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西沢渓谷紅葉ハイキング-山梨県の山

西沢渓谷紅葉ハイキング-山梨県の山

撮影しながらのんびり周遊

撮影しながらのんびり周遊

【紅葉のトンネルを歩く】

紅葉のトンネルを歩く

山行情報
日程 2016年11月4日(金)
山名(山域) 西沢渓谷(奥秩父
入/下山地 みとみ道の駅
メンバー 塚田、福島
行動時間 4時間40分
歩行
距離
登り
下り
歩数
12.6km 1,350m 1,350m --歩
西沢渓谷マップ

コース(タイム)

道の駅みとみ(08:00)-(08:34)徳ちゃん新道登山口-(08:46)二俣吊橋-(10:01)七つ釜五段の滝-(11:08)大展望台-(11:28)大久保橋-(12:40)道の駅みとみG

 《山概略》
 西沢渓谷は山梨市の笛吹川上流に位置し、秩父多摩国立公園内にある。新緑や紅葉の時期の渓谷美は素晴らしく、遊歩道の各所には滝が有り、最奥には日本の滝百選に選ばれた七ツ釜五段の滝がある。癒し効果のある森に指定されている。いつもは甲武信ヶ岳や黒金山の登山口として利用している西沢渓谷だが、今回は紅葉時期に渓谷の遊歩道を歩いた。
 西沢渓谷の紅葉の見頃は10月中旬から11月上旬の間、ネットの記録を参照しながらベストな時期を選んだ。遊歩道は一周4時間コースだが、今回は撮影しながらのんびり歩くため、4時間以上かけた。

 《アプローチ編》
 横浜線橋本駅に6時集合。休日に挟まれた平日だが、紅葉のシーズンのため、なるべく早く出発した。今回の相棒は山仲間ではなく写真仲間の方だ。車は中央道に乗り、勝沼ICで降りるつもりが話をしてたら通り過ぎてしまい、一宮御坂ICで降りて、雁坂トンネル方面へ向かった。西沢渓谷はトンネルの手前にある。道の駅みとみを通過して、西沢渓谷の駐車場へ行ってみると、まさかの満車であった。しかしB案として道の駅に戻って駐車した。こちらは1000台収容で満車になることは滅多にないはずだ。歩いても数分しか違いはない。


道の駅駐車場から
【道の駅駐車場から】
   西沢渓谷入口から周遊
【西沢渓谷入口から周遊】


 《西沢渓谷へ》
 道の駅みとみからは鶏冠山が見える。山梨百名山で数年前に登ったことがある。あまり人が入らず、登頂困難な山と言われていたが、最近はすっかりルートもできあがって、難易度は下がっている。その鶏冠山の稜線の上空は青空で覆われている。目的の紅葉の方も標高の低いあたりは色づいていて期待できそうだ。
 広い駐車場から西沢渓谷の方へ歩いて行く。国道を横切り、まだ開いていない商店の前を通る。そして車止めを越えると遊歩道が始まる。しばらくは舗装道路だ。トイレのある西沢渓谷入り口を通過すると、道路脇の木々は紅葉真っ盛りだ。撮影しながらなかなか前に進まない。道なりに進み、吊り橋を渡る。このあたりが東沢と西沢の出合で、ここから西沢が始まる。

黒金山も色づく
【黒金山も色づく】
   魚止滝
【魚止滝】

 吊り橋を渡ると、いよいよ上り坂となる。薄暗い樹林の中だが、見上げると色とりどりの葉が透き通って見える。川面よりかなり高いところまで登ると眼下に大久保の滝が見えてくる。遠いが落差30mの大滝である。ここからは進むにつれて次々と滝や奇岩が現れる。魚止滝、三重の滝、人面洞、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝、母体淵、カエル岩と続く。

三重の滝
【三重の滝】
   竜神の滝
【竜神の滝】

 遊歩道は狭い縁を歩くような所もあり、落下しないようにクサリが張られている。慎重に進まなければならない場面も多い。岩場は滑りやすく、登山靴で来なければならない場所だ。多くの人が歩いているが、場違いなスタイルで来ている人たちも見られる。沢は低い方へと流れていくが、遊歩道は登ったり下ったりである。このコースの累積標高は1000mを超えるので、山頂に行かなくてもそれなりの登山をすることになる。

母体淵
【母体淵】
   七ツ釜五段の滝
【七ツ釜五段の滝】

 方杖橋で西沢を渡る。橋を渡るとお約束のように上り坂となる。これを登っていくと、西沢渓谷のクライマックスである七ツ釜五段の滝が右手に現れる。五つの釜に次々と落ちていく滝は自然の作り出した芸術だ。難を言えば、この時間では深い谷にはまだ日が差しておらず、影になっている。滝の上の方には紅葉が見えるので、午後になるともっと綺麗な光の下で見られたかもしれない。


七ツ釜を回り込む
【七ツ釜を回り込む】
   森林軌道の道を進む
【森林軌道の道を進む】

 遊歩道は七ツ釜を回り込むように続いているので、歩きながらしばらく滝を見ることができる。滝の奥の方には骨組みだけの旧不動小屋跡が見える。昔の林業での作業小屋だろうか。
 坂を登り切ると旧森林軌道の道に出る。今回のコースはここがピークで標高は1,390mほどである。右手に行くとトイレがあり、黒金山の登山道へと続く。前回はその黒金山を登ったが、今回はここから左手の帰り道なので楽である。ここから続く森林軌道は昭和43年まで木材搬出に使われていたときのもので、今は道だけ残り、ところどころに軌道が地面から出ている。

大展望台
【大展望台】
   ネトリ大橋を渡る
【ネトリ大橋を渡る】

 森林軌道は、ところどころ展望が開けるところがあり、木賊山を見ることができるが、大展望台と指定されたところからの眺めが一番綺麗である。正面の山肌に日が当たり、紅葉で染まっている様子が見られる。皆ここで立ち止まり、写真撮影が始まる。
 軌道の道はゆっくりと下り、案外と長い。大久保沢を渡るため大きく迂回し山の神の祠の前を通る。道が広くなり、左に急カーブして直線を下るとネトリ大橋が見えてくる。この橋を渡ると周遊の合流地点である。ネトリ大橋を渡る頃にはすっかり日が昇っているので、西沢の両脇にある山肌の紅葉を最後に堪能することができる。

橋の上から鶏冠山
【橋の上から鶏冠山】
   赤と黄のモミジ
【赤と黄のモミジ】

 橋を渡って、朝来た道と合流して駐車場へ戻る。広い駐車場は満車にはなってなかったが、平日にしては多いようだ。帰りは花かげの湯に立ち寄り、さらに河口湖の方で紅葉を取ろうと思い新御坂トンネルをくぐったが、富士山はすっかり雲の中。紅葉スポットは人出が多かったので、そのまま帰路についた。

付近の山 黒金山(2013.09.14)、鶏冠山(2013.06.01)、甲武信ヶ岳(2007.07.28)

立ち寄り湯情報
 
花かげの湯★★★
場所:山梨県山梨市牧丘町窪平453-1(TEL:0553-35-4126)
泉質:アルカリ性単純泉(PH9.5)
料金:510円・休館:毎週月曜日
時間:(4月~10月)10:00~21:00、(11月~3月)10:00~20:30
その他:食堂有り
Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
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