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白馬岳 |
【鑓ヶ岳】 鑓ヶ岳(2903.1m) 鑓ヶ岳の山頂へは左手にピストンする事になる。ほんの百メートルほどで頂上へ到着。長居はせずに再び戻って、後続の相棒を待つ。かなり差が開いたようで、1時間半ほど待つ。この間、日差しが強く、遮るものがなかったため、顔や手がひどく焼けた。早めに長袖を着ておくべきだった。はじめの頃は白馬岳や杓子岳、天狗山荘がよく見えたが、ガスが深くなってきて、何も見えなくなってきた。 相棒と合流し、鑓ヶ岳を後にする。ザレ場の急坂を下り、緩やかな登り返しとなる。明日下りていく分岐を左手に見ながら、直進していく。 天狗山荘が近くなったと思われると、雪渓の横断となる。ガスの中の雪渓はいつまで続くのか不安である。ラッセルをたどって降りていくと、小屋が目の前に現れた。ザックを降ろし、早速ビールを購入。ここはちょっと安めで520円(350ml)だった。小屋の人は生ビールもあるよと勧めてくれたが、缶で十分。 売店の前には水場があり、今回の行程で最も多い水量であった。それもそのはず、まわりの雪渓からの雪解け水を集めているからであった。その水は極めて冷たい(その割にビールは冷えてなかった)。顔を洗っていると手がしびれてくる。 天狗小屋では、素泊まりにするかテント泊にするか多少悩んだ。ここのテン場も発電器が置かれ、轟音とともに排気ガスをまき散らしている。受付で発電器の稼働時間を確認すると、夜には止めて朝は6時前に動かすことはないとのこと。また素泊まりは5000円もする事から、テント泊にすることにした。 【天狗山荘】 収容200人 営業7/上〜9/中 幕営40張 期間外閉鎖 一夜あけるとガスはすっかりなくなり、快晴となった。 7月20日(日) 夜明け前の薄明に起床。日の出が近くなると、小屋の宿泊客も出てきてご来光を待つ。やがて雲海の彼方よりの日の出となる。朝食を終えてテント撤収。小屋の前の急坂の雪渓を登り、昨日歩いた尾根道を10分余り戻る。鑓ヶ岳、鑓温泉への分岐から、鑓温泉方面へ針路を取り、いよいよ下山である。あとは下りだけなので気は楽である。 【鑓温泉小屋】 鑓温泉小屋 収容150人 営業7/中〜9/下 期間外解体 小屋の少し下には露天風呂がある。のぞき込んで撮影。この時は誰も入っていなかった。 鑓温泉コースを選んだのは、もちろん露天風呂に入るためである。朝の8時前には到着し、露天風呂の方をちょっと覗くと、誰も入っていない。小屋のスタッフも泊まり客をはきだした後で、遅い食事をとっていた。入浴料の300円を払って、露天風呂へ降りていく。休憩所を通り抜け、脱衣所は湯船の反対側にあった。 湯はこんこんとわき出ているらしく、大量の湯が川に排出されている。日焼けがしみるが湯加減はちょうどよかった。のんびり湯に浸かっていると、何人もの登山者が降りてくるが、だれもこの温泉には入ろうとはせず、黙々と降りていく。確かにここで入っても後の行程で汗をかくのは必至であるからだろうか。 鑓温泉を後にし、最後のひと踏ん張りで下山の徒につく。何度か沢を横切るが、そこではたいてい登山者が休息をとっている。猿倉荘までは目立ったポイントもなく、ひたすら歩いているうちに林道に出る。左に行くと白馬大雪渓で、右が猿倉荘である。林道ではとても登山者とは思えない、観光客が大雪渓方面へ歩いて行くが、いったい何処まで行くのだろうか。 林道歩きはわずかで、すぐにまた登山道に入り、やがて猿倉荘に到着。 【猿倉荘】 村営猿倉荘 収容200人 営業6/上〜10/下 期間外閉鎖 近くに綺麗なトイレと洗面所あり。 猿倉荘では下山を果たした登山者が生ビールで喉を潤している。僕も早速生ビールを買い求め、このためにとっておいた薫製をつまみにした。 やがて、相棒も降りてきて、しばし休憩の後、猿倉荘前のタクシー乗り場(けっこう頻繁に来ておりほとんど待つことはなかった)でタクシーに乗り、車をおいてある栂池まで向かった。 栂池の駐車場は満車状態であった。やはり3連休の中日なので観光客も多いのだろう。先ほどのタクシーの運転手に教えてもらった、白馬・塩の道温泉に入り、最後の汗を落とした。 【倉下の湯】 白馬塩の道温泉にある倉下の湯。松川河川公園白馬大橋の直ぐ近く。 自販機でトークンを購入(400円)し、ゲートを通過して風呂場に入る。 2Fに休憩所(別途料金)があり、持ち込み可。10時〜22時(通年営業) 屋根付きの露天風呂で湯は赤茶けて鉄分が多そう、写真後方は八方尾根だろう。
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