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白馬岳 |
小蓮華山(2768.9m)からの眺めは素晴らしい。空気の透明度も高かったので、遠くまで360度の展望であった。地図を取り出し、眺望の山々の名前を確認する。山頂には鉄剣あり。 【東の展望】 小蓮華山から三国境間より 白馬大池とともに、焼山、火打山、妙高山、苗場山が望める。 【三国境】 長野・富山・新潟の県境。右手に行くと日本二百名山雪倉岳、三百名山の朝日岳へ至る。今回は直進して白馬岳へ。 三国境〜馬ノ背〜 白馬岳(2932.2m) とにかくこの日はいい天気であった。しかも冬場のように空気の透明度が高かった。これは夏特有の太平洋上の高気圧ではなく、大陸の移動性高気圧のため、湿り気が少なく靄がかかりにくいからだろう。眺望は富士山こそ確認できなかったものの、北アルプスの山並みはもちろん、南アルプス、白山、火打山、妙高山、などがよく見えた。 白馬岳山頂の南側は切り立った絶壁となっている。大雪渓がよく見え、一本の筋になったような豆粒の集まりは登山者だ。ここから見るとかなりの急坂を登っているようだ。あそこを何時間もかけて登るのはかなり辛いことだろう。一本の筋がところどころくびれているのは、比較的フラットなところで、人が集まって休憩しているところのようだ。 【白馬岳山頂】 【白馬岳山頂より】 白馬岳山頂を下っていくと、すぐに白馬山荘へ到着する。先ほどから小用を我慢していたので、トイレを探したが、小屋の外にはないようで、中に入って用を足した。 白馬山荘は1300人収容の巨大な山小屋。確か営業目的の初の山小屋のはずだ。スカイプラザレストランは170席。混雑時には夕食に90升の米を炊くそうだ。先ほどから何度もヘリで荷物が届いているが、納得できる。 そのスカイプラザレストランで休憩。先ほど見た大雪渓の大行列はまだここまで至っていないのだろう、食堂の中の客は少なかった。テーブルやイスがずいぶん重く、たいした材質で作っているのだろう。そもそもこのレストランは、地上と見まがうほどに贅沢に作られ、綺麗である。 自炊もできたが昼食はここで食べることにした。カレーライス(1000円)を注文し、自販機で買ったコーラ(400円)とともに昼食とする。窓際の席を陣取り、窓からは雄大な山並みが望めた。食事中にもヘリによる荷下ろしがひっきりなしに行われ、食堂の上をヘリがかすめて、裏手に荷を降ろしているようだ。これから多くの登山者がここを訪れるのだろう。 白馬山荘の水場は、この食堂の下にあり、階段を下りていくと炊事場(?)があった。 丸山(2768m) 杓子岳(2812m) 白馬三山のひとつ。ピークに立つことも可能であったが、急坂を登らなければならず、メインルートの巻き道を選んだ。このピークに立たなきゃ三山を縦走したことにはならないと、おっしゃる方もいますが、まあいいじゃないですか。 次のページへ |
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