|
TOP > 奈良県の山 > 三輪山
奈良県の山−三輪山 奈良県の山−三輪山 古来より神の鎮まりますお山 古来より神の鎮まりますお山 【狭井神社参道】
コース(タイム)神社(13:50)−(14:23)三輪山−(14:58)神社
《山概略》 【大神神社】 大神神社は正月でもないのに多くの人が訪れ、駐車場は満車だった。参道には多くの車が路駐していたので、それにならい路駐し、神社へと向かった。 大神神社の参道には多くの車が駐車されていた。そこに車を停めて神社に向かった。大神神社はいくつかある神社の総称のようで、社務所で三輪山に行きたい旨を伝えると、狭井(さい)神社のほうへ行くように指示があった。さらに、受付は14時までなのでお早めにと言うことだった。このとき13時半だったので、まだ時間は十分ある。 狭井神社で再び三輪山を登りたいことを伝えると、簡単な作法の説明があり、入山者カードを渡され記入した。入山者カードには携帯番号を記入する欄があり、なかなか現代風である。三輪山は明治より許可制で入山が可能となっている。入山者カードを氏子に渡し、入山料を300円払うと、タスキを渡される。そのタスキを首に掛けて入山することになる。 三輪山の入山口は狭井神社の境内にあり、入山口の鳥居をくぐる前に入山者の心得をよく読んでおく。曰く、 《入山者の心得》いつもの登山と大きく違うのは、カメラを持ち込めないと言うことだ。三輪山の様子は写真や映像で伝えることはできず、自分の目で確かめるしかないのだ。敬虔な念を以って鳥居をくぐって入山した。
首に掛けたタスキには鈴が付いていてチリンチリンと音が鳴る。ふだん山でもクマ避けの鈴等はつけないので、終始鳴る音は騒がしい。三輪山は神域として、古来から木を切ったことがないという。杉や檜、松などの雑木林のうっそうとした森の中を山道に沿って進む。下山者が時々現れてはすれ違う。登り一辺倒で汗が出てくる。途中、休憩所の小屋かと思ったら、トイレだった。篤志家から寄進されたものらしい。 休憩無しで山頂(467m)には30分ほどで到着した。祠があり、その奥に磐座がある。磐座の周りでは若い男女三人が瞑想しているようだが、奇妙である。磐座の前で参拝し、下山した。 狭井神社の境内に戻り、タスキを返却した。往復二時間といわれているが、結局往復1時間10分ほどかかったことになる。 駐車場に戻る途中、池の畔に三島由紀夫の「清明」という揮毫があった。三島由紀夫の作品『豊饒の海−奔馬』に三輪山の記述があり、取材でもここを訪れたことがあったようだ。この作品は大作でなかなか読みづらそうだ。機会があれば読んでみたい。 Camera:Canon IXY 910is
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |