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丹沢山−神奈川県の山 丹沢山−神奈川県の山 塩水橋からバリエーションルートで 塩水橋からバリエーションルートで 【丹沢山頂】
コース(タイム)横浜=塩水橋(8:12)−丹沢山−(17:21)塩水橋=蛍の湯=横浜
《山概略》
《本間ノ頭へ》 塩水橋から丹沢山へは通常、塩水林道を歩き、堂平を経由するのだが、今回は塩水橋から直接尾根に取り付いた。尾根の入口には立入禁止の看板があるが、構わず入っていくと少し先に取水の碑がある。塩水川には水道の取水口があるようだ。碑の後ろに道が続いているので、道なりに進んだ。塩水山神の祠があり、鹿よけの柵を越える。道はあるような無いような感じだが、尾根の上を忠実に歩く。 道は落ち葉が多く、昨夜まで降った雨で湿っている。ふと足もとをよく見ると、至る所でヒルが落ち葉の上で踊っている。それが恐怖の始まりであった。いつの間にか何匹ものヒルが登山靴にへばり付いて足に向かって登ってきている。三人とも同様で、キムさんは絶叫。立ち止まってヒルを払いのけようとすると、それこそ地面のヒルが取り付いてくる。ともかくヒルがいそうもない場所まで移動して、それを排除した。幸い自分は血を吸われることはなかったが、二人は被害にあったようだ。その後、虫除けスプレーを登山靴に吹きかけるもあまり効果はなく、その後もヒル発生地帯はしばらく続いた。 尾根を登るにつれてガスが濃くなっていく。モミの巨木やブナが見られるようになり森がガスに覆われ幻想的な世界になる。登りはじめから3時間弱で稜線の登山道にでた。特別保護地区の絵が描かれた看板がある。ここからは縦走路を歩いて丹沢山へ向かう。
《丹沢山へ》 縦走路を歩く初めてすぐに珍しい白い花を見つけた。ヤマシャクヤクだという。シャクヤクと言えば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美しい代名詞だが、このヤマシャクヤクはそれほど美しくは無かった。数も少なく、離れて数輪あっただけだった。 縦走路の最初のピークは、本間ノ頭(1344.9m)で、三角点がある。国土地理院の地図では東峰となっている。丹沢三峰のひとつである。山頂は樹林に囲まれ眺望はない。そのまま通過した。続いて無名ノ頭、円山木ノ頭、太礼ノ頭、瀬戸沢ノ頭と頭のピークが続く。シロヤシオが見られるのもこのあたりである。丹沢山の手前ではトウゴクミツバツツジの赤い花も目立ってくる。 【ツツジの競演】 トウゴクミツバツツジとシロヤシオが咲く 木道を歩いていくと、ガスに包まれた丹沢山頂(1567.1m)に到着する。広い山頂にはテーブルがいくつかあるので、その一つを陣取り休憩する。山頂に沢登りの4人組が山頂に到着すると、彼らもヒルにやられたことを仲間内で話していた。沢靴を脱ぐと、何匹ものヒルが現れてていたようだ。キュウハ沢から来たのだろうか、とかくこの時期丹沢にはヒルが多いようだ。 三角点のある丹沢のピークに移動して記念撮影をしてから下山した。コースは一般ルートの天王寺尾根である。以前雪の季節に降りたことはあるが、新緑の時期に降りるのは初めてだ。木道を下ると崩落の進むヤセ尾根があり、鎖場もある。この尾根は道に迷いやすく、迷い込まない様にロープを張ってある場所もある。しかし、いつの間にか我々も本来のコースから離れ、左の枝尾根に入り込んでしまった。とりあえず踏み跡もあり、植林帯でもあったのでそのまま下ると塩水林道に出ることができた。林道をそのまま下り、塩水橋のゲートを越えて、車を止めた青宇治橋まで戻った。
帰りは再びヤビツ峠を越えるのだが、バイクや自転車など峠目当ての走り屋が多い。事故があったようでフロントがつぶれた車が止まっていた。離合のために何度かバックすることもあり、四国の国道を思い起こさせる峠道だった。 ヤビツ峠の手前の富士見山荘の近くにある護摩屋敷で銘水を汲み、よく行く東海大学近くのほたるの湯へ向かった。 【護摩屋敷の水】 富士見山荘を少し下ったところに護摩屋敷の水がある。車道のすぐ脇にあり駐車場もある。汲みに来る人が絶えない。
Camera:SONY DSC-WX1
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