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日向山-山梨百名山

日向山-山梨百名山

甲斐駒を見るための山

甲斐駒を見るための山

【日向山山頂からの甲斐駒】

日向山山頂からの甲斐駒

山行情報
日程 2012年11月25日(日)
山名(山域) 日向山(南アルプス北部
入/下山地 日向山登山口
メンバー 単独行
行動時間 2時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.6km 645m 645m 13,200歩
日向山マップ

コース(タイム)

林道登山口(6:28)-雨量計-(7:32)日向山(8:04)-(8:51)林道登山口

 《山概略》
 山梨県の日向山を知ったのは最近である。曇りの雨乞山に登ったときに唯一見えた山がこの日向山だったのである。調べてみると山梨百名山であることが分かり、いつか登ろうと思っていた。
 江戸時代の日向山は濁山と呼ばれていたようだ。山頂の白い部分が濁って見えるときは雨が降るという観天望気の山だった。その言い伝えを知ってか、現在の日向山には気象庁のアメダスが設置されていて、登山道のポイントとなっている。

 《アプローチ編》
 前日に精進湖の三方分山に登り、その足(車)で道の駅 信州蔦木宿へ移動し車中泊していた。この道の駅は温泉もあり、車中泊している車は多い。まだ暗いうちの朝5時に起きるとフロントガラスの表面に氷が張り付いていた。しばらく車を暖め氷が溶けたところで出発。国道20号沿いのコンビニで食料を調達し、はくしゅう道の駅あたりで右折して山の方へ向かっていく。
 林道は走りやすく、最後はダートとなるが難路はない。登山口となる駐車スペースにはすでに多くの車が駐まっていた。ここで車中泊したのだろうか。(車の数の割りには山中で出会う人は少なかった)


林道の駐車場
【林道の駐車場】
   駐車場の登山口
【駐車場の登山口】

 《日向山へ》
 登山口は駐車場のすぐ後ろにある。矢立石 日向山ハイキングコース入口と書かれた案内板とともにツキノワグマが出没したという掲示もある。明るい樹林の中を歩き始めた。歩いているうちに東の方から日が差してきて暖かく感じる。この日も快晴で山頂からの眺望が期待できそうだ。

朝日がまぶしい
【朝日がまぶしい】
   指導標も充実
【樹林の隙間から八ヶ岳】

 指導標は10/1からカウントアップし位置が分かりやすい。特に分かれ道もないのでボーとしていても大丈夫だ。道は終始樹林帯で、甲斐駒や八ヶ岳が木々の隙間からちらちら見えている。これが山頂に行くまではっきり見えないのが登頂するための目的にもなる。

樹林の隙間から八ヶ岳
【地蔵が出迎え】
   地蔵が出迎え
【指導標も充実】

 それほど急な登り坂もなく、先行していた犬連れのハイカーを追い抜いた。このルートは犬連れで来る人が多いようで、下山の時も犬とすれ違った。
 登山道を見守る地蔵の前を通過し、指導標の10/6を通過する。山頂まではそれほど長くはないので、少し歩けばカウントアップした指導標が現れる。10/9のところには日向山雨量観測所がある。観測所といっても一本の電柱にいろいろな装置が巻き付いているだけだ。 大雨の時のニュースではたびたび日向山の雨量が報道されるが、重要な観測施設である。

左が日向山、右が三角点
【左が日向山、右が三角点】
   数メートルで三角点
【数メートルで三角点 】

 雨量計を通過し、緩やかに登っていくと三角点の分岐がある。右手に数メートルも歩くと三角点(1659.6m)があるが、眺めは無い。分岐に引き返し、しばらく歩くと林を抜けて山頂に到着する。なぜか山頂は影になっていてひんやりとしている。
 真っ青な空の下、山頂からの眺望は素晴らしい。甲斐駒や八ヶ岳とともに先日登った雨乞山も隣に見える。右に目を転じると八ヶ岳がすそ野から一望できる。これほどしっかり八ヶ岳が望めるのは珍しい。オベリスクが特徴的な鳳凰三山も見えている。

山頂からは甲斐駒の絶景
【山頂からは甲斐駒の絶景】
   八ヶ岳も一望
【八ヶ岳も一望】

 山頂の先に切り立った尾根があり、そこは日向になっていたのでそこまで移動した。やはり陽が当たっているといくぶん暖かい。日向山の山頂はそこだけ白砂に覆われ、白い岩がにょきにょき立っている。先着していた二人組の男女は鞍掛山まで足を伸ばすといって更に奥まで歩いて行った。
 山頂ではひととおり写真を撮ってから下山することにした。下山は来た道を戻った。これから登ってくる多くの人とすれ違い、犬も計3匹登っていた。駐車場に着いたのは8:50。早すぎるが、むかわの湯で汗を流し、三連休最終日の大渋滞を避けるため早めに帰路についた。

付近の山 雨乞岳(2012.06.02)、甲斐駒ヶ岳(2000.07.22)、アサヨ峰(2011.07.16)、栗沢山(2000.07.23)

立ち寄り湯情報
 
むかわの湯★★★
場所:山梨県北杜市武川町牧原1322(TEL:0551-20-3113)
泉質:ナトリウム-塩化物塩泉(源泉43.3度)
料金:700円・時間:10:00~22:00(4月~10月)、10:00~21:00(11月~3月)
休館:火曜日
食堂:無、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100, EOS Kiss X6i

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