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高尾山-東京都の山

高尾山-東京都の山

今年はがっかりシモバシラ

今年はがっかりシモバシラ

【尾根道でシモバシラを探す】

尾根道でシモバシラを探す

山行情報
日程 2019年1月6日(土)
山名(山域) 高尾山(高尾山稜
入/下山地 大垂水峠/高尾山口
メンバー 萬濃、林夫妻、嶋田、寿山、福島
行動時間 3時間53分
歩行
距離
登り
下り
歩数
13.2km 1,078m 1,039m 18,491歩
■■■

コース(タイム)

大垂水峠(09:02)-一丁平-(11:00)高尾山-(12:30)琵琶滝-(12:55)高尾山口駅

 《山概略》
 冬の高尾山と言えばシモバシラである。シソ科の多年草で、茎からしみ出した水分が凍って花のようになるものである。草の名前でもありその現象の名前でもあるのだ。12月下旬から1月上旬にかけて見ることができる。昨年に引き続き、今年も同時期に高尾山を訪れた。

 《アプローチ編》
 とある仲間に声をかけ、シモバシラを見る山行企画に5人が集まった。相模湖駅が集合場所で、大垂水峠経由八王子駅行きのバスに乗る。このバスは1日に数本しか運行されておらず、貴重なバスである。相模湖駅前8:39発で、大垂水峠へ行くには事実上このバスに乗るしかない。車内はそれほど混むことはなく、20分ほどで大垂水峠に到着する。乗客の半分ほどがそこで下車した。


大垂水峠から登山口へ
【大垂水峠から登山口へ】
   斜面をトラバース
【斜面をトラバース】

 《高尾山へ》
 大垂水峠の道は国道20号線で、そこそこ交通量がある。バス停には歩道がないが、少し戻ると歩道があり、そこから右後ろのスロープを登る。スロープの上にある歩道橋の手前が登山口で、そこで態勢を整えてから山の中へと入っていく。
 トラバース道を進むと、左手に石積みに囲まれた地蔵がある。さらに進むと林道に出て、鉄塔下に広場がある。そこで小休止してから階段状の尾根道を登って行く。その尾根道には、昨年シモバシラがあったことを確認している。南面の尾根なので、ありそうにないのだが、なぜかあるのである。

一丁平への尾根を登る
【一丁平への尾根を登る】
   すぐにシモバシラが見つかる
【すぐにシモバシラが見つかる】

 尾根を少し登って行くと、さっそくシモバシラを発見。初めて見るメンバーがほとんどで、今回の山行計画の面目が立った。結局この日のシモバシラはここで見られるだけとなるのだが、この時はこのあと行く本命の一丁平裏手のスポットを期待していた。

展望デッキの眺め
【展望デッキの眺め】
   高尾山へ三つの分岐
【高尾山へ三つの分岐】

 尾根を登りきったところが一丁平で、ベンチやあずま屋のある休憩地である。高尾山の主稜線なので人通りも多くなる。ベンチで湯を沸かして珈琲をすすりながら休憩する。せっかくなので展望デッキのあるピークまで登り、富士山方面の山並みを見たが、雲が多く富士を見ることはできなかった。しかし、特徴的な三角ピークの大室山はよく見えている。

高尾山頂
【高尾山頂】
   琵琶滝コースを下る
【琵琶滝コースを下る】

 一丁平を下り、高尾山の方へ進む。この時間帯はちょうど部分日食となっているはずで、太陽の方を見るが全く分からない。黒い下敷きでも持って来なかったのが悔やまれる。念のため写真を撮ったが、コンデジでは写る訳も無い。
 高尾山ピークへの登り返しの所から道は三つに分かれる。いつもは真ん中の階段状の尾根を登っていくが、今回はシモバシラ保護区の左の道に進む。その入口にはシモバシラに関する注意事項が書かれた掲示板がある。
 道を進んでいくと、いつもは人だかりがあるところに、人が全くいない。やはりシモバシラは無いようだ。注意深く右の斜面を見ながら歩くが無駄なことだった。そのまま高尾山のピークへ登っていった。
 高尾山の山頂は相変わらず人だかりである。そのほとんどがシモバシラの存在を知らない人たちであろう。人混みを通り抜けて薬王院の方へ下る。薬王院ではその奥にある福徳弁財天に立ち寄り、洞窟の中で参拝。男坂を下り、琵琶滝コースを降りていく。

琵琶滝
【琵琶滝】
   ケーブル駅の横に出る
【ケーブル駅の横に出る】

 琵琶滝は水行道場のため近くまで行くことができず、遠くから眺める。琵琶滝からは沢沿いの谷間の道を進み、やがて舗装道に出て、ケーブル駅の横に出る。そのまま高尾山口駅の方へ行き、駅の裏手にある極楽湯がこの日のゴールである。温かい温泉に浸かり、食堂で小新年会を行った。

付近の山 草戸山(2010.4.25)、北高尾山稜(2009.10.17)、陣馬山(2008.1.3)、石老山(2017.3.20)

立ち寄り湯情報
 
京王高尾山温泉 極楽湯★★★★
場所:東京都八王子市高尾町2229番7(TEL:042-663-4126)
泉質:アルカリ性単純温泉(源泉26.2℃)
料金:1000円(シーズン料金1200円)・時間:8:00~23:00
休館:無休
食堂:有、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100

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