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笹ヶ峰−愛媛県の山 笹ヶ峰−愛媛県の山 森林限界を超え山並み一望 森林限界を超え山並み一望 【笹ヶ峰山頂から伊予岳方面】
コース(タイム)笹ヶ峰林道(6:50)−(7:51)丸山荘−(8:31)笹ヶ峰(8:50)−(10:27)笹ヶ峰林道
《山概略》
《笹ヶ峰へ》 最初、登山口が分からずに右往左往したが、林道を奥へ歩いて行くと駐車スペースがあり、そこが登山口だった。林道はそこまでで、その先は車止めのロープが張ってある。その登山口も先ほど車を止めたところと同じような地形で、沢があった。こちらの沢の方が立派で、目の前で音をたてて滝が流れている。滝の方も立派だが国土地理院の地図には名前が付いていない。 登山口には案内板や指導標など設置されわかりやすい。愛媛森林管理署が設置しているようだ。昨日は三嶺登山口の菅生から登ったが、途中案内板の類がほとんど無く道を見失い難儀したものだ。この日はそんなことは無さそうだ。 登山口の橋で滝の写真を撮り終え、いよいよ登り始めた。しばらく沢に沿っての登りが続く。ときおり木陰から右手に滝が見えている。滝は何段もあり、人工の堰堤もある。 道はわかりやすく、分岐もないので無意識に歩いていられる。途中からイヤホンでラジオを聞きながら歩いた。宿という場所を通過し、ブナの木を眺めながら登っていくと学校のような大きな山小屋に到着する。
太陽光パネルを備えた大きな山小屋は丸山荘で、ガイドブックによると通年営業となっている。先ほど車で走った狭くて長い林道を考えると、それほど利用者がいるとは思えない。数百人は収容できそうな大きさである。 丸山荘から笹ヶ峰までは40分と書かれた指導標があり、小屋の前から山頂を見上げることができる。山頂までは見るからに急坂が続いているようだ。 ダケカンバの林を抜けると、笹原のつづらが続く。高度が高まるにつれ眺めも良くなり、遠くの山並みも見えてくる。眼下の丸山荘の赤い屋根も徐々に小さくなっていく。 山頂が近づくと風が強くなり、足もとには雹が降った跡がある。連日暖かい日が続いていたが、1800m級の山の上はさすがに冷える。風が冷たいので手袋をつけた。笹ヶ峰の名にふさわしく笹に囲まれた道が続き、日が差し始めたばかりの北面から直接山頂に到着する。
笹ヶ峰山頂(1859m)には一等三角点や岩を積み上げた上に小さな祠もある。遮るものがないので周りは360度の大展望が広がる。条件が良ければ四国の主要な山はほとんど見えるのではないだろうか。 山頂には人が多く風を避けた場所で休憩している集団や、周りの景色の撮影に余念のない人たちでにぎわっている。その中のひとりに山頂記念写真を撮ってもらった。 山頂でパノラマ写真を撮り、縦走路を少しちち山の方へ歩き見通しの良い斜面で写真を撮った。ちち山まで登っても良かったが登り返しが面倒だったので笹ヶ峰の方へ戻った。後で地図を見るとちち山のコルから丸山荘に降りる道があったので、ちち山を登ったほうが良かったのかもしれない。 【ちち山方面の展望】 下りは笹ヶ峰山頂から来た道を戻った。下の駐車場はそれほど広くはなかったが、これから登ってくる人は多く、挨拶を交わしながら下った。丸山荘を下ったあたりですれ違った二人組は、どこから来ましたか、と気軽に話しかけてきたが、山荘の主人だったのだろうか。駐車スペースまで下ると、所狭しと車が並べられていた。 下山後の温泉は国道11号線沿いの石鎚温泉に向かった。温泉の看板を見つけて中に入ったが、温泉の営業はすでにやめて、介護施設のようなものになっていた。急遽別な温泉をカーナビで捜し、近くの湯之谷温泉へ移動した。 湯之谷温泉は温泉には違いないが、料金の安い銭湯だった。銭湯の施設自体も年期が入っているが、番台も90歳を越えたお爺ちゃんだ。耳が遠く、風呂に入りたいんですけどと言うと、はぁ〜?と答えが返ってきた。それでも千円札を出すとちゃんとお釣りをくれた。利用客も平均年齢が80歳を越えているようだ。湯船は極めて熱い。お爺ちゃん達は平気で入っているが、自分は長く入っていることができない。やはり年期の違いだろうか。ぬるい湯船もあるので、そこと交互に入って疲れを癒した。
Camera:SONY DSC-WX1
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