂がある。いつも持ってくるのを忘れる御朱印帳だが、今回はしっかり持ってきたので、参拝をしてから御朱印を頂いた。 鳳来寺からは登ってきた1000段あまりの石段を下りて、駐車場へ戻った。下りは時間が短く感じた。博物館の駐車場は相変わらず、がら空きだった。 下山後の温泉は湯谷温泉へ向かったが、すでに年末休業入りでどこも開いてなかった。仕方がないので、確実に開いている本宮の湯まで移動して、そこで入ることができた。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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