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三ッ峠山-山梨県の山 三ッ峠山-山梨県の山 天下第一の展望からカチカチ山へ 天下第一の展望からカチカチ山へ 【曇天の三ッ峠山頂】
コース(タイム)河口湖駅(9:40)=(10:20)天下茶屋-(13:21)開運山-(15:27)霜山-(16:44)天上山-(17:08)ロープウエイ
《山概略》
《天下茶屋へ》 河口湖駅集合は9時で、バスは9:40発である。山へ行くには少々遅めの時間だが、あずさ1号で来てもこの時間になるようだ。駅の乗車券売り場で三ッ峠山のパンフレットを入手し、バスが車でこの日のコースを予習する。 天下茶屋行きのバスはそれほど混むことはなかったが、多くのハイカーを乗せて出発した。バスは御坂みちを走り山道を登っていく。途中三ツ峠登山口で多くのハイカーが下車した。我々はその先の標高1200mを越える旧御坂トンネル手前の天下茶屋(終点)で下車した。登山口を通り過ぎてここまで乗ってきたのは、天下第一の富士の展望を見るためである。 バスを降りるとすぐに富士の絶景が目に入る。そして後ろにはトンネルがあり、その前に天下茶屋が建っている。天下茶屋は井伏鱒二が太宰治を連れてきて逗留したことで知られている。太宰はここで「富嶽百景」を書いている。茶屋の二階は太宰治文学記念室となっている。今回は見学しなかったが外からその面影を見学した。
《三ッ峠山へ》 天下茶屋からバスで来た舗装道を戻り、三ッ峠登山口バス停あたりから左手の道を進む。しばらく進むと駐車スペースがあり、ほぼ車で埋まっている。道は左右に分かれ、左手の三ツ峠登山道へ曲がる。公衆トイレがあり、その回りにも車が止まっている。ここからいよいよ登山道だが、車も通れそうなダートの林道だ。雑木林の中の道を歩いた。
三ツ峠山荘の看板があり、道は左右に分かれる。右手の道を進むと稜線に出る。富士箱根伊豆国立公園の看板があり、左の三ツ峠山頂へ向かうと三ツ峠山荘に到着する。山荘の前には展望台があり、富士も見ることができる。しかし雲がだいぶ出てきて山頂部分しか見えない。左手の屏風岩では多くのクライマーが岩に取り付いているのが見える。三ツ峠山荘前で昼食休憩を取り、山頂へ向かった。 四季楽園の前を通り、無料トイレの近くを通過する。山頂直下はザレ状の急登で、電波の反射板に向かって登っていく。反射板の裏手がピークで、三ツ峠と彫られた石碑が建っている。海抜1786.1米と書かれ、その向こうに頭だけを出した富士が見える。雲は多いが御坂山塊など周辺の眺望はまずまず見える。
《天上山へ》 三ツ峠山頂でひととおり写真を撮って、天上山へ向かった。南へ延びる長い稜線だが徐々に高度が下がるので、歩くのは楽だ。三ツ峠のもう一つのピークである木無山を通過し、送電線の鉄塔の下では展望が広がる。その先に霜山のピークがあるのだが、少し登山道から外れているのでわかりにくい。なんとか見つけ、三角点を確認した。周りは樹林に覆われているので眺望はない。 この日は初心者メンバーのひとりが歩きにくい靴を履いてきていたため、足を痛めたようだ。スローペースで歩くことになった。天上山までの縦走路はあまり歩く人が多くなく、なぜかクライマーばかりが我々を追い抜いていく。
林道を横切ると天上山に向かって登りが始まる。手前にある二ヶ所ほどの小ピークは巻き道もあるので楽な方に進む。天上山のピークは広く、小御嶽神社の祠がある。ベンチもあるのでひと休みする。この辺りはもう人の気配がない。 ロープウエイ乗り場は山頂からすぐ先かと思ったが、少々歩かなければならない。西側の尾根を下り、閉鎖された小屋の前を通過すると、ロープウエイ駅の建物が見えてくる。ロープウエイ駅の周りにはけっこう人がいた。天上山はカチカチ山のことのようだが、小説「カチカチ山」を説明した掲示板がある。また、河口湖を正面に眺めの良い場所でもある。すでに日も落ちかかっているので、しばらくすると夜景も綺麗なのだろう。しかし、ロープウエイの運行時間は夜景を待ってくれない。急いで乗り場に下り、ロープウエイに乗り込んだ(最終一本前に乗った)。
ロープウエイが下に着く頃にはかなり薄暗くなっていた。湖畔の駐車場まで歩いたところで今回の山行は終了。予定より遅くなったので皆で温泉に行くのは止めにして、食事だけすることになった。どこで食べるか悩んだときはiPhoneに聞くのが一番。甲州ほうとう小作に行くことになった。 小作ではカボチャほうとうを食べた。少し冷え込んでいたため熱々のほうとうで温まった、食後は皆を河口湖駅へ送ってから、ひとりで山中湖近くの紅富士の湯へ行き、さらに温まった。
Camera:CANON PowerShot S100
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