TOP > 22年GWの山旅 > 伯母子岳
伯母子岳-日本二百名山
伯母子岳-日本二百名山
奈良の最奥、名山二つ
奈良の最奥、名山二つ
【一面ガスから快晴に変わる】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年4月30日(土) | |||
山名(山域) | 伯母子岳・護摩壇山(大峰山) | |||
入/下山地 | 林道登山口 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 3時間20分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
11km | 747m | 747m | ---歩 |
○コース(タイム)
林道登山口(5:49)-(7:22)伯母子岳-(9:09)林道登山口
《山概略》
伯母子岳は奈良県南部にある標高1344mの山。北部にあるコノ谷に乳母がいたことから、名付けられたようだ。日本二百名山に選定されている。近くにある護摩壇山(1372m)は日本三百名山で、二つの山を1日で登ることが可能だ。
《アプローチ編》
横浜からのアプローチとなる。前日早朝に自宅を出発し、高速道路を西に進む。みえ川越ICで降り、松坂、吉野、五条、高野山を通り抜け、暗いガスの山道を進んで、道の駅ごまさんスカイタワーに到着する。時刻は18:54。ほとんど1日走りっぱなしで、そのまま車中泊する。
道の駅で朝を迎えるが、雨は止んだようだが濃い霧に覆われている。道の駅の駐車場はそれほど広くはなく、車中泊したと思われる車は数台だった。薄明が始まる頃に車を走らせ、伯母子岳の林道の方へ向かった。国道から右手の道に入り、6kmほど進むと左手に登山口が見えてくる。ここまで道は一応舗装されているが道は落石が多い。
登山口のあたりに駐車場はなく、わずかに広がった部分の路肩に車を駐める。駐車キャパは4~5台だろう。
《伯母子岳へ》
登山口の指導標では伯母子岳山頂まで5.6kmと書かれている。ちなみに登山口の標高は1242mで、山頂との標高差は100mしかない。一直線の稜線歩きで、いくつかのピークを越えるためアップダウンを覚悟しなければならず、帰りも楽ではなさそうだ。
登山口を出発し、しばらく林道と並行して道は続く。この日の天気予報は晴れだったが、濃いガスが立ちこめる中、広い道を進む。
雨は降っていないので、雨具は付けずに歩いているが、標高は1000mを越えているのでそれなりに肌寒い。しかし歩いているうちに寒さは気にならなくなる。ブナ林のモノトーンの世界にときおりツツジの赤い花が見られ、白い花も見られる。
道は歩きやすいのだが、登りなのに下りが多く、下山時も登りが多いと言うことになる。しかし急坂はないので比較的楽な登りではある。山頂までの距離が書かれた道標を目安に、黙々と歩いているうちに山頂に到着する。見晴らしのよい山頂なのだろうが、真っ白で周りはないも見えない。ここから、大股と伯母子峠に道が分かれている。少し伯母子峠の方へ歩いて行くが、様子は変わらないのですぐに引き返す。
大股の方からひとり登ってきて、挨拶を交わしてから下山する。しばらく歩くと周りがみるみる晴れてきて、ついには快晴となる。登りとは全く違う風景が広がり、新緑の緑が鮮やかだ。
稜線の左には山並みが見えるが、山の名は分からない。伯母子岳山頂はまだ雲がかかっていたが、それもやがて晴れてきた。出発を1時間遅らせれば印象が大分変わる山だったが、まあ仕方がない。この後もスケジュールが詰まっている。
下りでは、多くの登山者とすれ違う。登山口の駐車スペースも満車になっていることだろう。
登りの時は気がつかなかった、三角点のある口千丈山(1331m)のピークを通過する。山頂付近で出合って先に下って行った一人の登山者が戻ってきた。忘れ物かと思ったら、道を間違えたと勘違いしたようだ。話をしながら、登山口まで一緒に下った。
車で道の駅ごまさんスカイタワーに戻り、護摩壇山へ向かった。スカイタワーの左側の尾根を登っていくと、10分ほどで山頂(1372m)に到着する。こちらはあっけない日本三百名山である。余裕があれば、この奥の龍神岳まで歩きたいところだ。
護摩壇山は、伯母子岳よりも標高が高く、和歌山県で2番目に高い山だそうだ(伯母子岳は奈良県)。12世紀に平維盛がこの地で護摩を焚いたことが護摩壇山の名前の由来らしい。
護摩壇山から下山し、ごまさんスカイタワーを登ろうと思ったら休業中だった。料金は300円と書かれていた。車に戻り、この日の宿がある大阪和泉へと向かった。
花が咲いていた木:ミツバツツジ、ヤブデマリ、アセビ
Camera:CANON EOS 6DMKⅡ