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西沢渓谷紅葉ハイキング-山梨県の山 西沢渓谷紅葉ハイキング-山梨県の山 撮影しながらのんびり周遊 撮影しながらのんびり周遊 【紅葉のトンネルを歩く】
コース(タイム)道の駅みとみ(08:00)-(08:34)徳ちゃん新道登山口-(08:46)二俣吊橋-(10:01)七つ釜五段の滝-(11:08)大展望台-(11:28)大久保橋-(12:40)道の駅みとみG
《山概略》
《西沢渓谷へ》 道の駅みとみからは鶏冠山が見える。山梨百名山で数年前に登ったことがある。あまり人が入らず、登頂困難な山と言われていたが、最近はすっかりルートもできあがって、難易度は下がっている。その鶏冠山の稜線の上空は青空で覆われている。目的の紅葉の方も標高の低いあたりは色づいていて期待できそうだ。 広い駐車場から西沢渓谷の方へ歩いて行く。国道を横切り、まだ開いていない商店の前を通る。そして車止めを越えると遊歩道が始まる。しばらくは舗装道路だ。トイレのある西沢渓谷入り口を通過すると、道路脇の木々は紅葉真っ盛りだ。撮影しながらなかなか前に進まない。道なりに進み、吊り橋を渡る。このあたりが東沢と西沢の出合で、ここから西沢が始まる。
吊り橋を渡ると、いよいよ上り坂となる。薄暗い樹林の中だが、見上げると色とりどりの葉が透き通って見える。川面よりかなり高いところまで登ると眼下に大久保の滝が見えてくる。遠いが落差30mの大滝である。ここからは進むにつれて次々と滝や奇岩が現れる。魚止滝、三重の滝、人面洞、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝、母体淵、カエル岩と続く。
遊歩道は狭い縁を歩くような所もあり、落下しないようにクサリが張られている。慎重に進まなければならない場面も多い。岩場は滑りやすく、登山靴で来なければならない場所だ。多くの人が歩いているが、場違いなスタイルで来ている人たちも見られる。沢は低い方へと流れていくが、遊歩道は登ったり下ったりである。このコースの累積標高は1000mを超えるので、山頂に行かなくてもそれなりの登山をすることになる。
方杖橋で西沢を渡る。橋を渡るとお約束のように上り坂となる。これを登っていくと、西沢渓谷のクライマックスである七ツ釜五段の滝が右手に現れる。五つの釜に次々と落ちていく滝は自然の作り出した芸術だ。難を言えば、この時間では深い谷にはまだ日が差しておらず、影になっている。滝の上の方には紅葉が見えるので、午後になるともっと綺麗な光の下で見られたかもしれない。
遊歩道は七ツ釜を回り込むように続いているので、歩きながらしばらく滝を見ることができる。滝の奥の方には骨組みだけの旧不動小屋跡が見える。昔の林業での作業小屋だろうか。 坂を登り切ると旧森林軌道の道に出る。今回のコースはここがピークで標高は1,390mほどである。右手に行くとトイレがあり、黒金山の登山道へと続く。前回はその黒金山を登ったが、今回はここから左手の帰り道なので楽である。ここから続く森林軌道は昭和43年まで木材搬出に使われていたときのもので、今は道だけ残り、ところどころに軌道が地面から出ている。
森林軌道は、ところどころ展望が開けるところがあり、木賊山を見ることができるが、大展望台と指定されたところからの眺めが一番綺麗である。正面の山肌に日が当たり、紅葉で染まっている様子が見られる。皆ここで立ち止まり、写真撮影が始まる。 軌道の道はゆっくりと下り、案外と長い。大久保沢を渡るため大きく迂回し山の神の祠の前を通る。道が広くなり、左に急カーブして直線を下るとネトリ大橋が見えてくる。この橋を渡ると周遊の合流地点である。ネトリ大橋を渡る頃にはすっかり日が昇っているので、西沢の両脇にある山肌の紅葉を最後に堪能することができる。
橋を渡って、朝来た道と合流して駐車場へ戻る。広い駐車場は満車にはなってなかったが、平日にしては多いようだ。帰りは花かげの湯に立ち寄り、さらに河口湖の方で紅葉を取ろうと思い新御坂トンネルをくぐったが、富士山はすっかり雲の中。紅葉スポットは人出が多かったので、そのまま帰路についた。
Camera:CANON EOS 6D
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