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鍋割山・塔ノ岳-丹沢の山 鍋割山・塔ノ岳-丹沢の山 人が途切れることのない人気ルート 人が途切れることのない人気ルート 【大丸のブナの紅葉】
コース(タイム)大倉(8:28)-(12:03)鍋割山-(13:07)大丸(14:14)-(14:43)塔ノ岳-(17:22)大倉
《山概略》
《鍋割山へ》 大倉までのバスの乗車時間は20分ほどである。いつもの丹沢フリーキップBで下車する。乗客のほとんどは大倉尾根に向かうが、我々は、バス停前の道の反対側にある、お食事ラーメン大倉屋の横の道を進んだ。辻には鍋割山・二俣を示す指導標がある。舗装道の脇には住宅や畑があり、野菜の名前を確認しながら歩く。ふだん口にする野菜でも育っている場面はなかなか見ないものだ。畑越しに三ノ塔や塔ノ岳の山なみが見えている。
指導標に従い進んでいくと林道になり、しかよけの柵(破れている)を越える。これから長い林道歩きが続く。この林道も歩いている登山者は多く、我々が花の写真を撮りながらのんびり歩いていると次々と抜かれていく。 沢の流れる二俣のところで休憩する人が多く、ここに登山ポストもある。ここまで車で入れるようだが、いつも周回しているのでこれまで車で来たことはない。沢に架かる橋を渡り、なおも林道を歩き続ける。鍋割山荘の客のボッカ用水ペットボトル置き場は空だった。大倉から歩くこと2時間でようやく登山口に到着した。指導標には鍋割山まで約1時間30分と書かれている。
良く間伐された植林の森のつづらの急坂を登り、ふと前方を見上げると多くの登山者が登っているのが見える。ヤセ尾根の後沢乗越に到着すると、鍋割山とは反対側の少し広くなった場所に移動して休憩した。後沢乗越がよく見える場所で、この辺りの木々は徐々に色づき始めている。二俣方面から次々に人が登ってくるのもわかる。 樹林に囲まれた尾根道を登り、木道を歩く。やがて三角屋根の鍋割山荘が見えてくるが、その周りには多くの登山者が集まっていて圧倒される。小屋の中も、鍋焼きうどんを待つ長い行列ができている。鍋割山山頂は小屋の前にあり、そこからは正面に富士山が見えるはずだ。しかしこの日は富士の周りに雲が取り囲み見ることはできなかった。それでも丹沢の山なみははっきり見ることができた。この景色を楽しみながらゆっくり休みたいところだが、あまりの人の多さに、この先の大丸あたりまで行き休むことにした。
《塔ノ岳へ》 鍋割山から塔ノ岳方面への下り道はブナの森が美しいところである。紅葉も始まりいっそう美しさが増している。北の展望が開けた場所からは蛭ヶ岳と紅葉が絶景が見られた。小丸を越え、小丸尾根分岐のところからは大倉尾根を望むことができ、花立山荘の青い屋根もよく見える。 大丸の辺りで道から外れ、少し小高いところへ行って休憩にした。この日はちょっと豪勢な昼食で、仲間の手作りのパンと、チーズ、ワイン、ミネストローネなどふだん食べないものを味わった。
大丸から金冷しを越え、塔ノ岳へ向かった。途中、登山道すぐ脇に立派な角を持ったオス鹿がうずくまっていて、登山者カメラマンのモデルになっていた。高山植物を食い荒らす害獣だがすっかり人間には慣れている。 塔ノ岳の山頂と尊仏山荘が見えてくると、ここにも多くの登山者が集まっている。山頂の標識の前では記念撮影が次々と行われ近づくことができない。もっとも我々は何度も来ているので今さら記念撮影をする必要もないのだが。とりあえず、スタンプに押印するため尊仏山荘の中へ入った。
時間はすでに3時近い。これから下山したら途中で暗くなることは必死だ。これだけ多くの人が山頂でくつろいでいるのだが、彼らは下山しないのだろうか。我々はさっさと下山を始めた。先ほど通過した金冷しからは大倉尾根の下山となる。バカ尾根と呼ばれる長い下り道だ。若者や親子連れなど多くの登山者やハイカーが歩いている。 堀山の家の前のベンチで少し休んでからは、ひたすら下った。見晴茶屋ではテラスで歌声喫茶が行われていた。そこを通り過ぎた頃から急速に暗くなり、ついにはライトが必要になり、その光を頼りに下ることになった。
大倉のバス停には17:24頃に到着。そこで目を見張ったのが、これまで見たことがないバス待ちの長い行列だった。奥のタクシー乗り場も盛況だ。バス待ちはそれほど長い時間ではなく、2台目のバスに乗ることができた。帰りはお決まりのコースで、小田急線の東海大学前で途中下車し、秦野天然温泉さざんかに立ち寄った。
Camera:CANON PowerShot S100
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