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大山−丹沢の山 大山−丹沢の山 境界尾根から秘密ルートへ... 境界尾根から秘密ルートへ... 【大山三峰からの眺望】
コース(タイム)横浜(6:45)=厚木=広沢寺(8:37)−唐沢峠−大山−(16:28)蓑毛=秦野=(21:40)横浜
《山概略》 【立派なアーチ橋が】 広沢寺温泉から歩いて10分くらいの場所。以前来たときはなかったアーチ橋ができていた。この先山しかないのだが、どこに続いているのだろう。橋の奥が境界尾根。 《境界尾根へ》 広沢寺温泉から鐘ヶ岳のトンネル方面へ車道を歩く。このあたり道が整備されているようで、いつの間にか出来上がったアーチ形の橋脚をくぐる。いつも人が取水している名水の横を通り、ゲートを通過する。この日のゲートはなぜか開いていた。真っ暗なトンネルを通り抜け、煤ヶ谷分岐の少し先にある谷太郎川に架かる橋を渡ったところで右斜面の山肌に取り付く。境界尾根の起点は谷太郎川の下流にあるため、ここから登ると境界尾根に向かって急坂を登ることになる。 【急坂を登る】 境界尾根に向かって急坂を登る。両手を使ってようやく登れるほどの傾斜である。あまりの傾斜に杉の植林も行われず、雑木林となっている。 無茶とも言える急坂を登り詰めると、右手に杉の植林帯が現れる。そして傾斜も緩やかになり境界尾根に合流する。境界尾根に沿って網の柵が続いていた。休憩していると、一人の登山者が境界尾根を登ってきた。このコースで人と出会うのは珍しいことだ。その登山者はしばらく我々の後ろを歩いていたが、三峰方面へ向かっていった。 【やせ尾根の急坂を渡る】 大山三峰の稜線は危険な場所が多く、事故も多い。必死の思いで主稜線に到達すると、境界尾根方面は立ち入り禁止になっていた。 唐沢峠までは広く緩やかな道で、ぼやっとしてたら道を外れそうになる。一ヶ所不動尻方面に行きそうになり、引き返して唐沢峠に出る。唐沢峠にはテーブルもあり休憩適地なのだが、そこでは休まず唐沢川まで下った。前回来たときは干上がった川だったが、昨日の大雨で立派な川になっていた。その河原で休憩となった。 その河原には今朝同じバスに乗っていた登山者がいた。別のコースを歩いてここまで来ている。仲間が話していると、ネット上の知り合いであることが分かったようだ。そこで小一時間過ごし、さらに唐沢峠から下ってきた一人の登山者も加わり、総勢5人となって石尊沢を大山方面へ向かった。通常は誰にも会わないコースだがこれだけ人が集まるのも珍しいことだ。 【二俣尾根を登る】 大山北尾根に向かって登る尾根にネクタイ尾根があるが、その一本左の尾根。はじめ石尊沢を登るが途中から沢は二俣に分かれる。その間の尾根を登っていく。 石尊沢にはかつて何か施設があったのだろうか、不思議なものが落ちている。
北尾根からは東京方面の町並みがよく見える。都心の高層ビル街や、その奥には筑波山の姿も見える。反対側の西の方には真っ白な富士山と南アルプスの山々も健在である。 【意外な柵越え】 北尾根から大山山頂へ向かうところで鹿よけの柵がある。ここでは脚立がその柵を跨いでおり、登山者はそこを上って越えるようになっている。 大山山頂付近まで来ると、一般登山者の姿も多く現れる。山頂近くの展望台で丹沢や富士山の景観を楽しみ、イタツミ尾根をヤビツ峠方面へ下った。 【これも鹿よけ】 グレーチングは鹿がその上を歩くのを嫌がるそうだ。登山者の踏圧による裸地化防止効果もあり一石二鳥。 このまま気楽に一般ルートをヤビツ峠まで下山するのかと思いきや、そうでないのが達人である。先導していた同じバスに乗っていた登山者はイタツミ尾根から外れると、おもむろに藪の中に分け入り、蓑毛に向かって直滑降を始めた。秘密のルートでもあるのだろうか。 【秘密の道を直滑降】 蓑毛に向かって尾根を下るが、一応踏み跡はあるようだ。今度はあまりにも急な下りで足が痛くなる。 【蓑毛に向かって一直線】 相模湾が一望できる場所でひと休み。直滑降はまだまだ続く。 道は春岳沢に合流し、髭僧の滝の横を歩く。以前ここを沢登りで登ったが、ヒルの大群に襲われた悪夢がよみがえる。ここまで来ると蓑毛のバス停は近い。 名水百選の橋を渡るときに、以前どこに名水百選があるのか分からなかったが、橋を渡ってすぐの登山道の下に排水溝のように水が流れている場所がそれだった。先のバスの登山者がおもむろにそこから水をすくって飲んでいたので驚いた。 蓑毛のバス停に到着すると、今回も運良くバスが待っていた。伊勢原駅はうとうととしているうちに着き、小田急線の各駅でそれぞれ降りて帰った。 GPSデータ(kyokai.gpx) Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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