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モミソ沢-丹沢

モミソ沢-丹沢

最後に立ちはだかる岩の大棚

最後に立ちはだかる岩の大棚

【深い谷が続くモミソ沢】

深い谷が続くモミソ沢

山行情報
日程 2012年06月30日(土)
山名(山域) 大倉尾根(大倉周辺
入/下山地 大倉
メンバー 大山、キム、福島
行動時間 6時間10分
歩行
距離
登り
下り
歩数
12.1km 1233m 1233m 26,500歩
モミソ沢遡行図

コース(タイム)

大倉(9:15)-モミソ沢-大倉尾根-(13:23)駒止茶屋-(15:25)大倉

 《山概略》
 丹沢のモミソ沢は電車バスでアプローチができ、距離も長くないので、気軽に行くことができる沢である。3年前に初めて訪れている。大倉尾根に向かって遡行する沢で、難易度は初級の沢である。谷が深いのでGPSはあまり役に立たない。登り詰めれば大倉尾根なので、そこまで行けば安心である。

 《アプローチ編》
 小田急渋沢駅に8時集合で、大倉行きのバス乗り場に行くと多くの登山者がバスに乗り込んでいた。相変わらず盛況である。バスは臨時バスも出ているようで、定刻のバスに乗れなくてもあわてる必要はない。大倉に到着し、準備をしていると臨時バスが立て続けに二台来た。一台目はすし詰めで、二台目はガラガラだった。要領の悪い配車である。


アジサイと風の吊り橋
【アジサイと風の吊り橋】
   新茅山荘を通過
【新茅山荘を通過】


 《モミソ沢へ》
 風の吊り橋を渡り、戸川林道を歩く。この時期は道の脇にほとんど花が咲いていない。4月5月であれば写真撮影に忙しく、なかなか前に進まないくらいである。今回は長い林道をひたすら歩き続けることになる。  林道のほぼ中間地点が竜神の泉である。ここで一口飲んで力水とする。いつもは車で水を汲みに来る人がいるが、この日はいなかった。新茅荘を通り過ぎ、新茅ノ沢の手前で左下の水無川へ降りていった。

水無川へ
【水無川へ】
   隠れたモミソ沢入口
【隠れたモミソ沢入口】

 水無川は水量も多く行きよい良く流れている。少し下流では学生だろうか、沢の準備をしていた。その後彼らは本谷の方へ行った。我々も沢のほとりで沢靴に履き替え、懸垂岩の左手にある、狭い沢の流れ口に向かった。モミソ沢は秘密基地の入口のように遠目では分かりにくい。岩に挟まれた狭い沢に入っていくと小滝が連なり、徐々に谷が広がっていく。大雨が降ると鉄砲水が襲いかかってくるような場所で、沢は倒木や流された枝で荒れ気味である。

最初は小滝
【最初は小滝】
   深い谷が続く
【深い谷が続く 】

 狭い滝をいくつも超え、水量が空くなる頃に登りにくい岩壁があり、残置ボルトにヌンチャクを引っかけて強引に登る。初心者の同行者にはザイルがあった方がいい場所だ。

岩に挟まれた細い滝
【岩に挟まれた細い滝】
   大棚は左に巻く
【大棚は左に巻く】

 水流は一度はなくなるが、登っていくと再び現れてくる。その水流も涸れてくると大棚という大きな岩壁が現れる。登れないことも無さそうだが、大事を取って左側へ巻いた。リードロープでもあれば登っていたところだ。

大倉尾根に這い上がる
【大倉尾根に這い上がる】
   大木が倒れる大倉尾根
【大木が倒れる大倉尾根】

 大倉尾根の直下は這いつくばるように登ることになる。上の方では尾根を歩く人たちが見えている。やっとの思いで登りついたところに指導標があり、塔ノ岳まで1時間30分と書いてある。塔ノ岳には登らず、そのまま大倉尾根を下った。大倉尾根はまだ登ってくる人も多く、数日前の台風の影響か、見晴らし茶屋のすぐ後ろで大木が倒れていた。
 大倉のバス停に到着すると長い行列ができていた。しかし、バスは2台やって来たのでタイミング良く座ることができた。渋沢駅までは熟睡である。
 渋沢駅から東海大学前駅で途中下車し、定番のさざんかへ向かった。このところ登山道や山小屋でこの温泉の宣伝をよく見かけるが、その成果もあってか最近山ヤの姿をよく見かけるようになった。

付近の山 モミソ沢(2009.04.18)、セドの沢(2008.09.13)

立ち寄り湯情報
秦野天然温泉 さざんか★★★★
場所:神奈川県秦野市南矢名2-13-13(TEL:0463-78-0026)
料金:700円
定休日:第3火曜日(祝日の場合は第4火曜日)
時間:10:00~23:00・その他:食堂有り
http://www.onsen-sazanka.com/index.html
Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
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