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奥多摩ウォーキング-東京都の山
奥多摩ウォーキング-東京都の山
鳩ノ巣渓谷の深山幽谷
鳩ノ巣渓谷の深山幽谷
【鳩ノ巣渓谷と吊り橋】
○山行情報 | ||||
日程 | 2024年11月17日(日) | |||
山名(山域) | 奥多摩(奥多摩) | |||
入/下山地 | 古里駅/奥多摩駅 | |||
メンバー | 林夫妻、浜岡、山地、大富、福島 | |||
行動時間 | 4時間14分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
8.8km | 616m | 564m | ---歩 |
○コース(タイム)
古里駅(10:33)-雲仙橋-数馬峡橋-(14:45)奥多摩駅
《山概略》
大多摩ウォーキングトレイルというコースが奥多摩観光協会が指定し、道標が整備されている。奥多摩では無く、大多摩と言うところが意味不明だが、多摩川沿いを古里駅から奥多摩駅まで歩く8.2kmのトレイルコースである。
《アプローチ編》
仲間に誘われ、遠い地である奥多摩へ赴いた。集合場所の古里駅は自宅からバスと電車を乗り継いで2時間半ほどかかる。長時間の電車移動で座れないと、最近は辛くなってきたので、好き好んで奥多摩へは行きたくなかったのだが、当日は後天に恵まれ、ハイキング日和となってしまったので行くしかない。
古里駅では10時集合、山の集合時間なら遅いが、今回はウォーキングなので心配は無い。今回の参加者6人が揃ったところで駅前を出発した。
《大多摩ウォーキングへ》
駅前の青梅街道に出て奥多摩駅方面へ歩道を歩く。はらしま食堂の前を通り過ぎるがこの店は、最近始まった『下山メシ』というテレビ番組で取り上げられている。御岳山を下山した女の子がここであじフライ定食を食べるというドラマ仕立ての話だが、店員も女優なのでどこまでホントなのか分からない。このような番組で店は今後混み合ったりするのだろうか。
青梅街道から道は左に分かれ、大多摩ウォーキングトレイルの最初の道標が現れる。奥多摩駅まで7.4kmと書かれている。実はこのときは奥多摩ウォーキングトレイルと思っていたが、あとから大多摩であることに気づくのである。なにゆえ大多摩なのだろう。
道は下り坂となり、右手に激しく流れる滝が見えてくる。清見滝で、御岳参詣に滝に打たれて身を清めた所らしい。そして、左下にはキャンプ場のような施設が見える。綺麗そうな刊行トイレの前を通り、寸庭橋を渡る。川面からかなり高い位置の橋である。
橋を渡って右手の遊歩道の鉄階段を降りていき、道は渓谷の山道となる。雨上がりの道で、地面は濡れていて滑りやすいので慎重に歩く。上の滝、下の滝と続き。杉植林の細い道を進む。
小さな沢に架かるホタル橋を渡る。以前はこのあたりでホタルが見られたそうだが、今は見られないらしい。道は上り坂となり、途中水場がある。坂を登ると、あずま屋の休憩所があるが、満員御礼だ。前後も人が歩いていて、意外と人気のあるルートであることが分かる。
あずま屋を通り過ぎ、道なりに進むとトイレがある。なかなかよく整備されたコースである。吊り橋の雲仙橋を渡る。 休憩適地に鳩ノ巣の由来が書かれた銘板がある。このあたりでは雪のように木の葉がひらひらと舞っている。水神の滝を見て、先に進む。
鳩ノ巣渓谷に架かる橋を渡る。今回のコースで最も眺めの良いところである。吊り橋の上からとっても、下から吊り橋をとっても絶景である
道は水面近くまで降りていく。やがて広場に出て、あずま屋がある。このあたりも多くの人が休んでいる。そのまま通り過ぎ、白丸ダムに出る。ダムは完全に川の流れを止めているので、上流の水面と、下流の水面でかなりの標高差があるのが分かる。下流の方には段々の水路が見える。白丸ダムの完成の影響で魚の遡上が遮られていたので、平成13年にその魚道の水路が設けられたらしい。対象魚はアユ・サクラマス・ヤマメということだ。
ダムから戻り、白丸湖畔遊歩道を歩く。ダムで堰き止められた水は白丸湖となっている。石垣の道からは湖面にボードを浮かべ、その上で立ってオールをこいでいる人の姿が見える。
道は数馬峡遊歩道に変わる。数馬峡はかつて交通の難所だったようで、江戸中期に村々の出資で白丸トンネルの上の硬い岩塊を砕いて切り通しを作り、小道を作って人が安全に通れるようにしている。その後改良を重ね、大正末期に今の青梅街道となったらしい。
数馬西トンネルをくぐり、その先で遊歩道は終わり車道に出る。もえぎの湯の工事のお知らせの看板がある。奥多摩に来るとたいていは立ち寄る温泉だが、11/25~令和7年3月31日まで休業するようだ。この日は営業しているのだが皆遠方から来てると言うことで、入浴は却下となった。
車道を道なりに進み、中学校の前を通る。山城屋(わさび専門店)があり、仲間の一人がそこでお土産を買っている。昭和橋を渡ると奥多摩駅は目の前である。下山メシは、奥多摩駅周辺で食べることになっていたが、当てにしていた店が満員御礼で、他の店も混んでいた。仕方が無いので電車で青梅駅まで戻って、駅前を彷徨っているうちに街中華を見つけてそこに入って中華でしめた。流しの芸人が入ってきて一曲披露したりする面白い店だった。
Camera:CANON EOS M6