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竜ヶ岳-山梨百名山 竜ヶ岳-山梨百名山 スズタケかき分け富士を眺める スズタケかき分け富士を眺める 【登山道からの眺望】
コース(タイム)本栖湖キャンプ場(07:39)-(08:24)見晴らし台(08:39)-(09:14)竜ヶ岳(09:52)-(10:48)本栖湖キャンプ場
《山概略》
《竜ヶ岳へ》 駐車場からは竜ヶ岳が見えているが山頂は奥の方にあり見えていないようだ。キャンプ場の方へ歩いて行くと正面に富士山が見えている。周りは多くのテントが張られている。ここには都会の暑さがないので、避暑には最適だろう。日中は暑くなるのだろうが、朝晩が涼しいだけでも快適なキャンプが楽しめるのだろう。 指導標に従って樹林帯の中を歩いて行き、一度車道を横切る。その先に車止めがあるが、その先に竜ヶ岳登山道入口がある。始めは山腹を斜めに進むが、やがて尾根の登りになる。今回同行の二人は、トレランの人なので、歩くスピードがやたら速い。元々自分の歩きは早いほうだが、今日は更にスピードアップして歩くことになる。今回は山頂まで一緒に歩き、その後は別行動となる予定だ。
しばらく樹林帯の中の歩きだが、ときどき本栖湖を見ることができる。空よりも青い湖面が印象的だ。本栖湖の奥には八ヶ岳の姿も見える。昔、富士山が噴火してその溶岩が本栖湖に流れ込み、その湖の主である竜が熱さに耐えられず、岸辺の山に逃げ落ちたことから、この山が竜ヶ岳と名付けられたそうである。 やがて樹林帯から抜けると富士山も見えてくる。今朝、新東名から見る富士は雲の中だったが、富士五湖側からは雲がなく、その裾まではっきりと見える。今見ている富士が雲の中だと言って悲観することはなく、回り込めば案外晴れていることが多いのだろう。 高度を稼ぐと眺望は河口湖も見え、三つ峠など御坂山塊も見えてくる。この辺の山梨百名山はほとんど登っている。この竜ヶ岳も二度目で、前回は冬の雪のある時期に来ている。当たり前だが冬と夏では、見る風景も全く印象が異なっている。
風景を楽しみながら歩いているうちに、地蔵小屋のある見晴台に到着する。前回来たときは広場だったが、笹が生い茂りそれほど広くはなかった。今回はここでドローンを飛ばす目的できたため、なるべく朝早く来ていた。とりあえず、ドローンを飛ばして、しばらく周りの風景を撮った。誰もいない時間帯だと思ったが、親子連れが来ていてドローンは撤収。山頂へ向かった。 つづらの登りが続き、先ほどの見晴台を見下ろすことができる。やはり広場は一面、笹だかスズタケに覆われている。富士は右長く裾野を広げているのが分かる。道は湖畔登山口からの道と合流する。帰りはこちらの道を下る予定である。
分岐から先は苦難の道となる。ここまでの道は眺めも良く歩きやすかったが、次第に背丈ほどもあるスズタケが勢力を増してきて登山道を塞いでいるのである。一応道は残っているので、スズタケをかき分けながら進むことになる。しかも、夜露でスズタケは濡れていて、足下の道もぬかるんでいる。下半身ドロドロになりながら進んでいく。
ようやくスズタケの薮を脱すると、山頂広場である。冬はもっと広大だったが、スズタケのおかげでかなり狭く感じる。それでも以前はもっと狭かったようで、山頂からは富士山くらいしか見られなかったようである。現在の竜ヶ岳山頂は眺望抜群である。360度の眺望を楽しむことができる。誰もいない山頂なので、ここでもドローンを飛ばして風景を撮った。 同行の二人は毛無山の方へ走っていき、再びスズタケの薮に突入し下山した。途中、その薮の中で先ほどの親子連れとすれ違った。小さい女の子は、全身ドロドロになりながら頑張って登ってきていた。たぶんキャンプで来ているのだろう。下で待っているであろうお母さんから怒られるのが想像できる。
先ほどの分岐から、本栖湖の方へ下る。眼下に本栖湖が見えるがすぐに樹林帯に入り眺望がなくなる。道なりに降りていくと道標があり、スポーツセンターと書かれた方へ進む。このあたりは遊歩道になっているようだ。やがて車道に出て、本栖湖の湖岸を歩く。湖ではウインドサーフィンが多数浮かんでいる。海がない県でもマリンスポーツは楽しめるものだ。車道は本栖湖キャンプ場まで続いていて、やがてその駐車場に到着する。 下山後は、キャンプ場の聖地とも言われる麓のふもとっぱらキャンプへ移動し、その日はテント泊である。先ほど別れた二人は、縦走後毛無山から下山し、直接テント場まで降りてくることになる。広大な広場にテントを張り、二人を待った。 Camera:CANON EOS 6D
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