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津久井城山-神奈川県の山
津久井城山-神奈川県の山
津久井にある小さな城山
津久井にある小さな城山
【雁腹摺山方面】
○山行情報 | ||||
日程 | 2024年1月13日(月) | |||
山名(山域) | 津久井城山(高尾山稜) | |||
入/下山地 | 津久井湖観光センター前 | |||
メンバー | 黒岩、福島 | |||
行動時間 | 3時間32分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
5.4km | 282m | 282m | ---歩 |
○コース(タイム)
津久井湖観光センター前(08:26)-(09:15)津久井城山-飯縄神社(飯縄山)-展望広場-(11:23)津久井湖観光センター前
《山概略》
津久井城山は神奈川県相模原市津久井町にある標高375mの山。鎌倉時代に三浦党の筑井氏が築城した城趾で、周辺は津久井城山公園となっている。
《アプローチ編》
橋本駅北口のバス停から城山登山口へのバスが出ている。数が少なく、7:55発に乗る予定だったが、待ち合わせの仲間が時間に遅れて乗ることができなかった。しかしながら運良く津久井湖へ行くバスがその数分後に出発することが分かり、それに乗ることにした。登山口が変わるので、計画していた登山コースでは無くなるが、仕方が無い。
橋本駅北口を出発したバスは、国道413号を走り、30分弱で津久井湖観光センター前に到着する。バス停の目の前はもう登山口である。
《津久井城山へ》
バス停から城山山頂まで1.5kmと書かれた指導標がある。道は関東ふれあいの道となっているようだ。山頂を越えて雨乞岳の方へ行くルートだ。神奈川県内の関東ふれあいの道はたいてい歩いていたと思ったが、城山の先は歩いたことがなかった。
城山山頂までの道は、まずは山の外周を進む。コンクリートブロックが敷き詰められた遊歩道が続き、少し上るとあずま屋が有り、津久井湖の湖面が見えてくる。津久井湖は発電のために作られた人造湖で、昭和40年に相模湖を堰き止めて作られている。堰の上は先ほどバスで通過している。
住宅地が見渡せるところまで歩くと、左手に登り口が現れ、そこを登っていく。つづらの登りで楽に登ることができる。途中、ベンチがいくつかあり、曲輪や御屋敷と言った案内表示が有り、ここが城だったことを再認識する。
太鼓曲輪を通り過ぎ、引橋が架かっていたという堀切跡を渡ると本城曲輪に出る。津久井城の歴史などが書かれた案内板が有り、津久井城は1590年6月25日に徳川勢の本多忠勝らによって落城したそうだ。案内板の隣には俳句ポストや救急箱が置いてある。
本城曲輪の小高い山を登ると、広場となり津久井城山の山頂(375m)である。市の文化財に指定された津久井古城記碑(1816年建立)があり、三角点は無さそうで、木の幹に城山と書かれた名札がかけられている。眺望は無いが、少し下がったところにレンガ造りのトイレが有り、津久井湖を見下ろせる場所がある。奥には権現山など大月方面の山並みが見えている。
山頂からは登ってきたのとは反対側の展望広場の方へ降りることにする。来た道を少し戻り、飯縄神社に立ち寄る。対になった狛犬ににらまれ、その先にある社殿は周囲が鉄格子で囲まれた不思議な神社だ。飯縄神社の裏側には日だまりの展望台がある。横浜方面の展望が開け、ランドマークタワーが見えている。
神社に戻り南斜面の男坂を降りていく。展望広場に出ると道は舗装道となり、その先はウッドデッキだ。ずいぶん豪華な遊歩道である。展望は丹沢方面が見える。最高峰の蛭ヶ岳(1673m)が正面に見えている。
ウッドデッキの湖畔展望園路を歩いて山を半周し、津久井湖畔にある花の苑地へ向かう。津久井の町並みを見ながらのんびり歩き、国道に架かる橋を渡って花の苑地に入る。花は椿だかサザンカが咲いているだけである。加藤詮先生という立派な銅像が建っている。このあたりの湖の建設に尽力された方のようだ。
花の苑地にあるテーブルで持ってきた昼食を軽く食べる。火を使って湯を沸かしたかったが、公園なので控えた。食後、バス停に行くとタイミング良く橋本行きのバスが来たので、それに乗って帰路についた。
Camera:CANON EOS M6