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鳥屋ヶ森-愛媛県の山
鳥屋ヶ森-愛媛県の山
国土地理院の地図は信じてはいけない
国土地理院の地図は信じてはいけない
【九島大橋手前の駐車場からの鳥屋ヶ森】
○山行情報 | ||||
日程 | 2024年5月2日(木) | |||
山名(山域) | 鳥屋ヶ森(四国) | |||
入/下山地 | 九島大橋駐車場 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 2時間20分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
6.7km | 382m | 382m | ---歩 |
○しま情報 | ||||
所在 | 愛媛件宇和島市(九島) | |||
情報 | 面積 | 周囲 | 人口 | 標高 |
3.36K㎡ | 12km | 900人 | 320m |
○コース(タイム)
駐車場(11:16)-(12:26)鳥屋ヶ森(12:34)-(13:36)駐車場
《山概略》
鳥屋ヶ森は愛媛県宇和島沖に浮かぶ九島の山である。2016年に全長468mの九島大橋が開通し、本土と陸続きとなった。島の産業は柑橘類と漁業である。観光地化されておらず宿も無く、コンビニが1件あるだけである。この島を訪れるのはもっぱら登山客だけだろう。
九島は島全体がひとつの山で、渡り鳥のねぐらとして有名なことから鳥屋ヶ森と名付けられたようだ。最高地点は320mで、宇和島富士、九島山とも呼ばれ、しま山百選(No.58)に選ばれている。
《アプローチ編》
前日は大分市のホテルに宿泊し、翌朝佐賀関から朝二番目の8:00発国道九四フェリーに乗り、三崎港で四国に上陸。国道197号を走り、宇和島市へ向かった。
宇和島市街を通り抜け、無料の九島大橋を渡り、右にカーブするとその先の左手に九島大橋駐車場がある。駐車場は高台にあるので、九島大橋越しに四国本土側を見ることが出来る。
《鳥屋ヶ森へ》
山歩きの準備をして早速出発。駐車場にはトイレがあるので利用する。トイレの前に島の案内板が有る。島のキャッチフレーズは、「花と歴史と笑顔が香るいやしの楽園」ということらしい。地図では島の中央に鳥屋ヶ森があるのが分かる。島の道路は狭い場所が多く、外周道路はあるものの自動車での通行は困難らしい。だが、自転車で回ることも出来るようなので、九島イチを楽しめそうだ。
駐車場を出発し、駐車場の横にある上り坂の道を進む。少し進んで振り返ると、駐車場を見下ろすことが出来る。20数台止められる駐車場は4台ほどが駐まっている。先ほどの地図では島の中にはこの駐車場しか無さそうだった。
道路脇には果樹の木が目立つ。この時期はミカンやビワが目立つ。ビワは一つ一つ袋がかけられ手間をかけて育てられている。美味しそうな果樹を見ながら道なりに進み、海すずめ展望所に立つと九島大橋や宇和島方面の山並を展望する。
しばらく道なりに進むが、国土地理院の地図では小屋の脇から山頂に続く山道がある。そこへ入ることにした。山の斜面を直登するような形で登っていくと、徐々に藪っぽくなってくる。あまり歩かれていない道はかすかにあるのだが、そこを突き進むと、ついに藪で進めなくなる。悪戦苦闘しながら回り道を探しつつ前進するが、ついに諦める。近くの広い車道に出るのも苦労し、何とか藪から抜け出し舗装道に出る。
舗装道を歩いて山頂方面に進むと、ようやく鳥屋ヶ森を湿す指導標が現れる。三叉路を左に曲がり、その先で再び山道に入る。今度は、藪で阻まれることも無く樹林の中の山道でホッとする。道沿いには祠のような石組みと石像がある。島には45ヶ所に祠があり、120年前にミニ八十八ヶ所として始めたものらしい。
この時期山には花は少ないが、ツツジ、ノイバラ、ムラサキカタバミ、ヤマタツナミソウなどが見られた。
注意してなければ通り過ぎてしまいそうなところに三角点がある。道から右手に少し入ったとこの広場で、山頂を示す板の類いは無いが、ここが鳥屋ヶ峰森の山頂である。標高は320.2m、三等三角点で点名は九島となっている。
山頂は木々に覆われ眺望は無く、休むようなところでもないので、そのまま下山する。道は来た道では無く、そのまま奥へと続く道である。少し下ると広場があり、ここに九島山(鳥屋ヶ森)の解説が書かれた案内板がある。広場にはベンチもあるので、休憩するにはここしか無い。
山道を降り、モノレールをまたいだ先で舗装道に出る。ここが登山口になるのだろうが、それらしき案内は無い。あとは道に沿って進むだけである。地形に合わせて曲がりくねった道は案外長く感じる。所々で見える、海の景色は綺麗だ。水面には多くのいけすが浮かんで見えるが、真珠の養殖らしい。島の特産では無く、本土側の産業のようだ。
ようやく登ってきた道と合流し、九島大橋が見えてくると駐車場は近い。海すずめ展望所の下を通り、九島の由来が書かれたふたつの石碑の前を過ぎると駐車場に到着する。
鳥屋ヶ森以外に九島の見所としては、弘法大師が開山したと言われる遍照山願成寺がある。立ち寄ろうかとも思ったが先を急ぐことにした。この日は内子町に宿を取っている。途中、大洲城に立ち寄り、明日の横倉山登山に向けて移動した。
大洲城
○前泊の宿 | |
HOTEL AZ 大分幸崎店★★ | |
場所:大分県大分市大字馬場273-1(TEL:097-576-0303) | |
料金:4950円 | |
大浴場:無し | |
Camera:CANON EOS R8