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湖西連峰縦走-愛知県の山 湖西連峰縦走-愛知県の山 強風吹き荒れ稜線を北上 強風吹き荒れ稜線を北上 【大知波峠廃寺跡にて】
コース(タイム)豊川(7:00)=葦毛湿原駐車場(8:10)-NHK中継所-普門寺峠-多米峠-(11:45)廃寺(13:20)-本坂峠-(14:30)坊ヶ峰-(14:54)本坂峠=本宮の湯
《山概略》
葦毛湿原の奥からNHK中継所へ至ると書かれた指導票に従い、進んでいくと植林のトラバース道になる。このあたりはなぜか岩崎自然歩道となっており、地名でもない岩崎とは何だろうかと話題になる。一息峠を越え雑木林を抜けると眺めがよくなる。鉄塔の下を通り過ぎると、まもなくアンテナが林立するNHK中継所に到着する。 テレビ中継塔のあるピークにはベンチがあり、そこから南の眺望が見られる。そこで最初の休憩をとる。三角点は無いが、標高は306mとなっている。休憩している間にも、多くの人がこのピークを通過して行った。 NHK中継所からの稜線は高圧電線が続いていて、その下を歩くことになる。船形山城址とかかれた鉄塔の下を通過。坂を下ったところの鞍部が普門寺峠。岩がごつごつと突き出たあたりは普門寺旧伽藍跡となっている。一等三角点(324.7m)のある神石山を通過。 この日は風が強く上空からは恐ろしげなうなり声が聞こえてくる。それでも縦走路は防風林があるため直接風が吹き付けることは無く、気温もそれほど低くは無いので歩いているうちは寒いことは無い。むしろ快適に歩くことができる。
雨やどり岩は、見上げるような高さだが、裏側に行くと岩の上に登ることができる。岩の上からは今歩いてきた稜線が一望できる。 坂を下ると県道の多米トンネルが貫く多米峠(266m)に到着する。ここには湖西連峰ハイキングコース案内板がある。この案内板にもまだ今回のゴールである本坂峠は枠外になっている。 赤岩尾根分岐を通過すると豊橋自然歩道のイヌツゲ群生地帯に入る。今までの縦走路と違った樹相の雰囲気が味わえる。 《本坂峠へ》 眺めのいい解放された大知波峠に到着する。このあたりは平安時代に栄えた廃寺跡で、国指定史跡となっている。広い範囲に礎石が確認され、謎の多い山寺であったらしい。 廃寺跡で風の無い場所を選んで大休憩とした。近くには十数人の団体が宴会をしていた。今回の従走路ではこの場所が一番の休憩適地である。眼下に浜名湖を一望できる。
大知波峠から30分ほど歩くと富士見岩という大岩が鎮座する展望所に到着する。天気のいい日は富士を望むことができるようだ。この日は風が強く天気もよかったが、東のほうは雲がかっていて見ることはできなかった。 笹に覆われた三角点を通過し、浅間神社を通過する。坂を下りきったところが本坂峠(328m)である。交差する道は旧姫街道となっている。姫街道とは、東海道見附宿と御油宿を結ぶ東海道の脇街道である。本坂峠から正面の坊ヶ峰をピストンする。
本坂峠から坊ヶ峰までは直登となる。クマザサの茂る急坂が長く続き、うんざりするころ山頂に立つ神社の小屋が見えてくる。山頂は樹林に囲まれ眺望は全く無いが、標高445.8mはこの日の最高峰である。神社の裏手に行くと二等三角点がある。坊ヶ峰からはさらに湖西連峰を縦走できるが、この日はここまでで本坂峠へ来た道を下った。 本坂峠からは左手の旧姫街道を東に下る。しばらくすると車道に出るので、車道を右手に進み、車止めを越えて右に曲がるとすぐに旧本坂トンネルの車をとめた場所に到着する。 葦毛湿原に移動し、車を回収して勝野さんと別れる。Chifuさんと豊川の本宮の湯に行き、この日のイベントを締めくくる。豊川ICから東名高速に乗り、明日の那岐山目指してさらに西へ向かった。
Camera:SONY DSC-WX1
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