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富士山-日本百名山 富士山-日本百名山 吉田ルート、下見がてらに八合目まで 吉田ルート、下見がてらに八合目まで 【五合目から北方の山を望む】
コース(タイム)五合目(7:48)-(11:42)八合目-(13:46)五合目
《山概略》
《富士山へ》 富士スバルライン五合目は、多くの登山者や観光客でごった返している。レストハウスが何軒もあり盛況である。標高はすでに2,304mとなっている。さっそく登山開始と広場の奥へと進む。すると協力金と称して入山料1000円を取られてしまう。その際木札を頂き、ザックに取り付ける。 登山口には何頭もの馬がいて、6合目まで運んでくれるようだ。お値段なんと10000円。それでも利用する客はいるようで、馬に揺られながら戻ってくる登山者を何度か見かけた。この富士山の乗馬は歴史があるようで、江戸時代から物資の輸送などで利用されていたと言うことだ。
五合目からの登山道は砂地で緩やかな登りが続く。やがて左手に眺望が開け、富士五湖を一望することができる。南アルプスや秩父の山々、雲取山なども見ることができた。富士宮ルートは海を見渡すことができるが、こちらは内陸の山並みで、初めて見る光景である。登ったことのある山が多く、感無量だ。 30分ほど歩くと吉田口五合目との分岐があり、右手の方へ登っていく。このあたりではクルマユリやシャクナゲの花が咲いている。
道が吉田口ルートと合流したところが6合目で、ここから本格的な登りが始まる。7合目まではけっこう距離があり、その間山小屋もないのでトイレは我慢しなければならない。吉田口コースは6合目から登りと下りが別ルートとなるので、下山者はいないはずだが、少なからず下山者が降りてくる。この先登りと下りが合流するのは8合目を越えたところなので、今この登りルートを降りてくる人たちは8合目に達しなかったリタイア組なのだろう。
吉田口ルートの山小屋は7合目以降に集中している。最初の山小屋は花小屋である。どの山小屋もそうだが、小屋の前が通り道になっていて道を挟んでベンチがある。小屋に着くたびにこのベンチで小休止することになる。小屋の前には温度計があり、25度を示している。地上より10度ほど低いのだろう。 山小屋は、日の出館、トモエ館と続く。翌月に泊まる予定の東洋館は7合目でもかなり最後の方だった。東洋館の前だけ板張りになっていて、小屋自体も綺麗な山小屋だ。
翌月の本番では、東洋館からは暗闇の中を登るので、登山道をチェックしておかなければならない。チェックと言っても今回は登るだけである。東洋館の横からは岩の登りとなっている。クサリでルートが仕切られているので迷うことはないだろう。 東洋館から次の山小屋までは間隔が開いていて、しばらく岩登りが続く。石段を登ると太子館で、ここから八合目となる。蓬莱館、白雲荘と続き、鳥居をくぐって元祖室となる。
元祖室の横から下山道に繋がるバイパスがあるので、自分はここから下ることにした。同行の二人は山頂まで行き、御殿場口ルートを下ることになる。すでに岩場の登山道は終わり、小石混じりの砂地の道となっている。二人と別れて、山腹のトラバース道を進むと100mほどで下山道と合流する。 この時間は下山道を歩く登山者は少なく、早足でつづら道を下った。大砂走りほど高速で走ることはできないが、快調に下ることができる。
8合目からの下山道は山小屋がないため、トイレもない。7合目にようやく公衆トイレがあるので、ここを利用させてもらう。料金200円。7合目からはお中道のトラバース道となる。落石の危険地帯のようで、何カ所かシェルターの中を通り抜けることになる。 6合目まで下って登り道と合流すると、これから登ってくる多くの登山者とすれ違う。そのほとんどはツアー客のようだ。中にははとバスのワッペンを付けている者もいた。 スバルライン五合目まで無事下山し、そのままバス乗り場の方へ向かった。バスは往復2000円だが、片道は1400円である。片道切符を買ってタイミング良くバスに乗り込んだ。 今回は下見のつもりで山頂まで行くつもりはなかったが、8合目までの往復でも標高差1000m以上は登っている。中途半端な登山ではあったが、それなりに良く歩いた山行だった。次月に向けての準備は万全だろう。 富士山データ
8合目以上の登山者数 242,029名(2007年開山期) 山頂の平均気温 7月5.1度 8月6.4度(2007年) 山頂の平均風速 7月11m 8月7m(2007年) 山頂の気圧 平地の2/3 登山口の標高 御殿場口:1,388m 須走口:1,960m 吉田口:2,226m 富士宮口:2,382m
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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